闘病記 Ⅱ
T病院を一応退院したものの胸水が再び溜まり、再度入院。
1320cc を採り、悪性腫瘍の疑いありと診断される。
ほぼ完全に水を抜いたあと、ピシバニールを投与し水の滲出を防ぎ、
腫瘍の処置をするが、かなりの副作用を覚悟して下さいとのこと。
紹介して貰って、セカンドオピニオンで大阪府立・総合医療センターに行くことになった。
☆7月2日。 内科有住俊広Drの診察。
治療、処置などについてのT病院の対応は問題は無いとのことだった。
X線撮影、採血する。病室の空きが無いので明日抜水することになった。
羽曳野病院は肺癌の権威と聞くが,病室の空きは望めなく、場所もこちらに比 べて不便だから、此処総合医療センターに決めた。
☆7月3日。入院。責任者谷尾内科部長、主治医有住俊広Dr.三浦慎也助手。
午後、胸水抜水の為の処置。 左脇を切開し小指ほどのビニールパイプを胸膜 の底まで挿入し固定、排出ポンプにつなぐ。2000ccのタンクに溜まる。
処置後、胸部に激痛、鎮痛剤を飲む。
15:00までに、1400に排出された。 胸水といっても、赤黒い血の色 だ。
この、胸水の量が1日100cc以下になるまでこの処置は続けられる。
発熱などの症状も出たが解熱剤で乗り切る。
5日目ぐらいになると、色が薄くなりあめ色になってきたがまだ200から3 00近く出る。
☆7月9日(第7日目) 120ccくらいになった時、X線で確認。明日胸膜癒着手 術をすることに決まる。
☆7月10日。ピシバニールをパイプを通して100ccの生理食塩水と共に投与。 投与後、15分おきに体位を、右、下、左、上と2回繰り返し、胸内に満遍な く行き渡らせる。
発熱、胸痛があるので鎮痛解熱剤を出して置きます。果たして、夜中に悪寒 発熱した。
☆7月11日 ピシバニールと共に投与した100ccの生理食塩水よりも少し多め に胸水が出るが心配は無い、癒着は上手く行っていますとのこと。夜中発熱あ り。
☆7月12日(第10日目) ドレン装置を外す。やっと自由に寝返りが出来るよう になった。
☆7月16日(第14日目) 主治医有住俊広Dr.より家族全員をあつめて説明。
癌細胞による胸水の発生。肺癌と思はれる腫瘍らしきものが、左下背中側に ある。癌の拡大、拡散を現在調査中。癌は、肺、骨、脳、リンパ節に転移す る。 肝,脾蔵、副腎、腹膜は異常なし。
ピシバニールによる胸膜癒着は上手く行っている。
放射線治療は、85歳という年齢から負担が大きいので、抗がん剤をつか う。
イレッサは効果が望めなかったので、ビノレルビンの単剤使用、またはパク リタキセルとシスプラチンの併用を考えている。
いづれも副作用として、発熱、食欲不振、嘔吐、脱毛などが発現する。
☆7月17日~22日 発熱などあり、様子を見る。
造影剤注射によるX線CT、MRI 撮影をする。 結果は、小さい脳梗塞がある が 治療の必要は無い。 骨に転移は無い、癒着は成功している。
肺にはっきりとした影があったので肺癌による胸膜留水症と判断している。
熱が下がるまで抗がん剤の投与は出来ない。 発熱はピシバニールのせい。
今後の治療は、ビノレルビンと、抗生物質の点滴投与によるとし、通院で出 来る。
☆7月24日~25日 伊勢・鳥羽家族旅行のため外泊。
☆7月26日(第24日目) 早朝、採血。
第1回目 ビノレルビン投与。
☆7月27日~8月1日 心配された副作用の発現は無い。
この間、土、日と外泊。
☆8月2日(第31日目)採血。
白血球1900(標準値、4000~8000)
白血球値改善の為、今日より三回の注射をする。その回復を待って第2回目 の抗がん剤投与をする。
マスク、うがい、手洗いを励行し風邪など感染症に注意すること。
☆8月4日 白血球4900に回復。
☆8月8日(第31日目) 白血球値4100. レントゲンを撮って本日で退院。
今後の治療は、通院により、第2回目のビノレルビンの投与を、8月16日 (木曜日)に行い、以後毎週木曜日に確認検査を行うことになる。
31日ぶりに退院できた。
