「キム・ヨナの7分のドラマ」から
「ライバルという名のもう一人の私」
浅田真央の存在は、ジュニアデビューする前から知っていた。真央選手の幼い頃の映像はたくさんあって容易く見ることが出来たが、子供には思えない演技が不思議だった。当時は私がジュニア競技で上位圏に入るという事は想像すら出来なかったので、将来自分のライバルになるかもしれないという思いはまったくなかった。
初めて真央選手と出合った試合は、フィンランド・ヘルシンキで行われた、2004年グランプリファイナルだった。私と似た体系で同じ年。公式練習の時も、真央選手は少しのためらいも無く軽々とジャンプを成功させて、ほとんどミスが無かった。トリプルアクセルも失敗する様子がほとんど無かった。
「わあすごい!世の中になんであんな子がいるんだ」と思った。^^
キム・ヨナのライバル浅田真央、浅田真央のライバルキム・ヨナという図式でで語られるようになったのではあるが、ジュニア最初のシーズンは、真央選手にことごとく敗れたため、少々プライドが傷ついた。どうして、よりによってあの子が私と同じ時代に生まれたのか、そんな事も考えた。
競争相手がいるという事は、相手に良い刺激を与える。でもそれ以上でもそれ以下でもない。人々は私たちをライバルと決めつけて、毎シーズンの競技成績を比較する事にやっきになるのも事実だ。けれども私の最も大きな競争相手は、まさに私自身だ。すべての事は結局私自身との闘いだから。誰かを負かすためではなく、私が願う「私」のイメージ(直訳=姿)を完成させるため、スケートをするのだから。
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