鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

自慢

2017年03月28日 | 日記
とうとう、娘も小学校6カ年を経て無事卒業しました。

感慨ひとしお…。

何がって、まぁよく育ったもんだなぁ~って。

娘は卒業式に歌う「旅立ちの日に」って曲の伴奏を
引き受けていて。

卒業式のその曲が終わった瞬間、安堵の息をついちゃった。

朝、練習したときは緊張のせいか、ものすごく音が固くて。

指が固い?心が固い?つまり緊張のせい???

緊張が伝わることがほとんどない娘なものだから、こっちも
更に緊張感が増し増しで。

だって、ピアノの発表会でも音楽の大会でも、全校児童の
前で話すのも全然緊張したとこみたことなくて。

だから、頑張れ~~って祈るような思いで、終わった瞬間

「よかった~~~。」って。

たくさんの先生方やたくさんのお母様方から褒めていただきました。

去年の卒業式、同じ曲を弾く卒業生を見て、自分も弾きたいって
思って、秋ごろからネットで譜面を取って練習を始め、冬に
オーデションを受けて、伴走者に決まり、そしてずーっと
練習をして。

ほんと、偉いなって。

自分で目標を決めて、それに対してきちんと努力できるとこ。

ほんと、誰に似たんだろ?

通知表も主要5科目全部全項目で、3段階評価で一番いいのとか。

クラスメイト全員で交換した、いいところ・感謝するところの
メッセージでは

・ピアノが上手い

・勉強ができる

・運営委員(児童会)を頑張っている

・おしゃれ

とか、この上なく褒めてもらって。

担任の先生のアルバムに書いてもらったメッセージには

「なんでもできるスーパーウーマン!」

とか書いてもらって。

卒業式の後に在った離任式でも、全校児童の代表で挨拶を
任せられ、それもたいした緊張感もなくこなしたうえで
たくさんの先生方にまたもやお褒めいただいたよう。

卒業式の夜にも話したんだけど、

「ほんと、パパとママの血を引いてると思えないくらい上出来だわ。」

って昨日、ベットの中でも話していると、

「ママには似たいよ。ママは大丈夫。」

って言い出して。

「だって、ママは怒るけど、やさしいし。

 ママで、じゃなくて、ママがいい。」って。

「だから、二人でいい、じゃなくて、二人がいい。」って。

うれしかったんだけど、この上なくうれしかったんだけどね…。


二人を意識するってことは、それ以外を意識してるってことだよね。

卒業式にはたくさんの普段は学校にいらっしゃらないお父さんの
姿があって。

入学式には3人で手をつないで、行ったわけで。

あのころは、人前に出ることさえ難しいくらいの病状で。

それでも娘のために頑張れたって彼の顔はちょっと誇らしげで。

普段は見れない、両親のきちんとした格好と自分の特別な格好と
を娘もものすごく喜んでいたのに…。

彼と元・義両親からは現金書留でお祝いが送られてきた。

悩んだけど、娘の写真は送っていない。

それぞれに御礼状を娘から出してもらっただけ。

私には、あの苦しんだ10年が嘘のように、今娘と二人幸せだ。

もう二度と、あんな思いはしたくない。

でも、娘はどうなんだろう?って思ってた。

「二人がいい。」

特別な意味合いはないのかもしれないけれど、それでもそう言って
くれる娘は、私にはこの上なく、上出来で自慢の娘です。







正夢

2017年02月15日 | 日記
昨日の今日で、まったくベクトルの違う記事で、
なんだか恐縮なくらいなんだけど、あまりに
リアルな夢を見たんで、書いておこうと思って。

