ウェネトさまの館

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ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「塩谷亮 展」(Bunkamuraギャラリー)

2017年06月10日 05時44分56秒 | 展覧会・美術関連

Bunkamura Gallery「塩谷亮 展 瞬く間にひそむ叙情を求めて」を観たのでございます。
http://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/170602shiotani.html
(写真撮影は許可を得ておりまする。1点のみのアップでなければOKとの事)


昨年12月にNHK Eテレで放送された日曜美術館「謎のヌード  クラーナハの誘惑」で、この画家がクラーナハの技法で再現しているのを見て、仰天しましたのじゃ。

本展は初の新刊画集の刊行記念の個展で、旧作から新作まで約25点の展示。
ホキ美術館所蔵作品も数点ございます。


人物や植物や風景を描いた油彩画、どれも「凄い!」という言葉しか出てまいりませぬ。

人物画は、表情も、血が通っておるとしか思えぬ肌も、息を止めて描くという髪の毛1本1本も、服の質感も、じっと観ておるうちこれが油彩画だという事を忘れるのでございます。

最初にお出迎えしてくれる《白い扉》がたいそうな美少年で、目を皿のようにして観ておりますと、親切な女性スタッフの方が色々説明して下さりました。
モデルは、作者がフィレンツェに滞在していた時に出会った13歳の少年だそうな。
スポーツ少年風と思ったらば、水球をやっておるのですと。


そしてこの少年が成長した姿が《17歳のシモーネ》 美しいのぅ。


更に20歳になった《草音》 隣の女性も植物も本当に美しゅうござります。


このお方の描く植物画も大好きじゃ。


こちらは日本の風景。


そして冒頭にも書いた、日曜美術館で《クラーナハの誘惑》を再現した習作を観る事が出来たのも嬉しゅうござります。

デッサンと、


手の習作。
左は、クラーナハの技法で、テンペラと油彩で再現された手。
右は、1500年イタリアの技法で、油彩で再現された手。


会期は6月13日まで。お勧めでござります。

昨日のランチは、お友達のまちかんさんと元祖くじら屋へ。
お供のEは、幼稚園くらいの小さな頃からここの店構えが気になっておるも、一度も入った事なかったのじゃ。

わたくし達が座った窓際の席は道路より少し低く、道行く人の足元が見えてちとビックリ。


鯨の唐揚げと、鯨のステーキを持ってまいれ~!


唐揚げは、予想していたのと違ってちと青魚めいたお味。
ステーキは、柔らかいお肉っぽくて美味しゅうござります。
ステーキ10人前追加じゃ~!(ばきっ)

デザートは、くじら屋のすぐ近くのお店(いつも店名忘れる)でワンコインフルーツパフェ。


帰宅して夜にはストロベリームーンも拝め、楽しい一日でござりました。