里山コスモスブログ

マユミ(真弓)



上下:雌株

上下:雄株








下:冬の景色 種子は殆ど散布し終えている






マユミ (真弓 ニシキギ科 ニシキギ属 学名Euonymus sieboldianus 落葉小高木 雌雄異株 花期5,6月果期10月~) 和名は枝が強靭でよくしなるため古くから弓作りの材として利用されたことに由来する。果実が美しく実の生る雌株が公園や庭によく植えられる。若い枝は緑色、葉は対生、葉身は楕円形~倒卵状楕円形で縁に細鋸歯。ニシキギ科に共通し本種も秋に美しく紅黄葉する。花は大型の集散花序に多数つき、花色は黄緑色で地味。萼4裂が反り返り、花弁は4、雌蕊1、雄蕊4。雌雄異株(不完全雌雄異株説もある)で、雌株の花は花柱が雄蕊より長く突き出る。雄株の雄花は花柱が短小で弱々しく、果実をつけない。極く稀に結実したのを目にしたが成熟した果実は見ることがない。果実(さく果)には4つの稜があり角張る。果実の下に萼、果実の先端に花柱が宿存する。果実は秋に紅く熟すと4裂し、赤い仮種皮に包まれた種子4個が現われる。種子を散布した後の果皮が冬期長い間枝に残りドライフラワーのようである。冬芽は楕円形で芽麟は枝と同色を帯びる。葉痕は半円形。冬芽が綻びると新梢・葉・花芽が現れる。
属名Euonymus  eu+onoma(良い+名前) ギリシャ語のeuはgood。
   euのついた言葉 Eu-angelos 良き使徒―福音書 (angelosは天使エンジェルの語源)
種小名sieboldianus シーボルトを表す


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「8 樹木 花と葉と果実」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
2024年
2021年
人気記事