私はとある住宅街を歩いていて。

ふと気が付くと、彼が1軒の家の庭いじりをしていて。

一緒にいた時よりも、ずいぶんすっきりした顔つきで。

やべっ、気付かれないように…って迂回するんだけど
やっぱりそこは気付かれて。

彼は私に向かって、色々話しかけてくるんだけど
私は、

「絶対にあんたも、あんたの親も許さないから!」

とか叫びつつ、大泣きしていて。

そのあともめちゃめちゃ叫んでて。

でも、彼が庭の花を手折って

「これを○○(娘)に。」って言うと

私は、文句を言いながらもそれを受け取るっていうの。

なんか、あまりに私らしくって…。

一緒にいる期間は、私は自分の感情の一部に蓋をしていた
んだろうと思われ。

不安とか不満とか、マイナスな感情は蓋をして見ないふりを
しないと、自分が壊れ終いそうだから。

もちろん、たまりすぎて多々爆発してしまうわけだけど
それでもまた自分の中にあるその手の感情が夢に湧き出るっていうか。

あまりに叫び過ぎて、泣きすぎて、目が覚めて自分の顔確認
しちゃったわ。

よだれや涙がついてないかって。

あと、娘に渡す花。

今、学校でキャリア教育の一環で社外講師を招き、いろんな
タイプの職業の方に話を聞いているらしいんだけど。

自分の将来の夢にかかわる部分も書かなければいけないらしく。

娘は、2年前くらい?彼がいなくなった頃から、将来の夢として
彼がやっていた職業を考えていて。

そのために入る大学の学部まで考えていて。

きっと目標を決め、コツコツ努力できる人だからたぶん本当に
かなえてしまいそうな気がしてて。

娘が物心つくころには彼はもう仕事ができてなくて。

家にある資料なんかしか、伺い知ることがなかったはずなのに。

彼も娘の希望を聞いて、ものすごくよろこんでいたんだけど。

正直、その職業はすばらしいとは思うけど、私としては
ちょっと複雑な感情もあったりして。

なんともね…。

娘が選ぶことだから、とやかくはいいたくないんだけど。

だから、彼から託された花はそういう思いも、繋いでいく気が
したのか、娘には娘の彼との関係性があるんだと思ったのか
手にした花を見つめて呆然としているところで目が覚めた。


で、そのあと続きみたいなもう一つの夢もひどかった。

今度は3人で喫茶店みたいなところでお茶を飲んでて。

私と彼と彼の奥さん。

で、その奥さんが私に向かって言うの。

「どうして病気なのに、彼を責めるんですか?」って。

私は席を立ちながら、

「なんでも病気のせいにはしてらんないでしょ。

 そうじゃなきゃ、一緒に生活なんてできない。」

って答えて。

で、そのまま私だけ歩いてキャッシャーの前に立ち

「会計はどうしたら?」

って聞いたら、奥さんが

「こちらで…」って言うのを制して

「自分の分は払いますよ。

 でも、二人の分は誰が払うんですか?」

って聞くの。

そうすると奥さんは何を言っているのか?って顔をする
んだけど、私が

「うちの娘は父親が払ったところを見たことがありません。

 この会計もあなたが払うんですね。

 生活ってそういうのの積み重ねですよね。」

って答えるの。


意味伝わるかしら?

