美沙のブログ

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犬の噛み癖は、子犬の場合は甘噛みなのでかわいいものですが、成犬の噛み癖は重大な事故につながりやすい

2018-05-16 17:25:10 | 日記
まず一つ目は、何となく噛んでいる生理的なもので、「歯が痒いから噛む」であるとか、「落ち着かないから噛む」などといったものです。犬がまだ「噛む事はいけない事だ」と理解していないのが理由で、この噛み癖を直すには、噛んではいけないと理解してもらう必要があります。

次に考えられるのが、飼い主のしつけに原因があるケースです。こうした行動は子犬から成犬までの大切な社会化をする時期に甘やかす・放置されている・ただしかりつけるなどの間違ったしつけをしたことで発生します。
他の犬とのけんかを仲裁した際に噛まれるなどは、興奮する前に抑止がきかないという状況が根本的な問題で、飼い主がリーダーとして認められていない可能性があります。
また、飼い主や家族がリーダーをして認められていないことが原因で起こる噛み癖で、特定の家族にだけ噛みつくことや、小屋のおもちゃ、食事を出した時に体を触ると噛みつくなどがこの例に該当します。問題解決には、いわゆる「再しつけ」が必要になります。

また、恐怖や怒りから噛んでしまう興奮的なものがあります。「嫌な気持ちで噛む」とか、「自分のテリトリーを犯されて噛む」などといった場合です。
警戒・恐怖からの噛み癖は、主に性格的に臆病な犬や過去虐待されていた環境にいた犬が起こしやすい噛みつきです。
また、縄張り意識・防衛本能による噛み癖は、犬は縄張り意識が強く群れで暮らすため、どの犬種でも、外部の人間・動物には一定の威嚇をします。来客に対しての噛みつきや、散歩中の他の犬への噛みつきがこれに該当します。

噛む犬の専門トレーナー山本卓のしつけ法

さらには、しつけや訓練では難しい精神疾患的なものが原因で噛んでしまう犬もいます。
これは、「行動や制御を伴う脳に何らかの異常から噛む」や、「ストレスで噛む(ノイローゼなど)」があります。
また、身体の不調が原因の噛みつきもあって、温和な犬の性格が急に変わり噛みついてくる、年を取ってから急に狂暴になったなどの場合がこれにあたります。普段おとなしい犬が急に噛みついてくる場合は、まず体の不調を疑いましょう。