ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

2016年 ウェネト的ツボな展覧会ベスト10

2016年12月31日 08時42分47秒 | ツボな展覧会ベスト10

年末のオヤクソク、ツボな展覧会ベスト10でございます。
昨年末は、わたくしが生まれてまだ半年だったのでお供のEが選びましたが、今年はわたくしの独断で選びますぞ。

今年行った展覧会は、昨年より大幅アップの326でありました。
(展示替えなどでの再訪や、ちょこっと覗いただけの展覧会は含まず)

順位付けは至難の業ゆえ今年も順位は付けず、[美術館・博物館編]と[ギャラリー・その他編]に分け、行った順にそれぞれ10ずつ並べまする。

[美術館・博物館編] (白い星印☆はベスト3)

★ボッティチェリ展(東京都美術館)1月
★宮川香山(サントリー美術館)4月
☆若冲展(東京都美術館)4月
☆広重ビビッド(サントリー美術館)5月
★エミール・ガレ(サントリー美術館)7月
★サロンクバヤ(渋谷区立松濤美術館)9月
☆鈴木其一(サントリー美術館)9月
★木々との対話(東京都美術館)9月
★ダリ展(国立新美術館)10月
★小田野直武と秋田蘭画(サントリー美術館)12月

ベスト10に入れるか最後まで悩んだ5本も行った順に。

★カラヴァッジョ展(国立西洋美術館)3月
★黄金のアフガニスタン(東京国立博物館)5月
★古代ギリシャ(東京国立博物館)
★アール・ヌーヴォーの装飾磁器(三井記念美術館)8月
★クラーナハ展(国立西洋美術館)11月

ダントツ1位は若冲展。
作品以外に関しては物申したいこと山ほどあれど(作品と会場デザイン以外はダントツワースト1じゃった)、やはり若冲作品の圧倒的素晴らしさでぶっちぎり1位でございます。

ラファエル前派展(Bunkamura ザ・ミュージアム)は、昨年12月と今年1月にも観てたいそうツボでございましたが、昨年のベスト3に入れたので今年は外しましたのじゃ。

ベスト10のうち何と5つをサントリー美術館が占めましたが、今年のサントリーは凄かった。
メンバーズクラブにも再入会していたので、展示替えも全て堪能したのでございます。

[ギャラリー・その他編]

★池田重子コレクション 日本のおしゃれ展(松屋銀座8階)1月
★シャルル・フレジェ展「YOKAINOSHIMA」(銀座メゾンエルメス)2月
★山本裕子 ヴィクトリアンのお針子展(文化学園ファッションリソースセンター)4月
★旅するルイ・ヴィトン(旅するルイ・ヴィトン特設会場)5月
★玉川堂200年展(ポーラ ミュージアム アネックス)6月
★和のあかり×百段階段(目黒雅叙園・百段階段)7月
★神宮字光 作品集『うさ』出版記念展(パラボリカ・ビス)7月
★リビングルームⅡ ミシェル・ブラジー展(銀座メゾンエルメス)10月
★切り絵作家 アグネータ・フロックの世界展(玉川高島屋アレーナホール)10月
★Les Parfums Japonais 香りの意匠、100年の歩み(資生堂ギャラリー)11月

ギャラリーの展覧会は、ベスト10に入れたいものが絞りに絞っても20以上あって苦労いたしました。
選び終えた今でもまだ悩んでおりまする。

昨年も見落しがあったので、今年も「あれを入れ忘れてしもうた~!」てな事があるやもしれませぬ。

そして今年も、日記に書きそびれた展覧会がけっこうありますのぅ。
特に美術館は、後回しにした挙句書きそびれる事多々。
このブログは自分のお出かけ記録ゆえ、行ったものはなるべく書いておこうと思うものの、なかなか難しいですのぅ。

来年も今まで通り、ゆる~く浅い内容のお出かけ日記となりますが、よろしければまたご訪問下さいまし。

来年はトリ年。
我が家の22歳のご長寿オカメインコ先輩と共に、2017年が皆様にとって素敵な年となりますよう、心からお祈りいたしまする。


(カメラが大嫌いなオカメ、なかなか写真を撮らせてくれず、爪を切るべく手ぬぐいで簀巻きにした所を激写w)


「粟津則雄コレクション展」(練馬区立美術館)&「写真展 岩合光昭の世界ネコ歩き」(西武池袋店)

2016年12月29日 05時52分04秒 | 展覧会・美術関連

2つの展覧会話でございます。

練馬区立美術館「粟津則雄コレクション展 “思考する眼”の向こうに」
http://www.neribun.or.jp/web/01_event/d_museum.cgi?id=10328


