Iriomote自然美術館

西表の生き物、風景の写真

初めて釣りをされるかたに

2007-07-26 | フィッシング

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釣りという遊びは人間の思い通りには、とてもとても参りません。人のほうが自然に寄り添って考え行動する遊びです。それをわきまえなければちっとも面白くない遊びです。

海や川で竿を出せばすぐに釣れると考えるのは間違いです。テレビなどで次々と魚が釣れるのは編集によって見る人を飽きさせないように構成されているからです。放映されていない部分のほうが遥かに多いのですよ。

釣り人としての資質は釣れるときは釣れるなりに釣れない時は釣れないなりにその自然の移ろいを楽しめるということです。

都会では、概ねお金などで思い通りに色々できてもフィールドでは通用しません。

そのかわり釣りをするすべての人に平等にチャンスはあります。


魚の釣れる時間帯

2007-07-26 | フィッシング

Tuki海 釣りを御存知の方ならなるほどと肯いていただけるとおもうのですが、釣りは潮をしっかりと見定めねば釣れません。

マングローブフィッシングも実は海釣りに限りなく近い釣りなのです。

最も釣れるのは潮が動いているときです。上げ三分から七分、下げ三分から七分あたりがベストタイムです。

もう一つ大事なのは、早朝と夕方に魚は活発に捕食活動をしています。経験から申しますと早朝が一番よいとおもいます。

つまり早朝の潮が動いている時間帯に魚は釣れ易いということです。特にルアーフィッシングではこの傾向を無視するとぜんぜん釣れません。

宿の朝ごはんをキャンセルして朝駆けすることをお勧めします。真昼間は、魚もじっとしていて釣れにくいことは間違いなしです。


あれば便利

2007-07-19 | フィッシング

西表は沖縄の離島です。都会のようにたくさんのお店はありません。釣具用品も種類は、あまりありません。ですから出かける前に用意しておくと楽しく釣りができるでしょう。

1.ルアー

ガイドサービスでのマングローブカヌーフィッシングhttp://www.geocities.jp/irumoteap/ではルアーのロストは極めて少ないです。5メートル以上のヒルギの木に引っかかるか、大物に持っていかれるかくらいでほとんどが回収可能です。一日の平均ロストルアー数は0個~3個(ワーム本体を含まない)くらいです。お気に入りのルアーで是非魚を釣ってみてください。

以下最低限の数量です。

ポッパー×3個 ペンシル×3個 ミノー×4個 スピナーベイト×2個 ワーム×一袋   以上、ガイド付きで遊ぶのであれば十分です。

2.できれば愛用のロッド、リール

釣りだけが目的でない方にとっては大変な荷物になるかもしれませんしロビンソン小屋ではレンタルロッドもありますが、やはり使い慣れたロッド&リールがあれば効率よく釣りができます。

3.膨張式ライフジャケット

通常タイプのライジャケはお貸しできますが、膨張式のライフジャケットであればより快適に釣りができます。かなり涼しいこと間違いなし。

4.磯靴、沢タビ

裏がフェルトのものが最高です。岩場でカヌーから降りて釣りをする時に極めてすべりにくいです。あとシュノーケリングやトレッキングにも使えますから汎用性が非常に高い。高価なものでなく、ソックスタイプのもので十分です。

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楽しく安全に釣りをしましょう。

2007-07-18 | フィッシング

Pict0072 カヌーに乗船してのルアーフィッシングで最も危険なのは、ルアーがマングローブ等に引っかかったのを強引に引っ張って飛んできたルアーのフックが人間に刺さることです。

過去に私は自分のルアーのフックで己が顔を釣ったことがあります。御承知のとおりフックには返しがついていていったん刺さるとなかなか抜けません。ルアーをぶらさげたまま診療所まで行き手術してもらいました。

こんなことにならないようにするには、まず引っかかったルアーを強引に引っ張らないことです。カヌーを寄せてルアーを外しましょう。

また、フックの返しを潰しておくか、バーブレスフックを使用することで万が一フックが刺さっても簡単に外すことができます。ここで少し気になるのはバーブレスフックでは魚に逃げられてしまうんじゃあないだろうか?ということですが、フッキング後ラインを緩めなければまったく問題はありません。むしろランディング後にフックを外す手間が大幅に軽減されます。

もう一点は魚の歯、エラぶた、鰭などです。ゴマフエダイという魚には鋭い牙が生えています。バスつかみすると指に穴があいてしまいます。オオクチユゴイのエラは剃刀のように鋭く危険です。必ずペンチ等で魚を保持しましょう。

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危険を予測できますか?

