Let it be -ケンブリッジMBA日記-

英語苦手、海外在住経験ゼロの私の初の2005-2006海外生活&MBAライフの記録。
現在は、ヨーク大学で勉強中。

豊かな国

2005-12-28 05:08:50 | 世界から見た日本
日本の外に生活してみて、しみじみと日本って、豊かだなぁとよく思います。

1.四季が豊かな日本

日本の四季は本当に春、夏、秋、冬とそれぞれ異なった楽しみと美しさがあります。

イギリスは、夏の後に秋が来なくていきなり冬が来ます。
特に9月末にサマータイムが終わった後は、日暮れも早く、寒くて天気も悪くて本当に何も楽しみがありません。クリスマスが終わった後は春を待ち望むのみです。

2.経済的に豊かな日本

金持ちの生まれでも貴族の生まれでもない僕が留学できているのは、日本が豊かになったおかげです。
こちらにもインドや東南アジア、中国からの留学生が来ていますが、彼らは自国に帰れば「一握りのお金持ち」という方々が多いです。

そしてトヨタやソニーなど、世界中の誰でも知っている日本発の多国籍企業の存在は、誇らしいものがあります。バブル崩壊以降停滞している日本経済ですが、まだまだその地力たるや超強力で、他国が簡単に追いつけるようなものではありません。

3.歴史が豊かな日本

いろんな国の歴史を見ても、
①古くて、
②他国からの侵略を受け入れたことがない

というのは貴重だと思います。

ケンブリッジも800年の歴史を誇っていますが、京都だって1200年以上の歴史を持つなど、日本の歴史は相当古く、立派です。
また、ヨーロッパ諸国は侵略もしてますが過去を見ると逆に侵略されていることも多いです。(イギリスも大英帝国の前、フランスに侵略、支配されたことがある)
日本のように侵略を無事撃退できたり(元寇+明治以降)、戦争に負けはしたが他国の領土支配を許していない国というのは極めて珍しく、誇れる歴史だと思います。

別の観点として、クラスメイトにインド、シンガポール、香港、南アフリカ等イギリスのかつてのコモンウェルス、つまりは植民地からの方々が多いです。彼らは英語はネイティブ(香港は違うこともある)なので僕のように英語の習得に苦労する必要はありませんが、旧植民地という歴史を考えると単純に喜べる問題では無さそうです。(ま、彼らも今さら気にしているわけでもないでしょうが。)

そういう意味では、日本だって歴史に if があれば期せずして英語やロシア語に堪能になっていた可能性もあったわけで、(明治以降第二次大戦までの歴史)英語に苦手だというのも誇れることなのかもしれません。

今日のケンブリッジは雪でした。人気blogランキングにクリックお願いします

James Blunt

2005-12-28 04:36:21 | 英国的生活・文化・歴史
2005年のUKの音楽1位は James Blunt の You're Beautiful でした。



確かにいい曲で、10月くらいにCDを買いました。
(買った場所はTescoというスーパーマーケットですが・・・)
日本で流行っているのかよくわかりませんが、このCDの1曲目に入っているHighという曲もgoodです。

その他、ランキングの第三位にマドンナの Hang up が入っていました。(ABBAのカバー曲)

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クリスマス・イブ実況中継①

2005-12-25 20:19:45 | Cambridge
12月24日朝9時、ケンブリッジ大学キングス・カレッジ内。
朝日がチャペルに差し込んで金色に輝いています。

前回の予告どおり、今日はクリスマス・イブの一大イベント、チャペルサービスに参加しました。

 8:30 行列に並びはじめる。この時点で既に200人ほどが並んでいます。
11:00 係員のおじさんが行列人数をカウント開始。制限人数以降の行列はカットされたみたいです。

僕らのグループは顔なじみのアジア人10人ほど。
サマースクールで出会ってから半年ほど経ってますが、事ある毎に一緒にワイワイやっています。

おかげで、おしゃべりしているだけで、長いはずの待機時間が短く感じられました。
ちなみに使用言語はメインで英語、時に日本語、中国語、韓国語が入り混じります。
中国語は本土や台湾人はマンダリン、香港人は広東語を話すみたいですが、僕には判別できません。

14:00 チャペル内へ入室(チャペルは写真の左手の建物。)が許される。
15:00 サービス開始。

今日のサービスは、A Festival of Nine Lessons and Carolsと名づけられています。
聖書から9つの場面をピックアップして学ぼう、という趣旨。

1つめのレッスン。
Chorister(聖歌隊指揮者)と呼ばれるお偉い方が聖書からの場面を読み上げます。
アダムとイブが食べてはいけない果実を食べたという有名な場面。