本当に一緒にいたころ、彼はどんなときも財布を出すことが
無かった。

もちろん支払能力が低いのはわかっているけれど。

私からのお小遣いも、隠れてもらっていた親からのお小遣いも
私たちに使うことはまったくなかった。

最後に行ったディズニーだって、出発間際に

「俺、財布いらないよね?」

って聞いたくらいだ。

障害者枠で収入を得られるようになっても、家にはまったく
お金を入れることもなかった。

全部車と、お酒とたばこ代に消えた。

あ~誕生日に鞄を買ってもらったことがあったか。

でも、私はそんなブランド物の鞄よりも、微々たるお金でも
彼が稼いだそれをひとまず渡してもらっていたら、きっと結果は
違っていたのかもしれないと思う。

仕事を辞める前は、全部渡してくれていて、そこからお小遣いを
渡していたから、尚のこと。

私は長らく、彼は仕事ができるようになればきっと少しは違って
くるだろうって思っていた。

男の人が仕事ができないという状況は、きっとそれだけで存在価値が
ないくらいの否定要素となんだろうと思っていた。

だから、何の仕事でもその存在を認められ、対価としての稼ぎが
あれば、彼の自尊意識も変わるのだろうと思っていた。

しかし、何も変わらなかった。

確かに自尊意識は上がったかもだけど、躁の影響か高くなりすぎ
周囲の人を見下したり、俺にはもっとできる感が増大しただけだった。

自分が稼げないせいで、私や娘に苦労を掛けたという意識も
なかったのだろう。

そうでなければ、自分の趣味だけにお金をつぎ込むこともなかった
だろう。


つまり、お金って大事よね…ってところもあるんだけど
なんていうのかなぁ~、払ってもらって当たり前って感じが
嫌なんだろうな。

自分は病気なんだから、やってもらって当たり前って感じが。

一緒に生活するんなら、病気だろうが子供だろうがなんだろうが
自分のできることはできる範囲で協力すべきなんじゃね?って。

家族っていわゆるチームでしょ?

