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晴れた日こそ映画を観る

24歳会社員による映画感想ブログ。出かけたと思ったら映画館というインドア派です。

少年メリケンサック

2011年10月02日 22時22分40秒 | 映画(未分類)
監督:宮藤官九郎 出演:宮崎あおい、佐藤浩一、木村祐一、ユースケサンタマリア、田口トモロヲ、三宅弘城、ピエール瀧、勝地涼

なんかの時に映画館で予告編を見たときは「スゲーつまんなそうだな・・」って思って当然見に行かなかったんだけど、最近になって気になってDVDで見てみたところめっちゃくちゃ面白かった。

コメディ映画って笑うとこなかったら駄作だと思うけど、笑い以上に楽しいことが重要だよなって気付かされた。
この映画を見てて笑えるシーンはいっぱいあったけど、それって楽しい気分にさせられてるからこそちょっとしたことで笑えちゃうんだよね。
車の中でのオナラを罰金500円に決めるシーンとか、普通ならどうでもいいのに妙に楽しかった。

おれが大好きなのはダントツであの宮崎あおいの彼氏だな。
売れないミュージシャンの絶妙なキモさやら、牛丼屋でバイトしながらニャンニャン電話するシーンやら、「~っていうのは違うっていうかー」っていう口癖のうざい感じやら、話の本筋には絡まない脇役ながら印象的ないい役どころだったな。

考えてみるとカップルがイチャつくシーンってなかなか好き。
その映画の色が出るよね。
そんなアホな彼氏の浮気が発覚して、宮崎あおいがオナラの罰金で集めた500円玉を投げつけるシーンは爆笑してしまった。

あおい「もう彼氏じゃないんだから出て行ってよ!」
彼氏「出ていくのは違うっていうかー!いててっ!それは違うっていうかー!」
っていう情けなさやらうざさがたまらなく笑えて、その後気まずそうに出てくる度ににやにやしちまった。

破天荒なオヤジバンドマンは佐藤浩市の無駄遣いかと思ったけど、これ佐藤浩市だからこそ成立してるんだろうな。
退屈でもなんだかんだ見ちゃうし。
とはいえ面白さよりも痛さが勝っちゃって、あんまり笑えなく感じる感じもあり残念だとも感じたな。
そもそも佐藤浩市がキモいことをしたところで素直にあんまり笑えないんだよ。
だからといってかっこよさげなこと言われても役柄的に浮くしさ。
これまでの映画で印象が良かっただけに今まで見た中で最も佐藤浩市が不完全燃焼だったイメージの映画になっちゃったぜ。

なんてこといいつつめっちゃ楽しかった。
明るくて楽しい映画っていうと安っぽくなるけど、そういう路線で大成功した映画だと思うな。

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