里山コスモスブログ

カマツカ 赤い果実

















上、下: セイヨウカマツカ(葉裏に白い毛が密生し、花柱5、果実はやや扁平な球形

カマツカ (鎌柄 バラ科 カマツカ属  学名Pourthiaea villosa  var.laevis 落葉小高木 雌雄同株 花期5月 果期10月頃 別名ウシコロシ) 日本、朝鮮、中国に自生。和名は材に弾力性があって折れ難く、鎌などの柄に用いられたことに由来。又、牛の鼻輪に用いられたのでウシコロシとも呼ばれた。葉は長枝に互生し、短枝では4枚ほどが輪生する。葉身は卵形で縁に鋭い細鋸歯。秋に美しく紅黄葉する。新梢に複散房花序を形成し小さな白花をつける。子房下位で、萼5、丸い花弁5、雄蕊20個。花柱は3で基部が合着(柱頭が4個ほど識別できるものがある)。果実は偽果で球形~楕円形のナシ状果、先端に萼痕・蕊が残る。果柄は長く沢山のいぼ状の皮目がつく。果実は晩秋に赤く熟す。
属名Pourthiaea  フランス人Pourthieプリティエ : パリ外国宣教会の宣教師。1855年に朝鮮のベロンに聖ヨゼフ神学校が創設され、彼は1862年にその責任者となったが、1866年李大院君による丙寅迫害により殉教した。
種小名villosa  var.laevis  絨毛があるー変種-無毛 var.laevis の付かない Pourthiaea villosa についての詳情報がなく意味不詳。
カマツカに葉、花、果実がよく似るものにセイヨウカマツカ(学名Aronia arbutifolia) がある。こちらの葉裏には白っぽい毛が密生している。


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