里山コスモスブログ

コリヤナギとイヌコリヤナギ






コリヤナギ (行李柳 ヤナギ科 ヤナギ属 学名Salix koriyanagi  雌雄異株 花期3,4月 樹高3mほど) 和名は枝がしなやかで昔行李(こうり)などの生活用品(柳行李)を編むために植栽された。写真は荒畑の縁に生えていたもので、かって植えられたのであろう。写真は雌株の雌花穂で、長さ2cmほどの花穂が対生につく。花穂は開花当初は直立しているが、間もなく強く湾曲する。子房に紅色の柱頭がつき、子房には白毛が密生し、基部に黒い苞が見える。葉は対生し、葉身は線状披針形で先端が尖り、縁に浅鋸歯又は全縁、葉柄は短い。冬芽(花芽)は楕円形で橙褐色の芽麟を被り、黄褐色~赤褐色の枝に対生してつく。
属名Salix ラテン古語で水辺に生育するヤナギからくる(1説)。




イヌコリヤナギ (犬行李柳ヤナギ科 ヤナギ属 学名Salix integra 落葉低木 雌雄異株 花期3,4月) 和名は柳行季に材となるコリヤナギに似るが役に立たないことからイヌを冠する。葉は対生(または互生)。葉身は狭い長楕円形、葉先は鈍頭。葉柄は殆どなく茎を抱く。縁は全縁~低鋸歯。花はヤナギ特有の尾状花序につく。写真は雌株の雌花穂で毛の密生した子房に黄色い柱頭が見える。黒く見えるのは苞。果実はさく果で尾状に多数つく。冬芽は小豆色で対生(又は互生)につく。芽麟は1枚で合わせ目が見えない。
種小名integra 完全なという意味だから全縁を意味するのだろうか(殆ど全縁なら分かるが) 


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