登山を楽しむ方が増えました。その分事故も確実に増えています。安易な装備と安易な気持ちで登山をすると事故につながるのは当たり前です。自分の装備と気持ちと体力を把握してどれくらいのどんな山に登れるのか、常に予測想定することが大事です。重大事故につながる可能性のある事柄を説明します。
1.転倒滑落
山岳地帯では最も危険です。舗装された道路と違い山道は起伏が激しく一歩間違えればあの世往きというこも十分ありえます。滑落転倒を予防するには、まず慎重に歩くことです。簡単なことなんですが疲れていたり考え事をしているとおろそかになります。
両手を自由に使える装備で歩く。ザックに荷物をいれて背中に背負う。これまた簡単なことなんですが、気軽に荷物を手に持ち歩かれる方が多いと多いこと。
適切な足回りで歩く。履物に注意。サンダルは絶対に危険です。鼻緒が切れるとまったく使い物にならなくなります。
以上、ですが全て山登りでは常識の範囲です。ガイドを雇って山歩きするにしても最後に身を守るのはガイドさんではなくあなた自身であるということを肝に銘じてください。
2.危険な生き物
沖縄を代表する危険生物といえばハブですが、もっと危険な生物は蜂です。
巣を刺激すると多数の蜂に攻撃されます。刺された箇所、個人差によっては死に至ることもあります。巣の近くには蜂の斥候が警戒していますから良く確認しましょう。また黒っぽいものに集中攻撃してきます。
3.道に迷う
ガイドを頼む場合はまず大丈夫ですが、個人で行動する場合は気をつけましょう。
地図、コンパス、ハンディーGPS(完全に操作できることが前提)は必携です。
私も何度か山の中で迷いましたが、かなりの恐怖です。あせって行動するとさらに事態が悪化して遭難ということもあり得ます。亜熱帯のジャングルの中は見通しが悪く視覚にたよるナビゲーションでは迷ってしまう可能性大です。ほとんどは同じ範囲をぐるぐる回ってしまい体力を使い果たしてしまいます。
4.気象条件の危険
大雨、台風が来ると道が大水で寸断され前にも後ろにも行けません。天気にはくれぐれも注意しましょう。
おおまかには以上の危険が想定されますが、すべて簡単な心得と事前の装備で回避できます。遊びであるからと軽くかんがえずに充分な計画、準備を強くお勧めします。
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