これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

臆病者の麻生首相、中国は笑っている、韓国の大統領を見習え、金正日にお手柔らかにと哀願するな!

2009-06-16 | 安全保障

麻生首相の認識の甘さ露呈
 日本郵政の西川善文社長の続投をめぐる問題で、麻生太郎首相は鳩山邦夫総務相の更迭に踏み切った。事態収拾に指導力を発揮しなかった首相への不満が与党内から噴出し、追い込まれた末の選択。衆院選が迫る中、首相の認識の甘さと決断の遅さが問われる事態となった。

指揮官の統率
 軍隊を例にいうと、「指揮官は部隊を確実に掌握し、明確な企図のもとに適時適切な命令を与えてその行動を律し、もって指揮下部隊をその任務達成に邁進させることにある。そして、この際、指揮下部隊に対する統制を必要最小限にして、自主裁量の余地を与えることに留意しなければならない。部隊を掌握するためには、良好な統御、確実な現況の把握および実行の監督は特に重要である。」ということになる。  
  一国の首相にたとえてみると、“部隊”とは、内閣・各省庁の長や官僚のことだ。確実に部下を掌握するためには良好な統御、これは上官のためなら火の中、水の中、どこでも何でもやるぞというような精神的靭帯である。

 北朝鮮の金正日派が、金正男の暗殺を企てたと報道されているが、ことの真偽とは別に、このような強固な上(金正日)下(金正日に従う一派)の精神的一体感のようなものだ。

 強い組織の見本は、平成12年12月22日の不審船の事件だ。この日、鹿児島県奄美大島沖で不審船を発見、銃撃戦の末不審船は乗組員もろとも自爆・沈没した。北朝鮮の船員(=軍人)は誰一人助けを求めてはいない。金正日の威令が組織の末端まて徹底されていたからだ。麻生首相の“指揮官”としての采配はどうだったのか。

麻生首相の指揮・統率、落第!
 麻生総理、鳩山総務相を更迭した。首相は、はたしては内閣全体をいかに運営しようととしたのか。各大臣に内閣が目指すもの、自己の政策を明確に示しこれを各大臣が疑念を抱くことなくその職務遂行に邁進させたのだろうか。単なる “お友達” 同士で組閣し、好きなようにやらせただけなのか。

 そうでははないだろう。鳩山総務相更迭の理由として、“誤解を与える発言をした” ことを挙げていたが、語るに堕ちたというものだ。鳩山総務相が何を言うか、事前に予測できなかったというならば、“指揮官”の資質を欠くというものだ。自らの内閣成立の立役者の鳩山総務相とは以心伝心、あうんの呼吸で意志疎通ができていたはずだ。だからこそ、鳩山総務相は積極的に発言しパホーマンスを演じたのだろう。
 国民は、当然そうだと思っていた。鳩山総務相を更迭した日の閣議で、首相は横には据わった総務相に顔を向けられなかった。この時こそ麻生首相が敗北した瞬間である。

 戦闘においては、指揮官の一瞬の心の迷いで勝敗が決するのだ。剣道の試合をみればよく分かる。選手同士は相手の竹刀の先端を見るのではない。相手の瞳を注視し心の迷いを看破するや竹刀を振り落とすのだ。瞳が心の迷いを見せた瞬間に負けるのだ。顔をそむけたのは、“大義”を持っていないからだ

 行動をより高い見地から指導するための見解・見識は、物事に対する深い洞察の結果としてのみ涵養されるのだろう。それが具体的な出来事に対する自己の考えの基盤をなすのではないか。果たし麻生首相に確固たる信念があったかどうか。ことに臨んで遅疑逡巡してはならないのだ。

 人間には、不断は活発、多感で活動的であるが、その感情の高ぶりが激情にならず一定のレベルを超えないタイプの者がいる。このような人は、些細な事柄では容易に行動に駆り立てられるが、案外というか、大きな事件に遭遇すると容易に圧倒されるてしまうものだ。

 このような人物に大きな事業の遂行を期待することはできない。それを成し遂げるためには、非常に強い知力によって行動に駆り立てられることが必要であるが、この種の人物が、非常に強力な見識を備えていることはあまりないようだ。
  自己の部下を統率できずして、外交において日本の国益の追求は大丈夫か不安が残る。
 「勝敗は戦前すでに歴然たり」という。“将”たる人物の器を比較、考量すれば、戦う前に勝敗が分かるものだ。

中国は高笑い、麻生首相は韓国の大統領を見習え
   金正日に哀願するな!
 国連安保理で北朝鮮制裁の決議を採択するべく各国に働きかけたのは、日本である。日本の作戦は一応成功したようにも見える。早速、日本は日朝貿易の完全停止を決定した。しかしながら、日朝貿易の額はそれほど大きな額ではない。日本に代わって中国が融通をつける。
 
中国は日本の出方に応じて手綱捌きをするだけですむ。日中の外交折衝で日本に譲歩を迫る選択肢を手にしたようなものだ。

 韓国は北朝鮮に出入りする船舶の貨物検査を全面的に実施すると決定した。海軍をもって行うのだ。武力衝突も排除しないという覚悟をしたということだ。韓国の大統領は、大統領就任前は実業の人、民間人だった。麻生首相とは覚悟の程が違うことがよく分かる。

 日本はどうか。これから“新法”で対応するとマスコミが報じている。これから法律を作るのだ。日本が法律を作る前に各国が船舶検査を開始したら日本の立場はどうなるか。恥ずかしい限りだ

 また、「自衛隊でなく海上保安庁が船舶の警戒、監視し、公海上や日本の港での貨物を検査する」とのことだ。
  「貨物検査を阻止するため北朝鮮の軍艦が出動してき場合は、海上保安庁を速やかに引き上げさせる方針だ」。法律はこれから作るというお粗末さ、しかも各国が海軍で実施することを、日本は海上保安庁が実施するのだ。

 海上保安庁は、有事には海上自衛隊の指揮下に入る組織だ。 列国からすれば、海軍の補助部隊に担当させるということだ。これは何かの会議に参加を誘われた時に代理を出世させるのと同じこと。“代理でお茶を濁した”と見られてしまう。日本は口先だの国と烙印を押されるだけだ。

 しかも、驚くことは、停船のための 「“警告”射撃は認めない。射撃は原則としてしない。」更に北朝鮮の軍艦が出てきたら「引き上げさせる」のだ。 “相手をみたら逃げろ” ということだ。外国からみたらどう思うか。日本は世界一弱い国、世界一臆病な首相だとしか思わないはずだ。 更に更に、驚くべきことは、このようなことが、法律を作る前から報道されるということだ。政府関係者が新法の構想をマスコミに話すからだ。報道してくれということだ。「北朝鮮よ日本は怖い目に会いたくないのだ、だから手荒な事をしてくれるなよ」と北朝鮮にすでに哀願しているような構図だ。

 日本の政治家は、軍事について考えないことが、平和に繋がるとの錯覚を持っている。とんでもない大間違いだ。政治の行き着くところが軍事だ。戦争は政治の一手段である。戦争をする・しないにおかかわらず、この認識がないから、外交の場において外国と対等な地位に立てず、 “戦えば、ことごとく負ける” のだ
”甘えるのもいい加減にしろ”と他国から一喝されるてもおかしくない。情けない人物を首相に戴いたのが悲劇か、マンガなのか、それとも喜劇なのか!全くやりきれない気持ちで一杯だ。
 


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