はやま里物語日記

ここは葉山の、とある里。昔からの里の風景と慣習、これを守り育てる暮らしが脈々と流れています。

いなりこう(稲荷講)

2010-01-30 | 冬の行事
1月30日、今日は里の「いなりこう」が宿のお宅で行われました。この里では毎年2月の初午の前後に行われます。里のお稲荷様と、当番宿のお宅の庭には稲荷大明神の「のぼり」を建て、また、お稲荷様には「かけ魚」をお供えします。昼ごろから皆でごちそうを囲み祝います。祝いの膳には鯛の煮つけが二匹置かれ、これをまず当番のお宅のご主人が次の当番の家に取り分け挨拶を交わした後で宴となります。昭和30年頃には近所の子供達にも、お菓子が配られ賑やかでした。この里の「いなりこ」は最低でも100年は続いています。

*初午は2月の最初の午の日。稲荷社の縁日で豊作祈願が稲荷信仰と結びついたものと言われる。


どんと焼き

2010-01-11 | 冬の行事
1月9日朝8時半、里の「どんと焼き」です。
一般的には1月15日に行いますが、今年は少し早目に行いました。規模は小さいですが近所の子供達も集まり燃やした火で餅を焼いて食べ健康を祈願しました。


あけましておめでとうございます。

2010-01-01 | 里の風景
あけましておめでとうございます。

いつもご覧の皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。このブログは「はやま里物語」ホームページの中の日記として昨年5月よりスタートしました。里の出来事を軽い感じで紹介することで始めましたが振り返って見てみると里の子供達の自然への溶け込み方の早さに驚きます。これからも「昔からの良さ+新しいものの良さ=さらなる可能性」を目指し「気張らず自然に」をモットーにこれからも続けていきます。これまであまりオープンにしてきませんでしたが、お友達等への紹介にも是非活用ください。

今年の干支の「寅」は「螾」(いん:「動く」の意味)で、春が来て草木が生ずる状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の虎が割り当てられたそうですが、里も寅の様に元気に行きましょう。
  2月の初午祭の当番のお宅に立てられた幟です。
  右端に見えるお飾りは、里では各家で作ります。