TOWプランナーズスクール STAFF通信

超実践型のプランナー養成講座「プランナーズスクール」スタッフが綴る、
日々の出来事とか講義のダイジェストとか諸々です。

消費者接点としての新しい展示会②

2009-12-24 00:53:52 | 講義ダイジェスト
どうも!明日香です(^^)
2009年も残りわずか!
 年内最後のプランナーズスクールが行われました\(^^)/

今回の講義は前回に引き続き、三好邦浩さんによる講義です。
前回、皆さんに気になる展示を撮ってきてくださいという宿題が出ていたので、最初は受講者の方が撮ってきた“気になる展示”の発表から始まりました!

街のディスプレイを撮ってきた方や、学園祭の飾りを撮ってきた方、さらには面白い自動販売機を撮ってきた方、街のイルミネーションを撮ってきた方、街中の気になる広告を撮ってきた方、海外から気になる広告を撮ってきた方…… 皆さん、目の付け所が鋭い!!! 写真を見ているこっちが、面白くて楽しくて勉強になりました(^^)

ここで、気になる展示に共通しているキーワードは4つ。
展示をプランニングする際に必要なのは “大きい”“変化”“美しい”“参加型”ということです。

どんな物でも、大きいと目がいきますよね。
さらには回っていたり、定期的に揺れたりと、動いているものには目がいきやすいです。
そして参加型とは、通行人の顔が映ったり、手を叩くと画面が変わったり…
このように参加出来る仕組みになっていると印象に残りやすい、と話していただきました。

そしてここが今回最大のポイント!
展示の役割とはなんだろうと考えたとき大切なのは
インパクト×体験/経験価値だそうです。
消費者にいかにインパクトを与え、いかにその体験や経験で“購入”に結びつけるかが重要だそうです。 そこで今後必要になってくるのが、そんな“新しい展示”。

三好さんは 「展示という空間から、ダイレクトに購入できる、そんな新しい展示を考えていきたい」と話しました。
例をいうなら… TOKYO GIRLS COLLECTIONのようなファッションショーから、その場で洋服が購入できるといったシステムのようなものです。\(^^){

あのシステムは面白いですよね! と、いうことで!
ここからグループワーク開始!
私たち記録係も参加させていただき、各自新しい展示について考え・発表しました(^^)
化粧品についての新しい展示だったり、自動販売機だったり… と皆さん和気あいあいと話し合いをしていました(^^)v
今回、この講義で私が感じたのは、広告や展示、一つ一つに意味があるんだなぁと改めて思いました。その意味を探りながら街を歩くと、さらに面白いし、自分の中の引き出しが増えるのではないかと思いました。

三好さんは 「何かをインプットしなければ、アウトプットできない」 と言っていました。人間は、どこかで見たことがないと、聞いたことがないと“新しい何か”を発信できません。「新しい展示に答えはありません。今回の講義をきっかけに、それぞれの視点で“新しい展示”を考えていくきっかけになればと思います」と言って、2回にわたって行われた三好さんの講義は終了しました。 何事も意識してみることが大切なんですね(*^^*) 今回も勉強になりました!ありがとうございます☆ それでは皆さん、よいお年を\(^^)/

インタラクティブプロモーション

2009-12-22 01:13:03 | 講義ダイジェスト

2009年最後のプランナーズスクールは、葵デジタルクリエーションの江田浩さんによるインタラクティブプロモーションでした。(^ω^)

ではいきなり、みなさんに質問です。
5番目のマスと言われ、困るとその中に全部入れてしまうものはなんでしょう?

