歌猫Blog跡地

漫画「鋼の錬金術師」と荒川弘について語るブログ。更新終了しました。

FA51見た!

2010年04月11日 | ◆アニメのこと
1週間遅れの感想です。

面白かったー!!
動いてました動いてました。人形の気色悪さ、メイのバトルの軽快さ!
そしてアルとハインケルの場面が、すごく良かった・・・!!!


でも、最初にひとつだけ、ええーっ?!って思ったこと。
なんでキンブリーの錬成光が青?
キンブリはずっと賢者の石の力を使ってると思ったのにー。
看守にイタズラするときとかはどっちでもいいけど、ああいう大錬成は賢者の石の力じゃないの??
むむー、私の解釈とズレがあるなあ。まあ私の解釈なんぞどーでもよいが。


まずしょっぱなの不死の軍団が、ものごっつきもちわるい!
噛み付いて血がどばーっと出るとこ、うおボンズだ!とか思った!口の周りに血がついてんのとか、イヤーな感じです~。

研究員のメガネ演出、いいっすね。

エドのキメ顔を長めに映してくれてありがとうー!
今回ちょっと崩れ絵が多かったので、ここを長く映してくれたのは編集さんの力でしょうか?総合力だぜアニメ!(笑)

で、エドはやっぱりギャグ要員、っと(笑)

人形の血が緑は意外。
わらわら出てくるエドたちを囲むの怖くてイイ
キメラーズの変身!ぜったいこれってザコキャラの絵づらなんですよね。だけど格好いい。ザコが活躍するのが終盤鋼の魅力だ。こいつらもザコなんだけど、もう愛着持ちまくりだよ!カッコイイぜ!

バッカニア登場シーンがまた、ものごっつカッコイイ!!
モヒカン刈りの熊、って誰が名づけたんですか水上さんですか(笑)

ロイの場面は前回に引き続き、ヒバリが鳴いて色も明るくのんびりモード。
原作未読さんはロイもいるな、と通り過ぎる場面。
原作既読の私はこの先は・・・と振り返る場面。

メイのアクションがすごいイイ!
軽快な動き、何をしてるか見てとれる早すぎないスピード、定点横カメラ。
カメラも自在な凝りまくりのアクション(プライドVSグリード第二戦とか)も大好きだけど、こういう分かりやすいアクションも好き!もっとこうゆうのやってボンズ~v

続くエンヴィー復活シーンもすごいいい。
まず瓶をボリボリ食べちゃうとこ。人形兵の、キモいけど可笑しい顔。
だらんと腕を落とす後姿、飛び上がってほかの人形に噛み付くまで空中で無駄にうごいてるとこ!
次々に人形共食いで吸収してくとこ。本性の巨大な姿、その額から現れたエンヴィーがごぼごぼとした人の頭だか体だかをまとわせながら地に立ち降り、ずるずるずるーっと加速つけて吸収してエンヴィー本体になるとこ!!
ぐわー!この気色悪さ、この自在感、これが、これがアニメだよっ!!

ホムンクルスは異常な動きで、エドやキメラらは理屈どおりの動きで、シン組は常人離れした動き。方針が通ってて、いいなあ!!

今回、顔に対して手が小さい素人臭い絵がまざってたり、メイのデコが広すぎたりマルコーさんのしわがカット毎に違ったり(笑)とか、よく見ると絵がおもしろおかしい(何 んだけども、それらがぜんぜん気にならないくらい、動きがすごい良かった!

そして忘れちゃならない、アームストロング姉弟!
強い重い硬いでかい!!
特にアレックス登場シーン!よっしゃー!内海さーん!大好きーっ!

そして!!!
バトルはあんだけすごい動きをえがいてるっつーに、ものすごーく平凡なお子様アニメの土煙なんですけれども(最近は火とか煙とか水しぶきとか、そうゆうのまで目が行くようになっちゃったよう)、アルとハインケルの、あの場面が。
プライドの触手がアルの足を絡めとったところからが、もう、すごい、いい。

アルのちくしょ、とか、こっの、う!とかの力の入った声が。これが、あの華奢な釘宮さんが出す声かと。いや、これはアルの声だ、完全に全て、アルの声だ!

アルの鎧に、細かい傷が黒と、白とで入っているの。その白い傷が汗に見える効果。

「誓ったんだ、兄さんと誓ったんだ、もう誰も」
「どんな見てくれになったって、大事なものを守るために戦いたいんだよ」

じん、と来た。この台詞、ありがとう!って思った。文字よりもっと声は強い、もっと声はたくさんのものを伝えられる、って思った。
台詞のひとつひとつ、どこで切るか、その間、乗せる感情、石を落とすスピードはあえて落とさず、アルの握る拳に躊躇は無く。
全て、計算しつくされていると思った。

もうほんっと蛇足なんだけど、説明すると、原作だと22巻でまず反撃のアル(もっと詳しく言うと、雑誌連載では長いアバンで反撃のアル、その左に扉絵。読んでて「今回ここで終わり?減ページ?!」と思うくらい息を呑むアバンだった)、次いで23巻でハインケルが賢者の石を渡す場面、でした。
それを、アニメは時間順どおりに描いている。
これは、わかりやすくするために時間軸を直した、ではない。
もうずっと前から原作の切れ目と別の位置で切る自在さを見せてるアニメ脚本だけど、今回もまた、まず何を描くかがあって、それから場面を配している。

目まぐるしく各登場人物を描きつつ(この場面転換のうまさも!初期FAの詰め込み感いっぱいのぎこちなさ、2~3クール頃のつなぎがんばってます感も全部超えて今があると思うと感慨深い)、すごい動画のバトルも入れつつ、でも、今回の話はこれこそがキモだと。
未読さんの感想を読んで嬉しかった!誰もがこの場面に触れている。アルとハインケル、鎧とキメラというキャラクターだからこそ、この台詞があるのだと、なんとなくあるいは明確に感じてくれている!!
アニメは動画だ。目を見張る動画、ひきつけられる動作、まばゆい光、手の一振り。絵の動きが私たちの目をひきつけ、喜びを与えてくれる。
でも物語の根幹は、心に染みるのは、そうして描かれたキャラクターの生き様なんだ。


強い強い原作と、ずっと戦ってるアニメ。
ぜんぜん足元にも及ばないところからじりじりと差を詰めてきて、今はもう、対等だ。
原作大っっっ好きな私は対等だって言うのにちょっと悔しい気持ちもあるんだけども、トータルで見たら絶対原作のが上なんだけれども、4クール以降は、もう対等にあるって言えるよ!
今回の、この場面。すごく、うれしかった。ありがとうFA!!



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2 コメント

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一挙配信 (アメショー)
2010-04-11 23:09:56
よかった。公式にでた~
でもまだニュースにリンクしてない。っていうかTOPICSには上がってるけど、ニュースページはまだ出来てないみたい(笑)・・4/11.23:00現在。

コメントありがとうございます (歌猫)
2010-04-12 08:47:37
アメショー様こんにちは!
12日午前1時頃もまだでしたよ(笑)
今日ウィークデーが始まってからハンドでアップなのかしら??
アニメも原作もすごい盛り上がってる!うれしい!