いつものところで? in Rome

イタリア・ローマからです。

イタリア母子

2005-09-29 05:29:19 | ローマ・コラム

イタリア人のお母さんは、全体的に見て心配性だと思う。 風がちょっと吹けば、子供にあわてて上着を着せ、子供がちょっと高いところに上がれば、「あぶない!」とヒステリックに叫び、ちょっとおできができたくらいで、大事のように小児科に電話をする。 お母さんに負けず、おばあちゃんも心配性だ。 あれはダメ、これはダメ、それは汚い、危ないと、イタリア人の子供はしてはいけないことが多いらしく、なかなか大変である。 あきらの幼稚園が先週から始まったのだが、新入児を送る心配性なお母さんたちは、なかなか見ごたえがあった。心配なもんだから、お母さんたちは、先生に何度も同じことを繰り返し聞き、先生は子供を見るより、お母さんの質問に答えることで大忙し。お母さんたちの心配をよそに、子供達は平気で遊び始めるのだが、お母さんは、ああしなさい、こうしなさいと子供にくっ付き、終いには先生に教室から出されていた。 こういうお母さんを持つイタリア人の子が、大きくなって、お母さんから自立するのは一苦労なのだろう。子供が離れて行き出すと、お母さんたちはさらに心配になり、今度は、あれしてあげる、これしてあげると、おせっかいになってくる。こうして、自立できないイタリア人の若者は、日本人に比べたら断然多いだろう。まあ、いい職が見つからず、経済的に独立するのが難しいという人も多いのだろうけど。 こういうイタリア人お母さんの中にいると、私などあきらをほったらかしで、全然なってないお母さんだなどと思われているのだろう。 全てのお母さんがみんなそうだと言うわけじゃないけど、やっぱり全体的に見て、イタリアのお母さんは心配性なんだろう。こうして、マンモーネ(お母さんっ子)が育っていくのだろう。 こわ 気をつけなくちゃ。


アイロン

2005-09-20 23:57:44 | ローマ・コラム
私は、アイロン掛けが大嫌いだ。

アイロン掛けが嫌いになったのは、絶対にイタリアの性だと思う。

なぜなら、イタリア人は、なんでもかんでも、とにかくアイロンをかけまくる。
ジーパン、T-シャツなどはあたりまえ、
シーツにもかける、
タオルにもかける、
靴下にもかける、
時にはパンツにもかける。

洗濯したものには、全部かけるって言っても過言でないくらい。
必要性の感じられないものまで、かける。
イタリア人は、「全ての洗濯物は、タンスにしまう前に、アイロンをあてる」という、信じられない習慣を持っている。

当然、アイロン掛けに費やされる時間は、日本人のそれの3倍にも4倍にもなる。
共働きの家庭などは、大変である。(ほとんどが共働きのようだけど。)
イタリア人の男性は、家事に協力的な人が多いようだけど、アイロン掛けはどうも女性の特権(?)となっている家庭が多いようだ。
仕事の忙しい女性は、週末にまとめてアイロン掛けをするか、または、近所に必ずいる自称アイロン掛けやさんに頼んだりする。

そこら辺を歩くイタリア人を見ていると、しわしわの服など着ている人はいない。みんなきちんとアイロンのかかった服を着ている。遊びまくっている頭の悪そうな高校生だって、マンマがアイロン掛けしてくれたピンとした服を着ている。

見た目には大変すばらしいのだが、アイロンを掛ける方としては、大変つらい。
しかも私は日本人で、「アイロンかけまくり文化圏」外の人間な訳で、こんなことは異常って感じもする。でも、郷に入りては郷に従えというわけで、アホらしいと思いつつ、靴下にもアイロンをかけている。

さて、今日はアイロン掛けがたまっている。嫌いだから後に後に回し、散々ため込み、結局一度に大量にしなくてはいけないハメになってしまう。
今日のアイロン掛け予想所要時間は2時間。



イタリア vs ヨーロッパ

2005-09-13 15:59:41 | 日記

いつもコメントをくれる友達のよおこちゃんから教えてもらったサイト。 イタリア vs ヨーロッパ おもしろいので覗いてみてください。 さて今日は、友達のhirokinaさんが、日本からうちに遊びに来る予定。 2年半ぶりの来伊だそうだ。久しぶりの友達に会う時は、いつもうれしい!


小犬の谷

2005-09-05 22:57:56 | 日記

ただ風邪を引いたのか、ネコが死んでショックからか分からないけど、しばらく熱が出て家でぼんやりすごした。夏休み中のあきらもいるわけだし、いつまでも閉じこもっていてもいられないので、とりあえず朝からボルゲーゼ公園にあきらを連れて行った。 公園内の動物園近くをうろうろしていると、「Valle dei cuccioli」と書かれた標識があった。直訳すれば「小犬の谷」になるんだろうけど、私はてっきり「わんちゃんふれあいセンター」みたいな色々な犬に触れ合える施設かなにかと思った。(動物園も近かったし) これは行かなくてはと思って、標識を辿って坂を下ってもなんにもない。ただ犬を散歩させている人がたくさんいるだけ。「仔犬の谷」は、どうやらボルゲーゼ公園内で犬の綱を外して自由に遊ばせていい場所ということらしい。谷っていうぐらいだからちょっとくぼ地になっている。な~んだ。 しかし、本当に犬がいっぱいいる。ぱっと見、20匹ぐらいが走り回っている。ふれあいセンターじゃなかったけど、まあ犬をいっぱい見れるからいいかってことで、あきらとベンチに座り、おやつを食べることにした。 ところがビスケットの箱を開けた途端。。。犬の集団がこっちに突っ走ってくる。びっくりして私もあきらも固まってしまっているあいだに、ビスゲットをすごい勢いで全て食われた。そして、すごい勢いで逃げていった。。。 ちょっと飼い主、なんか言ってよ! こんなところで何かを食べようという私達の方が間違っていたのかもしれないけど。 一応あきらも犬に囲まれ満足だろう。