2007-07-15 | 登山、トレッキング

Hati 登山を楽しむ方が増えました。その分事故も確実に増えています。安易な装備と安易な気持ちで登山をすると事故につながるのは当たり前です。自分の装備と気持ちと体力を把握してどれくらいのどんな山に登れるのか、常に予測想定することが大事です。重大事故につながる可能性のある事柄を説明します。

1.転倒滑落

山岳地帯では最も危険です。舗装された道路と違い山道は起伏が激しく一歩間違えればあの世往きというこも十分ありえます。滑落転倒を予防するには、まず慎重に歩くことです。簡単なことなんですが疲れていたり考え事をしているとおろそかになります。

両手を自由に使える装備で歩く。ザックに荷物をいれて背中に背負う。これまた簡単なことなんですが、気軽に荷物を手に持ち歩かれる方が多いと多いこと。

適切な足回りで歩く。履物に注意。サンダルは絶対に危険です。鼻緒が切れるとまったく使い物にならなくなります。

以上、ですが全て山登りでは常識の範囲です。ガイドを雇って山歩きするにしても最後に身を守るのはガイドさんではなくあなた自身であるということを肝に銘じてください。

2.危険な生き物

沖縄を代表する危険生物といえばハブですが、もっと危険な生物は蜂です。

巣を刺激すると多数の蜂に攻撃されます。刺された箇所、個人差によっては死に至ることもあります。巣の近くには蜂の斥候が警戒していますから良く確認しましょう。また黒っぽいものに集中攻撃してきます。

3.道に迷う

ガイドを頼む場合はまず大丈夫ですが、個人で行動する場合は気をつけましょう。

地図、コンパス、ハンディーGPS(完全に操作できることが前提)は必携です。

私も何度か山の中で迷いましたが、かなりの恐怖です。あせって行動するとさらに事態が悪化して遭難ということもあり得ます。亜熱帯のジャングルの中は見通しが悪く視覚にたよるナビゲーションでは迷ってしまう可能性大です。ほとんどは同じ範囲をぐるぐる回ってしまい体力を使い果たしてしまいます。

4.気象条件の危険

大雨、台風が来ると道が大水で寸断され前にも後ろにも行けません。天気にはくれぐれも注意しましょう。

おおまかには以上の危険が想定されますが、すべて簡単な心得と事前の装備で回避できます。遊びであるからと軽くかんがえずに充分な計画、準備を強くお勧めします。

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山の装備

2007-07-15 | 登山、トレッキング

Zzz亜熱帯の山は本州の山岳地帯とは、気候、植物相が異なりますが、基本的には快適に行動しやすい服装、装備ということで共通しています。

1.長袖長ズボン(薄手)、軍手、タオル

毒虫からの皮膚の保護です。半そでや短パンでいるとヌカカなどの毒虫に刺されて人によると大変酷いことになります。

棘のある植物からの防御。かぶれる植物もありできるだけ肌の露出は少なくしましょう。

病原菌からの防御。小さい傷からも風土病、破傷風などの菌が体内に侵入する危険があります。

2.靴下(薄手)

必ず靴下を履きましょう。靴擦れを予防できます。

3.フェルト磯靴(夏場)、フェルト沢たび(夏場)、長靴(冬場)

岩場が最もすべります。フェルト裏の履物は、かなり滑りにくく安全性が高い。

高価な物でなくても足にフィットするものであればよい。

4.虫除けスプレー

水性ノンアルコールのものが携帯に便利です。ヤマビルに噴射すると簡単に外れます。

5.消毒薬、傷バンソーコー

小さな傷でもこまめに消毒し貼りましょう。

6.ザック

荷物は背中に背負うことが大事です。両手は常に空けておかないと思わぬ事故を招きます。

7.飲み物

日帰りトレッキングでは夏場、最低1.5リッターは必要です。川の水などは絶対に生で飲んではいけません。煮沸するか、浄水器で濾過するかしましょう。亜熱帯以南にはどんな病原菌がいるかわかりません。

8.副食

カロリーの高い物。氷砂糖、黒糖など。チョコレートは暑さで溶けてしまうので注意がいります。少量の塩分。

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マングローブフィッシングの装備とタックル

2007-07-10 | フィッシング

20070709175618img_0011 西表、特にマングローブでの釣りに関する情報です。できるだけ簡潔に理由とともに箇条書きします。

服装

1.上下長袖長ズボン(薄手)

 猛烈な日差しです。日焼け止クリームは補助的にしか効果はありません。逆に半そで短パンのほうが体温があがります。速乾性の素材がベターです。

 怪我の防止。害虫に対する防御。

2.帽子は必ずかぶりましょう。キャップよりもつばがあるハットタイプがお勧めです。

 熱射病の予防。釣り針による事故の防止。繁茂する植物から頭部、顔面を守る。

3.サングラス

 眼の保護。偏向グラスであれば水中の魚もみつけやすい。

4.ロッド 160センチ前後のバスロッド 

長いロッドは取り回しが悪くマングローブでは使いにくい。

5.ルアー バス用、トラウト用の小さめがお勧めです。

マングローブの魚はバスほど口が大きくありません。せっかく魚がアタックしてきてもルアーがオーバーサイズですとロストしやすくなります。但し、とんでもない大きな魚も入ってくるので一概にはいえません。

6.ルアーの種類 トップウォーター、ミノー、スピナーベイト、ノーシンカーワーム

春から夏にかけての朝夕にはトップが効果的。

風、波があり食いが渋かったり、日中はミノー。

果敢にブッシュを攻めるのであればスピナーベイト

上流の岩場の黒鯛を狙うのであれば、小さめのノーシンカーワーム。

7.リール 軽くて使い易いもの。

具体性にかけますが、ロッドとのバランスが大事です。

8.ライン ナイロンライン8~10ポンド

PEラインは風の影響でキャストの精度がおちるのでお勧めできません。水面から一メートルの場所と水面から3メートルの場所ではかなり風速が変わります。ラインの細さですが、細ければ細いほどヒット率はあがります。

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