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都議会本会議へ行く

2010-12-16 09:41:43 | マンガ
昨日は、都青少年健全育成条例改正案の採決の日。

たまたま短大の方が休講だったので出かけていった。
12時過ぎに着いた時には既に整理券は終了していた。

なかには入れなかったので7Fからガラス越しに
本会議を見ることになった。
まあ中はカメラとか禁止なのでここでも問題はない。

討論というものではなく、5.6人の議員が
数分ずつ意見を述べる形で一時間くらいで終了し、
その後は採決、そして可決。

しかし「有識者や漫画家と意見交換した上で
今回の改正案をまとめた」という議員がいたが、
そりゃあ大嘘だよね。

反対の意見は2名。
星ひろ子議員の意見はよかった。
ガラス越しに観てる人たちからも拍手が起きていた。

「開会のわずか8日前に都は出版業界との協議もせず、
青少年の意見を聞くこともしないまま、議会へ再提案した」
ことを問題とし、
「性暴力、児童ポルノなど児童への人権侵害は
絶対に許されるものではないがルール作りと運用を
行政に委ねすぎることは問題」
とし、
「この情報社会において、いかがわしいものを完全に
児童から遠ざけることは不可能なのだから、
悪質な映像や出版物を隠蔽することではなく、
目にしても正しく批判できるように、
保護者、地域、学校などが力を合わせて子供の成長を
後押していくこと」
が大事だと。

あわせて「女性を蔑視する発言を繰り返したり、
セクシャルマイノリティを否定するような政治家たちが
つくりあげている社会こそが問題」
と、締めくくった。もちろん石原都知事のことだよね。


しかし、大手十社のアニメフェアへの不参加表明などが
うまく作用すればと思ったけど、あまりにも時間がなかった。
マスコミは報道しないし(海老蔵だらけだったね)
たまに取り上げても
「行き過ぎたポルノ漫画の規制はやむなし」
という見解でしか取り上げていないので、
誰がみても反対しないと良識のない人になってしまう。

コメンテーターもこの案件をまったく勉強してないので
「規制はやむをえないですねー」
街頭インタビューも
「こんなもの見せられちゃ困ります」
当然の結果だ。


健全育成、健全な社会、健全という言葉がもつ不健全に
みんな目を向けないよね。

みんなきれいごとが好きだからね。

いじめをなくそう、
差別をなくそう、
いかがわしいものを排除しよう、

そうやって醜いものをいっぱい育てることになるよ。
泥の中から素敵なモノがいっぱい生まれることを
みんな知らないのか、見てみないふりなのか知らないけど、

みんなきれいごとが、好きだね。

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