加賀屋に乾杯

石川県の能登半島に位置する七尾市を舞台にした「朝の歓び」という小説を書いた作家は、宮本輝さんだ。

そんな七尾市にある有名な旅館は加賀屋だという。“和倉温泉を一躍有名にしたのは「加賀屋」であると言っても過言ではない”というNetを観て宿泊してみたいと思ってしまった。

僕は加賀屋というと千葉県は船橋市にある加賀屋を思い出す。

昨日、友人にTELをして、和倉温泉の「加賀屋」には行けそうにないので船橋市にある「加賀屋」に行くことにした。

１９時に友人と加賀屋に入ると人で一杯だった。久しぶりだったので懐かしかった。カウンターが一杯だったため、一つしか空きがなかったテーブルに案内された。相変わらず、人気のある店だと思った。

まずは生ビールの中ジョッキを注文し、僕達は久しぶりの再会と加賀屋に乾杯した。
さて、つまみはどうしよう？と考え、友人ともつ煮込みを始めに注文した。ここのもつ煮には豆腐が入っている。
２杯目の生中で僕はまぐろ納豆を注文し、友人はトマトスライスと、山芋の千切りを注文した。友人は酒を飲むときはさっぱりしたつまみが好きだという。
僕はもつ煮の豆腐とまぐろ納豆の納豆を見たときに上司の言葉を思い出した。
「“豆腐”は豆を腐らすと書く、“納豆”は納める豆と書く。豆腐と納豆という漢字は逆じゃないのか？豆を腐らしたのが納豆で豆を納めて四角くしたのが豆腐だろ？」
僕もこの言葉には納得してしまった。漢字とは面白いものだ。

その後、１杯２５０円～２７０円と、とてもリーズナブルなレモンハイ２杯とグレープフルーツハイを２杯飲むと、気持ちがよくなってしまった。

ラストオーダーとなったので、お愛想をして街へ出た。
僕達は、石川県七尾市にある「加賀屋」に行ってみたいとも思ったが、また千葉県船橋市にある「加賀屋」に来ることを誓った。