それは「web」です。
江田さんは、

「webにはマスの本来の機能である「集客」「購買意欲の向上」がなく、無理やり消費者に見せることが出来ない。クリックされて初めて情報を伝えることが出来るメディアである。だから、コンテンツとして純粋に面白いこと(クリックや入力など体感的な理解ができる仕組みがあること)が何よりの導線になる。」

と、おっしゃっていました。(^^)

たしかに、最近企業のHPにフラッシュゲームなどのコンテンツが多くなってきたなと感じていましたが、そのせいだったんですね。(^ω^)

ではその面白い企画はどうやってたてるのかというと、
「企画とは連想ゲーム(例え)である。遡及したいポイントを元に連想ゲームのように企画をたて、一見ちょっとすぐにはわからない例えの方が企画的に強い。またブランドの企画の場合は、単なる商品性だけでなく企業背景を探る必要もある。つまり、企画コンセプトは自分の中にあるものを吐き出して、具体化していくことによって強くなる」

とのこと。

江田さんが例にあげたのは、 「バイラルムービー」「ブログパーツ」「携帯を使ったプロモーション」「ARG(仮想現実)」

私が一番興味を持ったのはARGなのですが、これは「仮想の世界と現実の世界を連動させ、ユーザーを動かす」そうで、例えば携帯でゲームをしていて「新宿駅にヒントがある」となった時、実際にユーザーが新宿駅に行って、QRコードを読むとゲームが展開するといった感じらしいのです。

こういうゲームあったらやりたいと思いませんか?

私なら絶対買いますね\(^o^)/

とまぁ、話がそれましたが、江田さんがおっしゃるに、 「重要なのはユーザーを動かす仕組みを作れるプランナーが、これから先必要になる」 ということです。
「そのために必要な仕組みはこの3つ!!!

① メディアニュートラル
テレビ・雑誌・イベント・web・OCH・PR・ラジオ・新聞…とすべてのメディアに通用するとは限らない。どのメディアにも肩入れせず、効果に肩入れすること。

② ターゲット研究
数字ではなく、消費者の本音に迫ること。消費者の移動経路にタッチポイントがあり、消費者のマインドの中に語りかけのヒントがある。そのために違う世代の人と交わる(mixi、Twitterなど)

③ PRの活用
消費者の信頼度が高い無料の広告。マスコミがとりあげやすい題材(ギャップ)を作る。

この3つの仕組みを作れて、広告を単なる認知から消費者との関係づくりへと変えられるようにならなければならない」

私のwebに対する考え方が180°変わったとてもタメになる講義でした(^ω^)

今年最後のプランナーズはみなさんいかがでしたか?
また来年みなさんに会えるのを楽しみにしています。
体調にはくれぐれも気をつけてお正月お過ごしください(^^)/ *may*


消費者接点としての新しい展示会①

2009-12-16 00:22:23 | 講義ダイジェスト

こんにちは!!
今週も記録係tatsuyaです
最近寒くなってきましたね
東北のほうでは大雪が降ってるらしいですよ。
今年もしくは来年には東京でも雪が見れたらいいですね
さて先週の講義の中身に入っていきましょう!

先週の講義テーマは消費者接点と新しい展示です。

ある企業の新しい展示会で、消費者と更なるコミュニケーションをとっていきましょう、といった内容になります。

展示会をする際の段取りを説明しましょう。
・オリエン→・与件の整理→・アイディアブレスト→・方向性決定→・各パート作業→・企画書取りまとめ→・プレゼンリハ→・プレゼン

といった中身であります

さて一つ一つ中身入っていきましょう。
まずオリエン!オリエンをする際に重要なのが

オリエンシートを熟読する
疑問点の洗い出しと質問
情報収集


この三つを抑えた上でオリエンをしていくのがポイントであります。

オリエンシートを熟読することによってクライアントのもつ課題を抽出、または整理することができ、展示会で果たすべきミッションを設定するこができます
また、得た情報でさらにクライアントの考えていることが理解できますね

