憂国じいちゃんの広場

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毎日新聞の「分析や解説に力を入れる脱発表ジャーナリズムを目指す」に期待する

2009-11-27 19:32:53 | Weblog
 毎日新聞が共同通信グループに参加し、発表型から分析・解説重視型への転換を表明した。大賛成だ、毎日新聞の英断を歓迎したい。報道による発表の要点は次のとうりだ。「記者クラブに拠点を置きながら、官公庁や企業の発表は共同通信も活用し、分析や解説に力を入れる脱発表ジャーナリズムを進めたい」と語った。
 全国紙各紙の政治関連記事をインターネットで毎日目を通している。中でも毎日新聞は他紙に比較すれば、現在でも「分析や解説に力を入れる脱発表ジャーナリズム」の傾向が強いと評価していた。今回の発表は、それをより以上強化しようと言うもので今後の取り組みを大いに期待したい。
 とにかく、今の全国紙は「分析や解説」を軽視しすぎている。古くは小泉劇場の報道や、今年の小沢議員秘書問題はその典型だった。検察の発表をそのまま垂れ流し、自身での検証が全くと言っていいほど読者に見えてこなかった。TVはその性格上、表面的で視聴率優先に走るが、新聞はその暴走を止める公平且つ、深い分析・検証が求められるだろう。これが無ければ新聞もTVと同じ低俗性しか無くなる。
 国民が読者が新聞に期待するのは、正しく今回毎日新聞が英断した「分析や解説に力を入れる脱発表ジャーナリズム」だろう。この機会に他紙にも大いに反省と自覚を促したい。