家庭連合平和奉仕ボランティア隊キャプテン日記 in 復興支援

家庭連合平和奉仕ボランティア隊(UPeace)のキャプテンが、復興支援の様子や現地の声、感じた思いなどを発信します。

ボランティアが被災地にかけている負担

2012年04月06日 | 統一教会ボランティアキャプテンの日記

以下は、ボランティアさんの“受け入れ側”のかたがたから聞いた話です。

 

最近のボランティアさんは、こんなことを聞いてくる人が多いです。

 

「石巻駅まで来たので、そこまで迎えに来ていただけますか?」

「宿泊施設は、どこかありますか?」

「ご飯はどこで食べることができますか?」

「作業道具をお借りしますね」などなど

 

これらの発言をする人に共通しているのは、ボランティアの“基本”である“自己完結”ができていないということです。

 

これが実は、“受け入れ側”からすると負担になっているのです。

 

どのくらい負担になっているかというと、受け入れ側のリーダー中には、自己完結できないボランティアさんの対応に追われ過ぎて体調を崩し、寝込んでしまったかたもいるくらいです。

ですが、“受け入れ側”のかたがたはボランティアさんに対して感謝の気持ちを持っているので、「負担になっているんだ」という話はしません。

 

では一方で、ボランティアに“行く側”の立場はどうか?と考えると、“自己完結”の精神が曖昧になってしまうような環境ばかりです。

 

「テレビを見ると、最近の被災地の状況が報道されないから、現地が今どういう状況かイメージできない。」

「ネットで調べても、被災地ボランティアに行くために必要な情報が入手できない。何を準備して持って行けばいいのか、よく分からない。」

「現地に行っても、街中では3.11当時の悲惨な光景が無くなってきている...」などなど

 

こういう環境なので、ボランティアに行こうとしている人は、行く前に意欲を持って色々と調べるけど、結局どんな準備をしたらいいのかよく分からないから、「まあ、何とかなるだろう!」と軽く捉えてしまい、現地に着いた時には準備不足だった...となるわけです。

 

このように、ボランティアに“行く側”と“受け入れ側”で、お互いの抱える事情を“相互理解”するのではなく、“衝突”してしまうわけです。

 

これから被災地ボランティアに行こうと考えているかたは、“受け入れ側”に迷惑をかけないためにも、“自己完結に取り組むことが最初のボランティアなんだ!”と捉えて取り組むことが必要だと思います。

 

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