そこで与件の整理をし、疑問点の洗い出しと質問をすることによって人と人とのディスカッションをし、とことんわからない部分を制覇していきます。

次の作業は設定したミッションを果たすための企画の方向性を探る

段取りと照らし合わせますとアイディアブレスト、方向性決定の部分に当たります。

企画の方向性をさぐるのは
ブレストの数が勝負

お互いに多くの意見を振る舞い、それを検証していくことで答えが見えてきます。
そして、その見えてきた答えでコンセプト作りをしていきます。
ブースデザインはこういう形でいこう、そしてそこでの演出はこういった形でやろう、そして運営はこうこうこういった運営で運んでいきましょう。

何度も何度もブレストをこなすことで、しっかりとしたコンセプト作りができあがります

次は各パートの作業です
各パートの作業とは上記に記載した、デザインブース、演出、運営のことであります

上記の各パートの説明は、一つの例を挙げて説明したいと思います。

最近のブースデザインで言いますと、例えばある家具屋の会社説明会に行ったところ、その家具でそろえた部屋のモデルを造形していました。
いわゆる、ブースデザインの部分にあたりますね 
ベットがあり、机があり、箪笥があり、うちの会社の家具はこんなに良い素材なんだよ、といったイメージを一目で感じさせる印象を瞬時に持たせることができていました。
その家具の会社の造形の方法としては非常に効果が大きいとう印象をもちました

また、そこで一人の社員さんが会社の説明をして、その会社の説明を非常にうまくこと細かくプレゼンしていました。
しかし新入社員の一言も踏まていましたが、演出の部分では少し控えめであった気がしました

そして最後は運営です。そこの場所はあくまでも、会社説明会ですので学生をどれだけ興味を抱いてくれるかが勝負です。
なので、今回の家具屋の会社の運営ポイントとしては、より良い学生を新入社員として迎えたいので、少しでも興味を持たせるといった運営コンセプトを成功すれば、運営の部分は完璧でしょう

といった各パートの流れでその三つを抑えていけば、消費者との接点は深みを増すことができます
案の定、その会社は三つの事柄を抑え消費者(上記の例えだと学生)とのコミュニケーションをうまくとったことで、今年の希望者数は物凄い大人数でありました
さすが


そして、最後に上記の事柄を抑えた上で、プレゼンの発表をがんばりましょう
展示会を行う時上記の流れで取り組んでいけば、絶対に消費者との接点は深まるに違いありません
コミュニケーションってほんと大事ですね

さて、今週のブログも少しでも見てくださっている皆様の力になれたら光栄であります

また来週もブログ更新していきますので、スタッフ通信チェック
忘れずによろしくお願いします

それでは、また来週

記録係tatsuyaでしたぶひ





バズプロモーション②

2009-12-15 00:46:35 | 講義ダイジェスト

今週も先週と同じくADKの木田さんのお話です(^ω^)
まず先週の復習としまして「企画とは何か」を受講者に問いました。

みなさんにとって企画って何ですか?
プランニング?アイディア?ソリューション?
なんかカタカナで言われてもよくわからないですよね。

木田さんいわく企画には2つの種類があって、

①短所を改善、解決すること
②気づいてもいなかった問題を発見して良くするためのアイディアをだすこと

相手によって①だったり②だったり、はたまた両方だったり…
とりあえず使い分けて相手が望む企画を、私たちはしなければならないのです。

では、みなさん商品って何ですか? 商品は価値/価格です(^ω^)
この価値と価格のバランスで、お得感が決まります\(^o^)/

いかに価値を高め価格を下げられるか。
お客様が商品を買う理由がそこにはあるのです!!

でも待ってくださいΣ(゜□゜;)
 例えばばみなさん「車」って安かったら買いますか?ちょっと心配ですよね(´・ω・`)
だからよくThink(考える)しますよね。
では見比べてどうしますか?
まったく同じだったら、その時のFeeling(気持ち)で決めませんか?
逆にボールペンを例にあげてみましょう! ボールペンは考えて買いますか?考えても色ぐらいですよね?

このように、商品にはポジショニングがあります。 このポジショニングの図をインプットして、商品ごとの広告の仕方を考えましょう\(^o^)/ ってすぐ考えられたら天才です。そのためにまず脱線(エクスカージョン)しましょう!!

