洞爺湖サミットブログ-北海道より現地の盛り上がりをお届けします!-

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7月4日~サミットによる現地の盛り上がりを伝えていきます。

【市民サミットより】クロージングセレモニー   記者:大橋

2008年07月08日 18時10分37秒 | 記者 大橋正明
先ほど三日間の市民サミットが、終了しました。
このために一年半前から準備を続けてきた、と言う意味では漸く、と言うべきかもしれません。


このクロージング・セレモニーには、予想を大幅に超過して200人もの参加者が
ありました。前半に、先住民族問題に関わるミニー・デガワンさん(フィリッピ
ン人)、貧困や債務など幅広く社会問題に関わるビノード・レイナさん(インド
人)、そしてG8サミット市民フォーラム北海道の杉山さかゑさん(北海道グリー
ンファンド)が総括的は発表をしました。

後半では、様々なワークショップを開催したり、ボランティアとして手伝ってく
れた14名もの内外の参加者から、短く報告を貰い、最後に来年サミットが開催さ
れるイタリアのNGOのかたからの決意表明がありました。

途中で国際メディアセンターにいる仲間から、今後発表されるサミットの結論
(コミュニケ)の内容に期待できない、という報告もありました。

市民サミット、日本で始めての開催でした。足りない部分も少なくなかったと思
いますが、たくさんの人々の助力を得て、とにかくやり切れたことを、心から喜
んでいます。ありがとうございました

<記者>大橋正明(おおはしまさあき)
<所属>特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
<担当>2008年G8サミットNGOフォーラムの事務局

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【市民サミットより】「オルタナティブ・コンサート」    記者:大橋

2008年07月08日 18時03分15秒 | 記者 大橋正明
市民サミットの期間中、札幌市内三ヶ所の会場では、グローバル化や食糧問題、
拡大する格差など、難しいテーマに関するワークショップが多数開催された。

それらとは少々異質な、しかしとっても素敵な七夕の晩のコンサートが、行われた。



北海道在住の鈴木一平さんと、平和を訴えるセプテンバーコンサートを開催した
り、NGO「国境なき楽団」を主催する庄野真代さんによる、アコースティックギ
ターによる「オルタナティブ・コンサート」がそれである。

宣伝が十分に行き渡らなかったのか、私たちのパンフを読む人が音楽に関心を持
たない人が多かったせいか、入場無料なのに、来場者は30人余り。しかしその分
しっかり楽しめる、心が表れるような充実したミニコンサートだった。

庄野さんにこのコンサートをお願いしたいのは、実は成人入学した庄野さんを非
常勤講師として法政大学で教えた私。私が代表を務めていたNGOシャプランール
の評議員をお願いしたり、勤め先の恵泉女学園大学でコンサートをお願いしてい
る。

いつも気持ちよく対応してくださる庄野さん、本当にありがとうございました。
今後も一緒に頑張りましょう!

<記者>大橋正明(おおはしまさあき)
<所属>特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
<担当>2008年G8サミットNGOフォーラムの事務局


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市民サミット開会式で大議論 記者:大橋

2008年07月07日 16時56分56秒 | 記者 大橋正明
いよいよ市民サミットが始まった。
このサミットの目的は、G8の国々の首脳が孤立した山の上のホテルに集まって世界の今後を決めるのではなく、世界をより望ましい方向に変えるために、世界の人々の声を聞け、というものである。
特に様々な差別や偏見、気候変動などによる諸問題に直面している貧困者、女性、少数民族、セクシャルマイノリティーなどの人たちの多様な声を響かせることが大事である。

7月6日午後、この市民サミットのオープニングシンポジウムが札幌市内で開催され、400人弱の聴衆が参加した。
国内外から著名な活動家が集まって、自分たちの主張を熱く語った。

そのなかで印象的だったのは、世界の有力な宗教がコンドームの使用に反対したためにエイズが広がったのか否か、同性愛が植民地支配をした宗主国によってもたらされたものか否か、G8サミットに対抗するこうした活動は、その反対活動の参加者から死者を生んだ2001年イタリア・ジェノバサミット型を目指すのか、それとも政府とNGOが協力関係を結んだイギリス・グレンイーグスルサミット型を目指すのか、といった点であった。



市民社会は、多様である。

しかし、市民社会の人々の多くは、世界の行方をG8首脳だけに任せることの同意しない。
このシンポジウムはそうした人々の集まりだ。

昨日のシンポジウムでは、自分たち内部の考え方に大きな違いが議論された。
これは私たちの健全性の証ではなかろうか?
議論を繰り返し、一致点を見つけ、少しずつ前進していく、と言う私たちの歩みは今も続いている。

<記者>大橋正明(おおはしまさあき)
<所属>特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)
<担当>2008年G8サミットNGOフォーラムの事務局

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