この大会でもカナエワの演技はやっぱり点数出過ぎだと思いました…。 特にクラブの
演技は技術的には凄いけれど、全然面白みなかったんですよね。技が詰め込まれて
いるから技術点が高いのは納得だけれど、アーティスティックで9.5も出るなんてちょっ
となぁ…。アーティティックは芸術面でしょ?技術的な要素は技術点に加算してくださ
いな。リボンは優雅でしっとりと美しい演技で良かったと思うけれど、セシナも同じよう
な演技だし…というかリボンの扱いはセシナのほうがずっと上手…。やっぱりオリジナ
リティ溢れるのはダントツでベッソノワとゴデュンコですね。(贔屓目かもだけれど…。)
ソロビエワは、前日とは違い目立ったミスも無いようで、無難に演技をまとめてました。
フープの演技は白鳥の湖で、ベッソノワが以前披露していた足でフープを回して白鳥
を表現するという技を取り入れていました。ベッソノワのファンなのかな?
表彰式の後は、お待ちかねのエキシビション^^ ジュコワもボールを2つ使った妖艶な
演技を披露してくれたし、カナエワもワールドカップ・ファイナルで初お披露目?だった
オレンジの衣装+赤いロープでの美しい踊りを披露してくれました。最後の最後、大
トリで出てきたのがベッソノワ~♪座っている場所と反対のフロアでのエキシビション
だったので,少~し残念だったけれど、それでも彼女の指先まで行き届いた表現力や
キープ力、高い連続ジャンプなどを十分に堪能できました。そして… あまりの美しさ
と輝かしさに涙が溢れました。My Allは、ベッソノワにとって特別な曲かもしれません。
毎年毎年、イオンカップでは失敗の多かったベッソノワが、この大会で今年1番よかっ
たと思える演技をしてくれたのが何よりも嬉しかったです。それに3日間観戦して、新
体操の良さはこのルールでもまだあちらこちらに残ってはいるんだなーと思いました。
だからまだ完全に新体操の未来に希望が無くなったわけじゃないのだけれど、ベッソ
ノワがいなければ物足りなさ過ぎるんです。それだけ新体操での彼女の存在が大き
いと改めて実感。 今まで私が新体操を好きでいられたのも、ベッソノワのおかげだし、
このような選手はもう現れないかもしれません。本当にありがとうアーニャ^^
もし、ベッソノワが来年も来てくれるのならば絶対に見に行きたいと思っています。
ソロビエワが大覚醒(笑)して素晴らしい選手に成長していたらそれも見たいかな^ー^
イオンカップ最終日。 ベッソノワを日本で見られるのはこれが最後かもしれないから、
少しでも多く彼女の姿を見ておきたくて、中に入ってから直ぐに練習用のフロアが見
える位置へ直行^ー^で、すぐさまベッソノワを発見しました~♪ 床に寝てストレッチ、
足の柔軟を何度も繰り返していました。 そのあとはフロアの端の方でバーや天上に
掴まりながらのバレエレッスン。これが長くて、念入りに準備運動をしているのがよく
わかりました。 もう少しで,競技の方が始まってしまうので、私は仕方なく席に戻った
のですが、そのときもまだ続けていました。
競技が始まって、まずはクラブ対抗では決勝(準決勝) に進めなかったけれど、個人
で決勝に残った選手達の演技が始まりました。印象に残っているのはクリルスカヤ。
彼女は予選のときから優雅で動作の一つ一つが丁寧で品があっていいな、と思って
いたのですが、この日も、お上品でさすがベラルーシの選手だと実感しました。まだ
いまひとつ個性が無いせいか、観客の拍手や歓声も少なめだったけれど、よ‐く見て
いると本当に動きがなめらかで美しい選手です。
クラブ対抗の方ではもう、どうしてもベッソノワのことばかり気になってしまいました。
最終日でも,彼女がいい演技をしてくれるのか心配していると心臓が早鐘状態に…。
でも、その心配はまったく必要なかったみたいで、クラブの演技は、強弱のつけ方が
絶妙でスケールの大きな曲を圧倒するほどの迫力にしびれました。18.850と高得点
も出て納得^‐^そして、最後のリボンの演技。今までベッソノワはメロディーの美しい
壮大な曲や力強くてかっこいい曲で踊ることが多かったので、このような周りにお花
がクルクル回っているような可愛らしい曲で演技をする姿を私は昨年まで見たことが
ありませんでした。 演技中ずっと楽しそうに笑ってるベッソノワを見るのもこの演技が
初めてで、この作品にはベッソノワの新体操を愛する気持ちや、観客と一体になって
新体操を楽しみたいという思いがたくさん込められているのだとわかりました^ ^この
演技が、今年最高の演技だったと言えるほどの文句なしに素晴らしい演技でした。
イオンカップ感想(決勝)②へ続く…