続～サンコウチョウ日記

前回の続きです。あれから短時間の観察を続け、順調にオスメスで抱卵しているのを確認してきました。
一週間後の土曜日、離れた場所から少し長めの観察をしてみました。
この日の担当はメスだったようで、オスは声すら聞こえませんでした。最初は、15分くらい巣で抱卵し5分前後巣を離れ、何かを持って戻ってくるというのを繰り返していました。ところがある時を境に、抱卵する時間が極端に短くなり、巣への出入りが2～3分おきになりました。
考えられるのは、最後のヒナが孵り、すべてのヒナが孵化したということです。巣を見つけてから12日後のことでした。










無事巣立ちまでいってほしいと願いながらこの日は引き上げました。
次回へ続く・・・
by息子

サンコウチョウ日記

色々あって複雑な心境の息子がお送りします。
前回のサンコウチョウの記事から一カ月ちょっと。この間サンコウチョウについていろいろあったので話させてください。
サンコウチョウの姿を確認した日、実は・・・巣を見つけてしまったのです！！
飛び回るオスを撮影していた時、オスが突然中途半端な高さの木の中に。カメラのファインダーをのぞくとなんと巣が！
しばらく観察するとオスメスが交代で巣に入っていました。抱卵の可能性を感じつつこの日は引き上げました。


巣をかけた木はクヌギっぽい木で、環境は森の縁にある川の上あたりでした。
今まで見てきた営巣地に比べると、針葉樹よりも広葉樹が多い印象を受けました。
それでも巣材の杉やコケなどは十分ありました。





「これは観察するしかない」と思い、時間を見つけては短時間の観察を続けました。
次回に続く・・・