これはアイディア100個連発できる発想法です(^ω^) みなさん紙とペンの準備はよろしいですか?
手順1:動物を1匹想像する (例:リス)
   2:
形容詞10個思いついた順に書き出す (例:ちっちゃい、かわいい、腹黒な、素早い、かしこい、のろまな、不細工な、大きい、丸い、細い)
   3:下から三番目の形容詞に○をつける (例:○大きい)
   4:
その形容詞をテーマにアイディアを出す (例:とある車を売るためのアイディ
ア→バスの大きさの普通乗用車)
   5:④
を3~5人で、ローテーションで発言する。
パスは三回まで(^ω^)
これなかなか出てこなくて、適当に言ったのが案外良い案だったとかあるんですよ(笑)
みなさんぜひやってみてください(´3`*○) そして、時間がどんどん押して終了予定時刻になっても終わらない木田さんの、これだけは言いたかった5つのポイントがあります!
・質問は一つ。 たくさん質問してしまうと自分のゴールへの軸がぶれてしまいます。
・ブログを読め。 消費者の生の気持ちがそこにはあります。
・購買欲求を読め。 ポジショニングのFeelingを伸ばそう。
・一言で伝えろ。 読めて書けて言えるキーワードをきかせる。
・面白いか? 面白くなかったら口コミは生まれません。

これらの核を強くして、私たちが考えた企画で消費者を動かしましょう(・∀・)
来週は今年最後の講義です。
みなさん、2009年最後の講義私たちブログスタッフも頑張るので、受講生のみなさんも体調管理をきちんとして、年内最後の講義に出席しましょう☆ *may*


バスプロモーション講座①

2009-12-10 01:41:02 | 講義ダイジェスト

TOWプランナーズスクールスタッフブログ salt 2009年11月28日 第9回 バスプロモーション講座「(㈱)ADK バイラルディレクター 木田 広大」

『SayingとDoing』

第9回TPSがスタートしました。
今回の講義はADKの木田広大さんでした。 

最初は受講生全員にTPSがちょうど折り返しということで何を学んだのか、TPSの感想などを聞いていました。
そしてTPSを受けてきて、企画とはなんだろう?ということも聞いていた。

最初から講義に入るのではなく、受講生が実際に話したり、発表することで講義にもつなげやすく、真剣に聞けるのではないか。と思いました。 (学校の授業もこんな風にしていけばもっとよくなるのに・・・っとも思ったりもしました。)

『ソリューションとアイデア』

企業にとって問題や悩みが有る場合と、無い場合が存在します。

アンケートなどで悩みがわかった場合、それを改善しようとします。
その悩みを改善すること、しようとすることこそが企画なのだ。
っと木田さんはおっしゃっていました。

さらにそれがソリューションなのである。

悩みが分かってない場合は、まずはアイデアを出すとのこと。
アイデアというのは誰でもだせる!しかし、誰でも出来るからといって誰もやらないのはいけない。誰かがやらなければいけないことなのです。
ソリューションとアイデアを考えて企画、会社は発展していくのです(。・ˇдˇ・。)

『キーワード』

今までのTPSで口コミについての重要性、必要性などについては説明してきたので分かりますよね??
そして口コミに特化して企画している木田さんはこう言います・・・

「口コミには時間がかかる」と!
しかし、キーワードがあれば伝達が早い!
そして記憶に残りやすい!

ということでした。そこである実験を行ないました。
2チームになっての伝言ゲームをしました。

1つのチームはお茶のパッケージを見て、
もう1つのチームは「TOWのトイレの水」
どちらが早く正確に伝わるかという実験です。

当然早いのは「TOWのトイレの水」を伝えきったチーム!
このようにインパクトがあり、簡単で覚えやすいこであれば、口コミも素早く幅広く広がっていくのです(´□`*ノ)ノ

『Saying→Doing』

広告で重要なのは口コミ、しかし口コミを広めていくには広告を打ったりして莫大な費用が掛かってきます。そこで広告を打ちまくって一方的に広告する(Saying) ではなく、逆に話題になってマスコミが取材にきてくれるような広告(Doing)にすれば口コミ効果は飛躍的に上昇するのです!!

