全国水平同盟 高槻支部・植木団地労働組合のブログ

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植木団地闘争緊急300万円カンパのお願い

2014-10-20 16:16:47 | 日記
 全国水平同盟の皆様、全国の労働組合、学生運動に参加されている皆様へ

 秋晴の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
私達は高槻市富田園芸協同組合と申します。この度我々が受けた、「植木団地に対する一方的な立ち退き問題を受けて、皆様に応援していただきたいと考え、発信させていただきました。 
 高槻市では、『緑の基本計画』『緑の発信源』をキャッチフレーズにされています。私たちは38年前、そのような高槻市の方針を受け、富田の地場産業とされる植木産業を促進するための植栽地として、高槻川添の地に、およそ27000平方メートルにもわたる『植木団地』を創設いたしました。しかし、昨年11月29日、高槻市が前触れもなく今年の11月30日に退去をするよう『一方的に』命じてきました。38年間組合員が『緑』を通じて培ってきた汗と涙の賜物(たまもの)を、高槻市は奪い去ろうとしております。私たちは、高槻市地域住民の理解を求め、この決定に断固反対で争う覚悟であります。
 
 『高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例』(高槻市条例44号)にはこのように述べられています

第1条 この条例は、高槻市環境基本条例(平成13年高槻市条例第10号)の理念にのっ 
とり緑地環境の保全と緑化の推進を図ることが(中略)市民の健康で文化的な生活の確保と福祉の向上に資することを目的とする。
第4条 市は、緑地環境の保全及び緑化の推進を図るため、基本的かつ総合的な施策を策定し、およびこれを実施するものとする。
第7条 市は、地域の開発及び整備そのほかの緑地環境に影響を及ぼすと認められる施策の実施に当たっては、緑地環境の適正な保全について配慮しなければならない
第9条 市民は、緑地環境の保全及び緑化の推進に自ら努めるとともに、緑地環境の保全及び緑化の推進関する市の施策に協力しなければならない。

 このように、『緑』を推進していくための条例が列挙されており、市の方針として、『緑』を持って、我々高槻市民の健康的、かつ文化的な生活を促進(そくしん)させていこうということがわかります。このような条例があるにも関わらず、我々高槻市富田園芸協同組合に退去命令が下りるとは考えておりませんでした。

 我々高槻市富田園芸協同組合(以下植木団地)では、本業の植木産業、造園産業を行うだけではなく、地元中学生を対象に、生き物の大切さ、緑の素晴らしさを体感してもらう為に、職業体験として、園芸実習(剪定(せんてい)、挿し木(さ き)、ユニファー鉢植えづくり)などを実施してきました。実際の造園技術だけでなく、人との接し方や、仕事をすることで大切なことを学ぶことができた、と感想文に記してくれた生徒さんもいらっしゃいました。
 この他にも、高槻市からの通達によってバラバラとなった組合を一つにまとめるために、昨年、植木団地主催の盆踊り大会なども開催し、大盛況に終わりました。今年、第2回目も実施する予定でしたが、今年になって、高槻市から開催場所の利用申請許可が下りず、盆踊り大会を開催することが出来ませんでした。
 高槻市は、『緑』を通じて様々な体験をすることができるこの活動を、私達の生活する空間ごと、奪い去ろうとしています。このような高槻市行政の横暴(おうぼう)は、断じて許すことができません。

 我々は植木団地をこれからもよりよい組合としていくために努力しております。例えば、組合内での規律の強化が挙げられます。前理事体制時に行われていた無駄な資金繰り( しきん ぐ)(配線のつながっておらす、まったく機能していない防犯カメラ代)などの問題を追及し、ずさんな理事体制を改善いたしました。また区画内に山積みにされた残土やゴミ、不法投棄処理などを、税金に困窮(こんきゅう)している組合員を鑑み、ボランティアとして行い、処分代金を最小限に抑えました。現理事体制ではこれまで以上に厳格な規律を定め、クリーンな組合となるよう心がけております。

 また、資源の有効利用として、組合内で井戸も掘り起こしました。かつて、現最高顧問である、川嶋氏の父、川嶋前専務理事が、毎月150万円を費やしている水道代金に懸念を示し、組合管理経費削減(さくげん)の為、植木団地内に井戸を掘ることを提案し、成功しました。この井戸は今も定期的に点検を行い、有効利用をしております。
 
 このほかにも、川嶋前専務理事は、同和対策特別措置時限立法の延長や、宅地として貸借していた植木団地の土地を畑として貸借するように変更を行ってきました。これらも一重に、植木団地と、植木団地に属する若手、中堅、高齢の組合員、そしてなによりも高槻市民の為に活動してきたものです。

 私たちは後進の育成にも力を入れております。植木職人は一人前になるまでは少なくとも10年はかかるといわれております。そういった長期的な後進育成を促進するために、組合では植木職人の経験がない方には、例えば、10万円かかる区画内の土地代を5割で提供し、1年ごとに1万円ずつ土地代を上げるシステムを導入しております。これらは、新しい若者が入りやすいように考えたシステムでありますが、高槻市からの退去の命令が横やりとなり、頓挫の兆しにあります。
 地場産業を地域に理解してもらうための職業体験や、後進育成のシステムの樹立は、高槻市が施行した『高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例』に即した、とても有意義な活動であります。高槻市は自らの条例に即したこの活動を、そしてなによりも、我々の働く場である植木団地を奪おうとしております。

 現理事体制となって、ようやく経費の削減が成就し、これからこの土地を利用して事業計画を立てていた矢先に下りた高槻市からの一方的な退去命令で組合員の士気はさがり、植木の仕入れはままなってない状況となっております。このような状況の為、仕事にも身が入らず、仕事をやめてしまう若者もいる現状であります。

 また、この度全国水平同盟高槻支部として、皆様と団結することになりました。皆様との団結を持って我々も戦い続けていきたい所存であります。 
 我々植木団地は、税金対策や地代低減により、限りある資金を運用しながら活動しております。植木を養生(ようじょう)するための水も、組合内の井戸水を利用しながら、節約を行っております。
  しかし、この問題と戦っていくための裁判の費用や供託金、支部結成にかかる費用などまでは追いつくことができません
 そのため、 この度高槻市富田園芸協同組合では、この問題に戦っていくため、激励カンパを募っております。激励カンパに賛同していただける方は、


ゆうちょ銀行【店名】四一八【店番】418【預金項目】普通預金
【口座番号】7416226 【タカツキシトンダエンゲイキョウドウクミアイ】





 までよろしくお願いいたします。
 我々は高槻市から、今年の11月30日をもって立ち退きを命じられている現状にあり、一刻の猶予を争う状況にあります。ぜひ皆様のご協力を賜(たまわ)れればと切に願っております。
 みなさまのご理解を深めていただくため、我々植木団地では、今回の問題に対する抗議文をYoutube上にて掲載しております。ぜひ一度ご覧ください。
『植木団地抗議文』 https://www.youtube.com/watch?v=c87gHByY66c
 また、10月8日には、『植木団地抗議文2』も掲載予定になっております。
 私たちは、この高槻市からの一方的な命令に断固反対していき、戦い続けていきます。
そのためにも、何卒ご協力お願いいたします。

〒569-0046
大阪府高槻市登町60-31‐4F
Tel 072‐674‐8687
Fax 072‐674‐8665

全国水平同盟高槻支部

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