つゆ草

写真と俳句

今日の1句

2013-08-31 06:06:36 | 日記
耐へ抜いて生きとし生きるもの残暑

今日で8月は終り。なんと暑い日々が続いたことでしょう。2,3日前は少し朝夕風が涼しく感じましたが、昨日等は猛暑に逆戻り、又今日も暑いらしい。ベランダの鉢植えの花は日焼けに耐えられず茶色に枯れ、逆に朝顔と胡瓜の蔓は異常に伸び過ぎ屋根までいってしまったというように、生きていくのが植物も人間も大変な夏でした。夏に強い私もさすがに体調を壊し、おまけに心も不安定となり、やっと生きているような日々でした。歌手の藤圭子さんが悲しい亡くなりかたをしましたが、私の青春時代そのものだったし、心の中に潜む思いは一緒でしたのでその心痛を思うと胸が痛みます。心に病をもっている者たちは皆苦しみながらも頑張って生き抜かなくてはなりません。この残暑を乗り越えたのだから・・と自分に言い聞かせながら・・。
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今日の1句

2013-08-27 07:10:45 | 日記
知らぬふりするも優しさ吾亦紅

生きてゆく上で、この知らぬ振りも、大事な生き方の一つだと最近しみじみと思うのです。介護の場面でも、日常の人間関係でも、あまり好きな言葉ではありませんが、素知らぬふりが功を奏するのです。でもその後で私は一人落ち込むのです。相手が身近な人程、対応に迷います。どこか遠い山荘にでも籠りたいそんな心境ですが、そんな時こそルンルン・・と鼻歌でも歌って乗り越えなくてはと𠮟咤激励しています。夏の疲れでしょうか、心も少し疲れているようです。
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今日の1句

2013-08-24 07:37:37 | 日記
だまされてだまして介護去ぬ燕

燕帰るという秋の季語があるのを知りました。他に秋燕、帰燕、去ぬ燕などあり、まだ一度も句に詠んだことはありませんでした。    だまされて・・という言葉の重みを感じながらも、今ちょうど夫が登山で3日間留守なのもあり、姑が2度目のお泊りに行き、ホッと一息つける今朝なのでこんな句ができました。おかしな言動にも何気なく受け入れ、時には言葉を濁さないとやってゆけないのが介護です。夫が(多分苦渋の)選択をしたこの、何も気にせず過ごせる貴重なひと時に感謝して、今日はジャズを聴きにゆきたいと思います。
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今日の1句

2013-08-22 07:21:44 | 日記
終電の行けば虫の音のみの闇

気が付けばいつの間にやら虫の声が聞こえて来る様になりました。夕べもまだ2、3種類ですが、暑くて眠れない中確かにおもむろに鳴く虫の音を聴きました。終電が去り静かになった夜半、まだ遠慮するかの如く、透き通った虫の声はなんとも涼しさを誘い、ジッと耳を澄ませて聴き入りました。時々胸が張り裂けんばかりになる事もありますが、ジッとわが心の音と虫の音を重ね、静かに自然に委ねようと思った夜のことでした。
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今日の1句

2013-08-20 07:10:53 | 日記
往年の女優ゆかしき女郎花

先日往年の女優ジャンヌ・モローの映画「クロワッサンで食卓を」を観てきました。若い頃のあの魅力はもう失せて、声も姿も随分と歳を感じてしまいました。貫禄はあるのですが、やはり女優と云えど美しさを保つのは無理のようです。観客も中高年の女性ばかり・・、老いた女優を生かした内容だったので感想は様々だったのではないかと思いました。それに比べ、日本の女優や歌手の昔から変わらない美は、一体どこからくるのでしょう・・?   若さが無理ならせめて美しく老いたいもの・・です。
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