持ちつ持たれつっていうか、できない部分をフォローしあう
もんなんじゃないの?って。

なんであんたは、一方通行なこのバランスを当たり前だと
思ってんの?って。

私はあんたの保護者でもなければ、介護士でもないし、ましては
母親じゃないんですけどぉ!って思ってたんだろうね、きっと。


夢ってきっと、その人の潜在意識が作用するんだろね。

きっと当時消化できなかった感情がなんかのきっかけで湧き出る
みたいな。

で、夢を見ることで頭の中で整理できていくものなのかな。


きっかけはわかっているの。

今でも続く、イタ電。

番号を確認すると、出ることもなく受話器を上げてすぐ切る
んだけど、それでもまだ続いている。

週に何回かくらいなんだけど。

相手も思い当たる節がないんだよね、彼以外。

もう、着信拒否にしたから手間はかかんないんだけど。


本当に、頭がグルグルするくらい、リアルな夢だったわ。

あ~やだ、やだ。




幸福

2017年02月14日 | 日記
最近、ふと思った。

「今まで生きてきた中で一番幸福です。」って。

14歳のお嬢ちゃんが言うより、アラフィフが言うと
説得力あるよなぁ…。

だって、娘が一緒にいてくれるものあと数年だろうし。

家にいても友だちやら彼氏やらが大事になってくお年頃だろうし。

でも、例え家を出ても、独りでいたころに比べればぼっち感は
薄いんじゃないかな。

誰かと付き合ってても、結婚しても埋められないそれを埋めて
くれるのは私の場合は娘だったんだろうと思う。

もちろん、それは誰にでもってわけじゃないだろうけど。

あと、両親揃っていてくれるものも今のうちだけだろうって。

親父は既に認知入ってるけど、まだ自分でできないことが
あるわけじゃないし。

段々とこの先、要介護状態になっていくのはしょうがないし。

もし、親父先に逝ってしまったら、母親引き取るってものあり
だなって最近は思ったりもする。

本人は、なるたけ実家にいたがるだろうけど。

あと、仕事だって。

いつつぶれるかわからない零細だけど、嫌な奴もいないし。

やりがいや達成感はないけど、毎月きちんと給料いただけて
都合があれば、お休みも楽楽OKなんて、恵まれているよね。

あとは、ぜいたくはできないけど、自分で稼いだお金で自分の
欲しいものを買える生活ってやっぱりありがたい。

悪魔のような数年は、どんだけ欲しくてもほとんど買えなかったしね。

年に千円のTシャツ2枚だけとか…。

今は単価は千円でも、もうちょっと枚数買えるよ。

お蔭で娘のおねだりが急増したけど…。


でも、それもこれも娘や両親のお蔭でもあるけど、自分自身が
頑張ったお蔭だって自画自賛してるの。

だって、何一つもっとこうすればよかった、ああすればよかったって
後悔がまったくないし。

その時々で私のできる精一杯をしたんだって思ってるから。

それに想定していた最悪のケースだけは避けることができたから。

死別でなくて、離別でよかったって。

もし、彼をそうさせてしまったら、自分の後悔と娘の大きな傷と
義両親を抱え、一生切なかっただろうな~って。

諦めないでよかったぁ~って。


他から見たら、貧困手前の母子家庭で不幸そうに見えるかもだけど
今私は結構幸福です。

幸か、不幸かはその人の心持で決まるもの。

決してあの10何年が、不幸だけだったわけじゃないけど、
あのころの分、取り返すくらい今も、これからも幸福でいないとね。

人生、いいことも悪いこともどっこいどっこい。

だから、これから先はきっといいことの方が多いって思ってるんだ。

お気楽だろうけど、本気でそう思ってる。



電話

2017年01月12日 | 日記
また、イタ電がくるようになった。

たぶん3度目の波。

出て、「もしもし」と言うと切れる。

以前は1週間内で終わった。

ちょうど今、ネットの割引の関係でオプション契約を
したばかりなので、番号が表示される。

050から始まる番号。

アドレスにはその連絡先はない。

娘一人の時はかかってこないらしい。

昨日は3度目だったので、番号を確認し、受話器を上げて
すぐ下す。


誰だ?

固定からくるその番号は?

IPだから、局番なしでわからない。

思い当たるのは、彼くらい。

でも彼だったら、固定でかけるか?

しらないうちに、他で恨みでもかってる?


対処法がわからないが、しばらく様子見…。

成長

2017年01月11日 | 日記
なんか、久しぶりに書いたら結構自分自身
いいかんじだったので、もう一つ更新。

きっと、忘れてしまいそうなエピソードかもなんだけど
大事なことのような気がするから。

昨日、娘が冬休み明け初めての登校で。

2学期制なので始業式とかないんだけど。

久しぶりなんで、忘れ物がないようにと色々声を
かけたんだけど、案の定名札がないと言い出して。

すったもんだの末、あるにはあったんだけど
その時私が

「あるに決まってるじゃん。」って言って。

私的にはあったものだから、あるに決まってるって
感じだったんだけど、

娘が、

「そういうとこ、ママの悪いところだよ。」って。

やけにきっぱりと言われちゃって。

で、なぜか私も妙に納得しちゃって。

探していたものが出てきた。

そこはあるに決まってるじゃなくて、あんたの管理が
悪いんじゃんとかでもなくて、

「あって、良かったね。」

って言えばいいんだって。


ほんと、小学校6年生あなどれないわ~。

っていうより、我が娘あなどれない。

本当に、きっぱりと威厳さえ漂わせ、言いきられちゃった。


クリスマス前私が転倒して、歯痛であわあわしていたら
私が寝た後に、こっそりプリンを作ってくれてて。

翌朝起きたら、

「○○からママにクリスマスプレゼント!」

って渡してくれた。

プリンの入っていた瓶を再利用し、蓋代わりにチェックの端切れを
かぶせ麻ひもで結んであった。

しかも、甘いものがあまり得意でない私のために砂糖少な目
且つ、カラメルも苦め。

なんか、プリン作れるっていうものそこそこ偉いけど
(もちろん、クックパッド先生にたよったわけだが)
私に気付かれないように夜中に一人で作るとか、
歯痛だからやわらかいものをと思いつくとか、
お金がかけられないから、それをクリスマスプレゼントに
しようとか…そういう発想が偉いなって。


ほんと、成長しましたよ。

ほとんど、勝手に育ちましたけど。


先日、中学の制服の採寸に行って。

試着した制服姿を見たら、やけにしっくりはまっちゃってて。

背も157cmくらいあるし、髪長めで大人っぽい雰囲気なのも
あるけど。

でも、あ~ここまで来たな~ってちょっと親として感慨に浸った
りして。

そうそう、卒業式の歌のピアノ伴奏もすることになって。

希望者多数だったため、オーデションがあったらしく、それを
通って晴れて、演奏者に。

夏くらいから、演奏したいって言ってたから、初志貫徹っていうか。

そういう、目標を決めてきちんと努力して、さらに結果を出せるって
偉いな~って。

まったく両親共に負けてんな~って。


あと、この冬休み入って、チック症が消えてて。

無意識にパチパチと目を閉じる症状が、パタッと消えて
学校行きだしたら、また復活するかもと思ったけど、昨日もなかった。


なんだかんだで、単なる娘自慢だな。

でも、苦労かけた分、幸せなこともたくさんあるといいなって。


入学式の制服姿、彼に写真を送ろうかどうか…。

そんなちっちゃいことを考えている、器の小さい私より
大人な娘の幸せがたくさん、たくさんあるといいな…。