A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

昼食は参鶏湯

2009-10-05 | 旅・ソウル
“参鶏湯”と書いてハングルで“サムゲタン”と読むそうです。

若鶏の胴体に高麗人参、ナツメ、ニンニク、餅米などを入れ煮込んだこの料理はソウルに来るまで食したことがありませんでした。

店に入ると席に案内されました。
韓国の伝統家屋を生かした造りになっているこの店はどことなく落ち着きます。
以前この店を探し切れずに諦めたことがあり、別の店で参鶏湯を食して思ったような味ではなかったことにがっかりした思いがあります。
しかし、ここの店はさすがにお客も多いこともあり美味しい。

日本語が分からないアジュンマに「サムゲタンチュセヨ、メッチュ・ハンビョンチュセヨ」と注文すると「サムゲタン・メッチュ・ハンビョン!」と係に話していました。

しばらくすると参鶏湯とCassのビンビールが僕の目の前に・・・。

食し方は前回、韓国の人が食しているのを観察していたので分かっていました。
小さな土鍋に入った参鶏湯と中皿が2枚、小皿が1枚。
中皿には白菜と大根のキムチをそれぞれに取り、小皿には鶏肉を付けて食するための塩に胡椒を混ぜた調味料を作りました。
今日のスープは味がしっかりしていたので何も入れなくて良かったのかも知れなかったのですが、少しの塩と胡椒を入れて味を自分好みに。
そして付いて来た猪口に入った高麗人参酒を一杯。


となりの席で僕と同年代の日本人女性の2人組が食し方をアジュンマに聞いていたのですが、日本語が理解出来ず困っていたので「こういう風に食べるようですよ」と僕が知っていた食し方を話したんです。
「日本人で助かりました。一人でソウルに旅行ですか?」
「そうです」
「私達は福岡から来たんですよ。以前釜山にも旅行に行ったんですけど・・・」
「フェリーでですか?」
「そう、でも旅行するとソウルの方が面白いですね」
「僕はまだ釜山には行ったことがないんですよ」
彼女たちは姉妹で旅行代金が格安だったので2泊3日でソウルに来て参鶏湯を食したあと夕方の便で福岡に戻ると話していました。

僕の前の席ではハングルが、後ろの席からは中国語の会話が聴こえてきました。
こういうときに僕は旅に来たと感じます。

昼間からCassを飲み、美味しい参鶏湯を口に出来ただけでもソウルに来た甲斐があると思いませんか?




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