練馬区美術館所蔵の粟津コレクションから63点が、2階常設展示室1室のみにひっそり展示。
版画が多うございます。

フライヤーにもなっているルドンや、ムンク、ルオー、シャガールなどの他、先月Bunkamuraで観たアレシンスキーも1点。

知ってる日本人作家では、井上長三郎の油彩《牛》、野見山暁治の油彩《遊びにこない》、駒井哲郎のエッチング《仏国風景》が印象的。
池田満寿夫は、ブロンズと金の小さめオブジェも2点ございます。

しかしツボだったのが、今まで知らなかった日本人作家。

加藤清美のエッチング、特に《向こう側から No.3(鳥)》と《初見の人》が好みじゃ。
1985年から2002年の年賀状もあり、こんな年賀状が届いたら嬉しいのぅ。

麻田浩のリトグラフ《Fenetre》、久保卓治のエングレーヴィング、畑中優の油彩《意志》も好みでありました。

会期は2月12日まで。

そして、西武池袋本店7階催事場「写真展 岩合光昭の世界ネコ歩き」
https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/kakutensublist/?article_seq=214153


岩合光昭の猫写真、好きなのでございます。
よくこんな一瞬が撮れるものよのぅ~と、毎回驚愕しますのじゃ。

今回は、NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」の写真展。
パリ、プロバンス、ベルギー、ノルウェー、シチリア、クロアチア、エーゲ海の島々、ブルガリア、イスタンブール、マラケシュ、キーウエスト、ウルグアイ、ハワイ、台湾、沖縄という15地域に暮らす猫たちの生き生きとした姿が、街角や大自然などその土地の風景と共に楽しめます。
犬や牛や豚など、猫と他の動物の遭遇写真があったりするのも楽しいのぅ。

「世界ネコ歩き」の8つの地域のメイキングスライドショーもございました。

お写真撮影コーナー。


会期は1月4日まで。
特設ショップでは、様々な猫グッズが誘惑してまいりますぞ。

観終わって、書籍館を覗いたらば豆本コーナーが出現しており、先日リトルハイで観た赤井都の豆本もございました。
豆本ワークショップも興味あるも、お供のEは不器用大王ゆえ無理でありましょう。

★おまけ画像

池袋でランチ


池袋でおやつ


★おまけ話

今年も残すところあと3日。
そろそろ今年のツボな展覧会ベスト10も選ばにゃならぬのに、なにやら多忙で全く考えておらぬ。
まだ数えてすらおりませぬが、今年行った展覧会はたぶん300を超えるかと。
ベスト10を選ぶのは至難の業じゃ。
大晦日には発表できますように~!
(もはや神頼み。いえ、わたくしもウサギ神ですがw)


「酉とりどり展」(伊藤忠青山アートスクエア)

2016年12月24日 09時07分52秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、伊藤忠青山アートスクエア「酉 とりどり展」を観たのでございます。
http://www.itochu-artsquare.jp/exhibition/2016/toridori.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)


2017年の干支「酉」をテーマに、100名以上の若手アーティストが参加。
わたくし大の鳥好きゆえ、かような鳥まみれ展覧会は嬉しゅうござります。

会場の一部。ひょろ長いのじゃ。


額のガラスが光って撮れなかった作品が多うござりますが、撮れた中から作家50音順で。

飯沼由貴《おさまる》は、輪切りの木に油彩。リアルなフクロウ可愛いのぅ。


浦由利恵の鍛金の《カツオドリ》も可愛い~。


沖綾乃の日本画《午後》


柴田真実の日本画は、今年9月に「見参-KENZAN」展で初めて観て好きになったのじゃ。
今回は《錬金術(卵)》1点のみですが、ツボでございます。


指名まちゃの羊毛フェルト《はみんぐ》とツーショしとうござりましたが、人が多くて断念。


しょうじこずえの2点は、コラージュと刺繍とペンを駆使。


瀬戸優のテラコッタの《月を知る-アフリカオオコノハズク》は、ギラリと光る玉眼が追視して、生きておるよう。


中嶋弘樹の《揺れ》は、杉板の日本画。


ペラの切り絵《fragile/song》


山田勇魚の、エポキシ樹脂の《孵化》


山本水葱の油彩《帰郷》


2016見参-KENZAN- 伊藤忠青山アートスクエア賞受賞の魚谷彩の特集コーナーもございます。
繊細緻密な切り絵が多数展示されておりました。


そして、初日に駆け込んだ一番のお目当ては、期間限定ギフトセットなのじゃ。
参加アーティストがボランティアで描いた作品(印刷ではないですぞ)が、「HOROHORO」なるお菓子とセットで2000円とは、申し訳なさすぎる~。

こんな感じで壁の両側にずら~り吊るされた箱を、早い者勝ちで取りますのじゃ。
作品の写真も一緒に展示で、売れた後もどんな作品があったか分かります。


個数制限もないのでたくさん購入なさる方が多く、わたくしは初めてで要領が分からずにのたのたしてしまい、何とか3点購入。
自分への素敵クリスマスプレゼントでございます。


