上:花序の基部に雌花、上方に雄花が多数ついていた。
下:低い枝の花序には雄花だけがつき雌花はついていなかった。
シラキ (白木 トウダイグサ科 シラキ属 落葉小高木 花期5月頃 果期11月頃) 和名は材が白いことに由来するとのことである。葉は互生、葉身は広卵形、縁は全縁、葉脈はやや湾曲し縁に至らず。5月頃枝先に上向きの穂状花序をつける。雌花は花序の基部に花柄を伸ばしてつく。柱頭が3裂しカールしている。その上方に雄花が多数つく。果実(さく果)は長い果柄につく。直径1.7cmほどの扁平球で3室からなり、花柱が宿存している。秋に褐色に熟すと3裂する。種子には斑模様がある。紅葉が大変美しく、その紅葉から下垂する果実は涼しげで風情あり。