C12形 C126号 (小樽市総合博物館)
主要幹線の整備が一段落した昭和初期に支線建設が始った。昭和経済恐慌(1930)の影響もあって建設費を抑えた簡易路線が数多く造られた。このような路線には軸重が軽く運転コストが安い機関車が求められてC12形が開発され282両製造された。このC126号は汽車製造会社で昭和8年(1933)製造された。C12形の諸元は全長11.35m、全高3.9m、軸配置1C1(2-6-2)、動輪直径1400mm、運転整備重量50t、水タンク容量5.5t、燃料積載量1.5t。
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C12形 C122号機 (三笠鉄道記念館)
C12形は一度の積み込み燃料での走行距離が短かったが、バック運転がしやすいのでローカル線や入換用機関車として全国で使われた。C122号機は1932年(昭和7年)汽車製造で製造され、1969年(昭和44年)に廃車。晩年JR北海道苗穂工場で入換用に使用されていた。
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