今、新体操はWorld Cup Portimao大会の真っ最中ですが、3/24~25に開催された
GRS Thiais と、4/20~22に開催された
GRS Marbella の2つの大会にベッソノバが
出場しました。大変遅くなりましたが、ちょっとだけ感想や素敵な写真の紹介を…。
Anna Bessonova
まず、フランスのティエで開催されたグランプリ「GRS Thiais 2007」ですが、観戦した
ファンの方のレポによると、"ベッソノバは全てにおいて素晴らしかったけれど、フープ
で多くの細かいミスをしてしまった"とのことです。逆にリボンの演技は素晴らしかった
ようで、種目別リボンでは優勝しています。個人総合は2位…。競技の後、ベッソノバ
はとっても落ち込んでしまっていたようです…。
PHOTOS
Rhythmic Gymnastics - Month of March in Review (high-res)
Barny's Photopage-Thiais 2007
La Gymnastique Rythmique
GRS de Thiais 2007
ThiaisGPPortfoliosBOOK
VIDEO
http://www.rsgvideos.com/
スペインのマルベーリャで開催されたグランプリ 「Grand Prix in Marbella 2007」でも
大会を観戦したファンの方がフォーラムで感想をかいてくれていますが、それによると
ベッソノバは大会で最も人気のある新体操選手の一人で、多くの観客が彼女を応援し、
写真を撮り、サインを求めていていたようです。
ベッソノバはこちらの大会も個人総合で2位。(カバエバが優勝)種目別でも2位ばかり
なんですよね。でも、演技は全体的に良く、フープの演技が特に素晴らしかったようで、
彼女にカバエバより低い得点が出されたとき、観客はとても失望したようです。彼女の
コーチは、彼女に低い点をつけたジャッジに非常に怒り、競技の終わりに会議を開いた
とのこと…。なんだか…ねぇ…。
「現在の採点システムが新体操の良さを壊している」 「カバエバに高得点を出しすぎ」
というのは多くの"新体操ファン"が思っていることですし、この2つはつながっているの
だけれど、カバエバがいなくならない限り、この採点システムは覆らないでしょうね。
当然、新体操は以前のような芸術的な競技に戻ることはなく、グニャグニャ柔軟で美し
くない演技が続いていくはず…。カバエバは本当に一体何のために復活したのかな…。
シンクロ=芸術という方向性を位置づけるために復帰したデデューとは正反対ですね。
ロシアにとって都合が良い部分は変わらないでしょうが、仮に10年くらい前の採点シス
テムに戻ったら、ベッソノバ、ゴデュンコのウクライナの方が上だと思います。
ウクライナは セレブリアンスカヤ、ビトリチェンコ以降、チャンピオンを輩出出来なかった
ので、(世代交代が上手くいかなかった…)その間にロシアに主導権を握られて、今の
ような面白みの無~い新体操になってしまったような気がします…。ベッソノバが正当な
評価をされず、今までどれだけ悔しい思いをしてきたか…。本当に残念です…。