続いて、聖歌隊がCarol(クリスマス・ソング)を美しいハーモニーで歌い上げます。

という感じで、レッスンとCarolを交互に9つ行っていきます。

後の方のレッスンでは受胎告知からキリスト生誕の話が登場。
その間、僕たちは基本的に着席して静粛に聞き入っていますが、hymn(聖歌)と呼ばれる節目節目の場面では立ち上がって聖歌隊と一緒に歌を歌ったり、セリフを読み上げたりします。

ま、台本が一人一人に配布されているので、クリスチャンでない僕のような参列者でも大丈夫です。

厳かな雰囲気の中で歌を歌ったり聖書を読んだりするくらいで、だからなんだと言われるとそれまでなのですが、純で素朴な気持ち・感覚を思い出します。
参列者は日頃のもろもろから離れ、この感覚が欲しくて、朝から行列してまで参列するんでしょうか。

16:30 サービス終了。外はもう真っ暗。
17:00 友人宅へ移動してパーティ開始。

こちらでは居酒屋などというものがなく、パブに行くとお酒しか飲めないので、誰かの家に集まって酒飲んで食事もしてワイワイ、というスタイルが多いです。
今日もそういうわけでいつものように料理を持ち寄ったりしてパーティ。
今日はAさんのお宅にお邪魔しました。

23:00 パーティ終了。帰宅に就く。外には濃い霧が。

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クリスマス・イブ実況中継②

2005-12-25 01:21:08 | Cambridge
行列に並んで待っている間、聖歌隊の皆さんがまわってきて歌声を披露してくれました。
サービス精神旺盛です。

11:00以降(人数カウント後)は全員入れることが確定しているのだから、整理券でも配って後で再入場したらいいんじゃないかと思います。

が、ここは伝統の国。
このサービスは1918年からの開始で、87年の伝統を気軽に変更できないみたいです。
これでも800年の歴史を持つケンブリッジ大学そのものよりは随分新しい伝統ですが。

というわけでみんな文句も言わずに粛々と待っています。

天候に恵まれ、また比較的寒くない日だったのでマシでしたが、これで雪でも降っていたらひどいことになっていたと思います。

聖歌隊に参加したいなとちょっと思いました。人気blogランキングにクリックお願いします

ケンブリッジのクリスマス

2005-12-23 07:38:40 | Cambridge
ケンブリッジの街中に買い物に出かけた途中でパチリ。
かわいいイルミネーションが見えますね。

クリスマスはケンブリッジで過ごす予定ですが、イブにキングス・カレッジで行われるチャペル・サービスに参加しようと思っています。
3時にサービスの開始予定ですが、例年長蛇の列ができるそうなので、友達と朝8時半から外で行列に加わります。
寒そう!でも楽しそう!毎年BBCで世界中に放映されるほど人気の一大イベントだそうです。

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ザ・英語

2005-12-21 08:13:00 | 英語学習法
さて、旅行から戻って残りの冬休みは、英語の上達に費やそうと思います。
英語に苦労した3ヶ月でもいろいろ書きましたが、結局のところ、一番苦労したこと&今でも不安要因は英語で、英語ができればできるほどMBAライフを楽しめることがわかったからです。

いつの日か、「英語耳が突然開いて」聞き取れるようになることを長らく待ち望んでいましたが、今のところそのようなことは起こっていません。
一部の天才にはそのようなことが起こるのかもしれませんが、僕のような凡人は努力するしかないようです。

というわけで、この休みにやろうと思っているのはコレ。



この本は、ちょうど一年前の今頃、TOEFLリスニング用にと聞いていた教材ですが、今回はスピーキング用にもう一度聞き込んでみます。

英語ってやってもやっても永遠に続くらせん階段のように思えてきます。
一回りしても同じようなことやってる。
二回りめは、若干進歩してると思いたい。

英語が満足に聞けない・話せない原因をいろいろと検討してみたのですが、簡単なことが簡単な表現でうまく言えてないからじゃないかと思うんです。
日常的な会話に登場する言い回しや話題が、考えなくても一瞬で出てくるようにならなくては。
生の会話では考えている間に他の人が何かしゃべってしまう(これが彼らの文化)ので発言のチャンスを逃してしまいます。
ちなみにこの教材、初心者から中級以上までオススメですよ。

もう一冊、補助用に。



どちらの本もイギリスに来る前に売ってしまって手元に無く、録音した音だけが頼りですが。

その他、映画(DVD)を沢山見て、movie Englishが聞き取れるように頑張ります。
これは趣味も兼ねた一石二鳥です。

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Back to Cambridge

2005-12-21 07:59:55 | Cambridge
ケンブリッジに先ほど戻りました。

いやぁ、やっぱり自宅は落ち着きますなぁ(仮の住まいだけどさ)
いやぁ、やっぱり英語はいいですなぁ(フランス語と比較してだけどさ)