これには、なにを言うかではなく、なにをするかを考え、いかに巻き込むか!!
それが重要になってくるんです(・c_・`)

ここで、広告グランプリを授賞した数々の作品の、SayingとDoingを説明していただきました。 

いろいろ説明いただいたのですが、例として1つ紹介したいと思います。

これは観光客を島に呼ぶために考えられた広告です。

普通はいいところを並べたりするもんですがこれは一味違います。
広告をそのまま求人にしたのです。
しかも、仕事内容は毎日マリンスポーツをしてブログを書くこと!それだけ!遊んで、しかも給料も支払われるということで、世界中の人が飛びつきました。
そこでニュースになりました。
そして、それを目にした人たちはブログを見て島の良さを知り、旅行したくなるといった感じです!!

これがSaying→Doingの重要性なのです!
そしてこれを見た後1人1人沖縄の企画を考え発表しました!結果は惨敗・・・。
なので次週は企画のテクニックを伝授していただけるとのことです。
とっても楽しみですねぇ+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+

次週が待ちきれない僕なのでした!


イベントと映像

2009-12-08 15:00:59 | 講義ダイジェスト

こんにちは
イベントプランニング記録係tatsuyaです!
早くも今回で9回目のスクールとなりました今週の講師の先生は杉本 治さんです!

では早速中身に入っていきたいと思います。
アイディアは直感である!

まず、杉本先生の紹介をしましょう

数多くの音楽ライブを担当し、音楽プロデューサーの中でも偉大な一人であります
演出から、入場、ましてはカメラの配置からすべてのプロデュースをこなす偉大な音楽プロデューサー通称スギボン
スガシカオからXジャパン。さまざまな音楽ライブイベントを成功させ、音楽界では名を残す偉大な人であります。

そこで今回は成功させたイベントでの発想するコツを記載していきたいと思います。

何かイベントを考えるときは第三者の目を必要とすること

第一人者、第二人者が納得したイベントを考えても、第三者が評価をして初めてそのライブが成功に至ります。

あるイベントの成功として
帰りにそのイベントの内容を他の友達に自慢したくなるようなイベント作りをしていくこと
また、人が立ち止る企画を考える!

ある道路に過去に例がないイベント映像を流すことによって、人は足を止め
これ何だ?
と思い、足止めをさしたらそのイベントは成功する可能性は高くなることになりますね

例えばあり得ない例といえば、実現していませんが東京駅の中にできる動物園

や、水中を泳ぐ携帯電話など、今まで過去に例のないものを発想させるのであります。

まさに自分の発想、空間を実現させる
それが杉本先生の仕事であります

だから、常に頭でこれがこうなったらおもしろいな
これをもっとこういう演出で、こういった映像を使って、こういった入場したらおもしろいのではないかなど考えることが重要であります

そこで先頭に記載した言葉アイディアは直感である
といった言葉が活きてくるのです

電車に乗っているとき、車にのっているとき、歩いているとき、常に

これがこうなったらおもしろいな

を忘れずに頭をフル回転すれば直感が生まれてくるに違いありません

杉本さんはこれからもさらなる空間、アイディアを屈指、今までにないイベントに挑戦していくでしょうfight

最後に杉本さんの仕事に対する信念を話してくれました。

それは

腐らないこと
何かひとつのことを腐らずやり通す


そうすれば 絶対に結果がついてくる

その言葉を残して杉本さんは講義を終了させました

今回のブログはどうでしたか
私もこれから、常にこれがこうなったらおもしろくなるなを忘れることなく、頭を回転さしていきたいと思います

それでは皆さんまた来週

記録係 tstuya


スペシャル講義②

2009-12-01 15:48:16 | 講義ダイジェスト

今週は、2回目のスペシャル講義でした。
今回のスペシャル講義を担当してくださったのは
(株)GT INC. 取締役 兼 クリエイティブ・ディレクター
内山光司さんです!!

