昨日は、渋谷の展覧会をハシゴしたのでございます。
まずは、Bunkamura ザ・ミュージアム「ピエール・アレシンスキー展」
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/16_alechinsky/
前回の「ピーターラビット展」に置かれていたフライヤー見て、『アレシンスキーとな?全く存じ上げませぬが、あまり好みでないやも知れぬ。今回は観なくてよいかのぅ。』と思ったりしたものの(失礼)、ピーターラビット展で書いたアンケートで入場券が当たったので行ってみたらば・・・
これが面白かったのでございます。
日本・ベルギー友好150周年を記念した日本初の回顧展で、約80点が展示。
最初にお出迎えのエッチング《職業》シリーズがいきなりツボで、おおっ!と観てゆきますと、日本の書道に深く影響を受けて墨で描いたり、アメリカンコミックのような四角いコマにアクリル絵具も用いて描いたり、反古紙に描いたりマンホールの蓋を拓本にしたり、円環に向かったりと、変遷も興味深いのでございます。
そしてアレシンスキーは、90歳の現在も制作を続けております。
会場では、書道に惹かれたアレシンスキーが1955年に来日して撮影した「日本の書」なる15分程のドキュメンタリー映画と、アトリエで制作している様子やインタビューなど撮った映像も流されており、理解が深まったのでした。
ショップで、アレシンスキーが今回の為に制作したオリジナル版画《盾蟹》付きの限定100部の図録(既に売り切れ)が1万円だった事を知り、初日に来ればよかった~!と悶絶。
普通の図録はたくさんございます。
お写真撮影コーナー。《デルフトとその郊外》の実物大レプリカなのよ。
会期は12月8日まで。
昨日はほぼ貸切状態で、ゆったり観る事ができましたぞ。
1階のBunkamura ボックスギャラリー「日本の前衛美術」にも、アレシンスキーのリトグラフが1点展示販売されておりまする。
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/box_161108zenei.html
こちらの会期は11月12日まで。
そして、渋谷区立松濤美術館「月ー夜を彩る清けき光」
http://www.shoto-museum.jp/exhibitions/170tsuki/
月に関わる絵画、蒔絵調度、陶磁器、刀装具や甲冑など、ウサギ女神のわたくしにとって興味深うございます。
前・後期で展示替えがあったとは知らなんだ。現在後期。
お気に入りをささっとな。
《武蔵野図屏風》は、秋草の上に金色の雲たなびき、左隻に雲上の富士、右隻に銀色の月が沈む六曲一双の美しい屏風。
工芸品はやはりツボで、美しい蒔絵の硯箱や、細密な細工の三所物や、わたくしにぴったりサイズの小柄など。
わたくしのお仲間が描かれた作品もあり、掌の上の月の中にウサギの《月天》(十二天像の内)や、三日月の舟を漕ぐ一寸法師チックなウサギの《月兎漕舟図》(源長常)や、三日月とウサギの《染付吹墨月兎文皿》など。
月岡芳年の「月百姿」があるのも嬉しゅうござりますが、大好きな《玉兎 孫悟空》がパネル展示のみだったのは残念でありました。
前期に展示されたのかのぅ。
会期は11月20日まで。
★おまけ画像 其の壱
寒かろうがパフェ。渋谷でこのフルーツパフェがワンコイン、ありがたや~。
フルーツは、マスクメロンと苺とバナナはいつも入っておりますが、それ以外は色々変わります。
昨日の柿と梨、甘うござりました。
そしてミニストップで安納芋ソフト。まんま焼き芋味でございます。
わたくし、焼き芋には必ずバターをたっぷり塗りますのじゃ。
安納芋ソフトにも溶かしバターをたっぷりかけてみたい・・・(ばきっ)
★おまけ画像 其の弐
本当は、前回の銀座ギャラリー巡り日記の続きを書くつもりだったのじゃ。
とりあえずギャラリーが沢山入っている昭和レトロな奥野ビルのお写真をば。
1932年に建てられた奥野ビル、エレベーターの2重の扉は手動でございます。
階段萌え。異世界に繋がっていそうじゃ。