T病院を一応退院したものの胸水が再び溜まり、再度入院。
1320cc を採り、悪性腫瘍の疑いありと診断される。
ほぼ完全に水を抜いたあと、ピシバニールを投与し水の滲出を防ぎ、
腫瘍の処置をするが、かなりの副作用を覚悟して下さいとのこと。
紹介して貰って、セカンドオピニオンで大阪府立・総合医療センターに行くことになった。
☆7月2日。 内科有住俊広Drの診察。
治療、処置などについてのT病院の対応は問題は無いとのことだった。
X線撮影、採血する。病室の空きが無いので明日抜水することになった。
羽曳野病院は肺癌の権威と聞くが,病室の空きは望めなく、場所もこちらに比 べて不便だから、此処総合医療センターに決めた。
☆7月3日。入院。責任者谷尾内科部長、主治医有住俊広Dr.三浦慎也助手。
午後、胸水抜水の為の処置。 左脇を切開し小指ほどのビニールパイプを胸膜 の底まで挿入し固定、排出ポンプにつなぐ。2000ccのタンクに溜まる。
処置後、胸部に激痛、鎮痛剤を飲む。
15:00までに、1400に排出された。 胸水といっても、赤黒い血の色 だ。
この、胸水の量が1日100cc以下になるまでこの処置は続けられる。
発熱などの症状も出たが解熱剤で乗り切る。
5日目ぐらいになると、色が薄くなりあめ色になってきたがまだ200から3 00近く出る。
☆7月9日(第7日目) 120ccくらいになった時、X線で確認。明日胸膜癒着手 術をすることに決まる。
☆7月10日。ピシバニールをパイプを通して100ccの生理食塩水と共に投与。 投与後、15分おきに体位を、右、下、左、上と2回繰り返し、胸内に満遍な く行き渡らせる。
発熱、胸痛があるので鎮痛解熱剤を出して置きます。果たして、夜中に悪寒 発熱した。
☆7月11日 ピシバニールと共に投与した100ccの生理食塩水よりも少し多め に胸水が出るが心配は無い、癒着は上手く行っていますとのこと。夜中発熱あ り。
☆7月12日(第10日目) ドレン装置を外す。やっと自由に寝返りが出来るよう になった。
☆7月16日(第14日目) 主治医有住俊広Dr.より家族全員をあつめて説明。
癌細胞による胸水の発生。肺癌と思はれる腫瘍らしきものが、左下背中側に ある。癌の拡大、拡散を現在調査中。癌は、肺、骨、脳、リンパ節に転移す る。 肝,脾蔵、副腎、腹膜は異常なし。
ピシバニールによる胸膜癒着は上手く行っている。
放射線治療は、85歳という年齢から負担が大きいので、抗がん剤をつか う。
イレッサは効果が望めなかったので、ビノレルビンの単剤使用、またはパク リタキセルとシスプラチンの併用を考えている。
いづれも副作用として、発熱、食欲不振、嘔吐、脱毛などが発現する。
☆7月17日~22日 発熱などあり、様子を見る。
造影剤注射によるX線CT、MRI 撮影をする。 結果は、小さい脳梗塞がある が 治療の必要は無い。 骨に転移は無い、癒着は成功している。
肺にはっきりとした影があったので肺癌による胸膜留水症と判断している。
熱が下がるまで抗がん剤の投与は出来ない。 発熱はピシバニールのせい。
今後の治療は、ビノレルビンと、抗生物質の点滴投与によるとし、通院で出 来る。
☆7月24日~25日 伊勢・鳥羽家族旅行のため外泊。
☆7月26日(第24日目) 早朝、採血。
第1回目 ビノレルビン投与。
☆7月27日~8月1日 心配された副作用の発現は無い。
この間、土、日と外泊。
☆8月2日(第31日目)採血。
白血球1900(標準値、4000~8000)
白血球値改善の為、今日より三回の注射をする。その回復を待って第2回目 の抗がん剤投与をする。
マスク、うがい、手洗いを励行し風邪など感染症に注意すること。
☆8月4日 白血球4900に回復。
☆8月8日(第31日目) 白血球値4100. レントゲンを撮って本日で退院。
今後の治療は、通院により、第2回目のビノレルビンの投与を、8月16日 (木曜日)に行い、以後毎週木曜日に確認検査を行うことになる。
31日ぶりに退院できた。