では、早速授業の内容に入っていきたいと思います。

最近の広告はインターネットの出現によって変化してきているのはみなさんもご存知だと思います。

その変化の特徴を内山さんは分かりやすく教えてくださいました。

育モデルから
ラーニングモデルへの変化



「教育」は、一人の先生が大勢の生徒に教科書の情報を教えている状態。
簡単に言うと学校の授業と同じ状態ですね。

それに対して、「学習」はあることについて、自ら学ぶ状態のことです。
つまり、時間、場所の拘束がなく、先生も一人ではありません。
誰から何を学ぶかを選べる時代になったのです。

例にすると、テレビCMから一つの情報を国民全員に
同じ方法で伝える広告が、今までの「教育]モデルなわけです。
一方、パソコンで欲しいデジカメの価格などをパソコンで調べることや、
行きたいお店の情報をインターネットで調べたりすることが、
学習」モデルなわけです。

この変化により、クライアントが伝えたいことを
どう正確に効率的に教えるか、からどう正しく学んでもらうか
という風に広告の出し方も変化してきているのです。

関心をデザインする
ノベル、ウタウ、カタル



ノベルは一対多について、自分の情報を伝えること。
ウタウはノベルに情感がプラスされ、
左脳だけでなく右脳も刺激して印象に残すこと。

カタルは対話してお互いの意見を交換すること。


ノベルとウタウは一方通行なのに対して、カタルは両通行であり、
お互いの会話の中で引き出しを出し合うことができ、
効率的に情報を伝えることが出来ます。


内山さんは、
企業とユーザーが語り合う構図が、
これからの広告の変化となるだろうとおっしゃっていました。




内山さんが今まで作られた広告の中で
一番好きだという広告を教えていただきました。



その広告は「フェリックスの世界旅行」という
とある通信会社の広告で、
子供やその子供の親をターゲットに対して、
その通信会社のイメージの向上、
さらにグローバルイメージの定着をするのが目的でした。

フェリックスの世界旅行」はもともと原作の本があって、
そのストーリーはフェリックスというぬいぐるみが迷子になってしまい、
なぜかそこから世界中を旅して、
旅先からフェリックスの主人に手紙が届くというストーリーでした。

この広告はその原作の話のように世界の文化を、
インターネット上で紹介していく広告でした。

私も拝見しましたが、
子供が自分と同じ世代の世界中の子達がどのような生活をしているか、
世界の国々の多様性を知ってもらえるようなグローバルな企画でした。

この広告は心の動きをデザインして、
ユーザーを自主的に動かすことによって、
見たことのない驚きを提供する広告となっていました。
実際、大人の私から見ても非常に興味を持ちましたし、
心を動かされた広告でした。
特にフェリックスから届く最後のメールは大きな感動を覚えました。
皆さんも是非見てください!絶対に感動します!!


今回の講義で驚いたことがあります。
それは、内山さんへの質問の多さです。
いつも講義の終わりに講師の方に質問をできる時間があるのですが、
私が今まで経験した講義や講演会のなかで、
ダントツに質問の量が多かったのです。

講義に出席した人たちが全員質問したんじゃないかというくらいに
みなさんどんどん質問していました。
そのたくさん質問に内山さんは一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

もし私だったら途中で適当になってしまうと思います・・・。笑

最後に内山さんがターゲットの印象に残すためのコツを
教えてくださいました。

それは

気持ち良く裏切ること


ということでした。

最後まで僕らの目線に立ってお話をしてくださり、
非常に相手のことを考えることが上手い方だと痛感させられました。
凄く楽しく「学習」しやすい講義をありがとうございました。
                        

                        Ryu-ki