ケンブリッジ駅に着いてタクシーの運ちゃんに英語が通じるのが妙に嬉しかったです。

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英語の勉強法(初心者向け)

2005-12-18 17:33:56 | 英語学習法
ときどき、どうやって英語を勉強したらよいのですか? という質問を受けることがあります。
僕自身、まだまだ修行中のため、教えられるような身分ではありませんが、初心者の方向けであれば、以下のようになろうかと思います。

まずは、「何のために」英語を勉強するのかを明確にすることです。
なぜこれが大切かと言えば、英語の勉強というのはどうしても最低でも数ヶ月はやらないと効果が出ないし、単調な作業に飽きたり面倒になったりするので、目的がはっきりしていないと容易に三日坊主になりがちだからです。

たとえば、

①留学する
②TOEICで750点取る(何のためにTOEICやるというのは別として)
③外国人の友達を作る

などというのは立派な目的で、はっきりしていていいと思います。
英語が話せればカッコいいし~ というのもいいとは思いますが、もう少し具体化できないと厳しいと思います。

さて、上記の目的によって「どう勉強するか」は違ってきます。
①であれば、たとえばTOEFL250を目指すとかいうことになるでしょう。
②であればTOEIC750を目指す。
③であれば英会話教室に通ったり、外国人友達探しに国際交流協会に顔を出したりするのもよいのかもしれません。

ただ、一般的には、何をやるにもリスニングがキーとなってきます。
これは、一つには日本人の場合は比較的文法などの基本がわかっている場合が多く、相対的にリスニングが不得意だということと、リーディングやスピーキングの基礎がリスニングだからです。

リスニングを伸ばすにはいろんな方法があろうかと思いますが、僕のおすすめは、すかぱーでBBCニュース(又はCNNニュース)を聞くことです。
ニュース英語に触れるというのは極めて有効な方法です。
時間を決めて毎日30分見るでもよし、暇なときに流しっぱなしにするのもよしです。

第一に、飽きが来ません。
CDのリスニング教材などは、何度も聞いているうちに内容を覚えてしまい、どうしても飽きてきて眠ったり集中力が途切れたりしがちです。
ニュース英語は生の素材を使っていますので、毎日新しい内容です。
そして、画像もあるので、全く聞き取れなくても、全く内容がわからない、ということは無いはずです。
大きな世界のニュースは日本にいても知っているはずなので、そのことを言っているんだな、とピンと来るはずです。

第二に、自分のリスニング力の確認ができます。
まだこの程度しか聞き取れないのか、または逆にこの程度は聞き取れるようになったな、ということがよくわかります。
同じ教材を使っていると、聞き取る前に覚えてしまうので、こういうことができません。

既にすかぱーに入っておられる方は「英語セットマスター4」というセットを月1,000円ほどで選択できます。
これにはBBCもCNNも入っています。
すかぱーに入っていない場合は、BBCのHPのニュースビデオを視聴するという手もあります。

留学など目指される方は、まずはBBCなどで英語に触れる機会を増やすとともに、並行してTOEFLリスニング教材などをやると更に効果が高いと思います。
詳しくは、英国大学院留学きほんのきのTOEFL/IELTSのページも参考にしてみてください。

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パリ旅行5日目①

2005-12-18 08:18:12 | パリ旅行(2005年12月)
今日のハイライトはノートルダム寺院。

1163年から170年かけて完成された初期ゴシック建築の最高傑作。

ということを知らなくても、十分に楽しめます。
シテ島という、セーヌ川の中洲に立つ荘厳な建物で、中のステンドグラスがまた美しい。

今日はいい天気でした。
実はパリに来て以来初めての晴れ。

特別僕が雨男というわけではなく、冬のフランスはどんよりと曇ってはっきりしない天気が多いのです。
日暮れが4時半ごろと早く、寒いのを加えると、冬のパリ観光はあまりおすすめできません。
その代わりどこに行っても空いているという利点はありますが。

冬のイギリスも似たようなもので、寒くて暗く、天気が悪いので、僕にとってはどっちにいたって同じようなものなんですけど。

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パリ旅行5日目④

2005-12-18 07:30:50 | パリ旅行(2005年12月)
フランスの典型的な朝食、クロワッサンとコーヒー。
簡素ですね。
イングランド朝食のようにソーセージだのチーズが出てきたりということはありません。

こちらのコーヒーは、エスプレッソが出てきます。
両者の区別が無いので、メニューにはエスプレッソもありません。
普通のコーヒーはエスプレッソと同じでサイズが小さいので、cafe double(カフェドゥーブル)を注文しました。
これだとサイズが2倍で、普段のコーヒーと同じくらいの大きさです。

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