魚谷彩は、切り絵も台紙も白なので写真だと分かりづらいですが、物凄く繊細で美しい切り絵の羽根なのじゃ。


しょうじこずえは、描くだけでなく細かく切った布もみっしりコラージュして、もりもり盛り上がっております。


中島綾美は、《白鳥の湖》と題された綺麗な日本画。


いずれも裏にサイン入り。合う額も探さねば。

既に売れていて写真のみだった飯沼由貴のフクロウも欲しかったのぅ。


箱の中身は何ぞや?ホロホロしたお菓子が6種類入っておるぞよ。
あっという間に平らげましたが、美味しゅうござりました。


会期は「前半 行く年」は12月28日まで、「後半 来る年」は1月4日から15日まで。

この後、近くのスパイラルガーデンの展覧会も観とうござりましたが、お供のEのお仕事時間が迫り、断念したのでございます。

さて、今夜は全日本フィギュア男子FSと女子SPがありますのぅ。
本日もEの仕事に付き合って帰宅遅うなりますゆえ、また深夜に動画巡りじゃ。
みなさまも良いクリスマスイブを~!


「榮 真菜個展」(銀座スルガ台画廊)

2016年12月22日 05時56分50秒 | 展覧会・美術関連

昨日の日記の続きでございます。

ヨロコビtoの後、銀座スルガ台画廊「榮 真菜個展」を観たのでございます。
(写真撮影は許可を得ておりまする)


榮真菜の作品は、今年9月に古書ドリスの展示で初めて観て心惹かれましたのじゃ。
今回は「生きる選択」がテーマで、新・旧作合わせて約20点の展示。

『狂気の巡礼』の表紙に使われた《捧ぐ様に紡ぐ》は、9月に観てツボだった作品で、ペンと水彩で描かれております。


《自己観察》も好きだったペン画。


テンペラや銀箔を使った作品も様々。


かなり大きな作品もあるのよ。


テンペラに銀箔の《続く者へ》も好み。


横の小部屋には、コラージュと小さい作品がございます。

《何度でも》は、本物の台湾の蝶を使ったコラージュ作品。


小さい作品2点のうち左側の、人物が描かれた《一年草》は、


在廊なさっていたご本人が額から取り出して裏返すと、何と9月に観た《薔薇》が現れましたのじゃ。
両面描かれていたとは、遊び心ですのぅ。
こちらが裏側(9月に撮った《薔薇》)で、再会を祝して連れ帰る事にしたのでございます。


お話もお伺いでき、素敵なひと時でありました。
会期は12月24日まで。

この後、GALLERY-SAGAで初日の「ハト棚の小さなクリスマス」も行きとうござりましたが、午後4時開廊ゆえお供のEの仕事時間と重なり、泣く泣く諦めたのでございます。

しかしスイーツは食べるのじゃ。
以前から交通会館で気になっていた、昭和なかほり漂う純喫茶ローヤル。


レトロな面構えのサンプルが気になるも、タバコの煙が怖くて入った事なかったのじゃ。


タバコを吸ってる人が少ない気配に、意を決して初潜入。
イチゴパフェを持ってまいれ~!


サンプルとはちと器が違いまするが、こちらのほうがより昭和な雰囲気じゃ。
今度行ったら、アプリコットパフェも食べてみねば。


「アートの贈り物 7days展」(ヨロコビto)

2016年12月21日 06時06分05秒 | 展覧会・美術関連

昨日は、ヨロコビto Gallery「アートの贈り物 7days展」を観たのでございます。
http://yorocobito-g.com/art7days/
(写真撮影は許可を得ておりまする)

10名の作家が描いた、季節の贈り物にぴったりな作品。
購入した作品はその場でお持ち帰り可ゆえ、全作品観たくて初日の開廊直後にまいりましたのじゃ。
会場はこんな感じ。


わたくし特に、若林哲博と西谷直子の作品がお気に入り。

若林哲博の作品は、10月の個展で初めて観てツボだったのじゃ。
今回は12点、不思議な質感の紙に描かれた作品多く、どれも素敵でございます。


西谷直子の作品は、独特なヨーロッパ的な雰囲気と、フクロウや羽根のモチーフも好きなのじゃ。


他の8名の作品もそれぞれ楽しゅうござります。
作家名50音順で。

Aokid


越後しの


蝦名龍郎


菅原毅己


永井雄二


藤川孝之


ミヤギユカリ


ミヤハラヨウコ


会期は12月26日まで。ご覧になりたい方は、作品がなくならぬうちお早目に。

昨日は銀座のギャラリーも1つ観たのですが、長くなりましたゆえまた明日。

★お迎え画像

先日、ヨロコビtoではなく別の場所から飛んできた、若林哲博の《Light in my heart》
素敵なのじゃ。