TOWプランナーズスクール STAFF通信

超実践型のプランナー養成講座「プランナーズスクール」スタッフが綴る、
日々の出来事とか講義のダイジェストとか諸々です。

卒業演習「プレゼンテーションテクニック」②

2010-03-23 01:37:31 | 講義ダイジェスト
TOWプランナーズスクールスタッフブログ salt 2010年3月20日 第21回
卒業演習「プレゼンテーションテクニック」② 「(㈱)TOW顧問 清水勝男」
『7つの極意とストーリー』

今回は、最初に講義をして後半はグループワークと言う流れです。
まず始めに、来週の卒業演習プレゼンの評価の採点表の配布と解説です。
採点表はこんな感じです。

②~④に関して配点が高いのは、今まで半年間学んだ事が存分に生かせるように、生かして欲しいという意味で配点が高いようです。
⑧に関しての補足はストーリー性やチームのバランスなどが、この中に入ってくる模様です。
そして何より考えた企画で、『最高売上を出す』ことが一番の目的と言うことです。

『プレゼンテーションの構成』
来週のプレゼンテーションに向けて、清水校長がストーリー構成について講義していただきました。
実際に講演される内容ということで、とてもリアルで参考になると思いました。
構成として、90分講演をするときにパワーポイントで行なう場合、約50枚程度が妥当ということです。

ストーリーを順に説明していきたいと思います。
(1) 自己紹介
見ず知らずの人にプレゼン、話をする時はまず自分の紹介をし、何をやってきたのか、どんな経験があるのかを話す必要があります。
内容に説得力が出たり、共感できたりするからだと思います。ここでのポイントはどんなに凄いことをしていても、いやみなくトーンは下げて言うということです。
(2) 結論
最初に結論から入ります。結論から入る事でゴールが見えて話しを理解していきやすいと言う効果があります。
(3) 枕(プロローグ)
ここでは前置きとして、テーマとは一見関係ないようなことを話しておきます。
そこにはひきつけるような言葉を書いておくのがポイントです。
(4) テーマの説明
ここで本題のテーマの説明に入ります。前の枕から引き続いてになるので、話しも理解しやすく思うように進んでいけます。
ここではテーマに関してだけではなく、市場なども合わせていったほうが効果的です。
(5) 変化
いままでの内容を理解した上で、変化について話していきます。
テーマによってですが、例えば市場やビジネス体系、もしくは企画などどのようにこれから変わっていくのか、という変化についてここで触れていきます。
ビジネスの話しもここで入れていきます。
(6) もう一回結論
最後に、全てを理解した上で最後にもう一回結論を言います。
そうする事によって印象深くすることができ、一貫性で出来るのです。
そして、こちらが清水校長が書いたものになります。

『企画をつくる7つの極意』
先週配布された、「プレゼン20の極意」もかなりの素晴らしいものでしたが、こちらも負けず劣らず素晴らしいものでした。
ここで清水校長からの企画作成の極意を、ここでは3つの重要なポイントで載せたいと思います。
「いいモノをマネすること」
過去の成功例を徹底的に分析し仮説をたて、新しい仕組みを作る。
パクリではなくオリジナリティをプラスして、過去を越えるプランにする。
斬新過ぎるものは受け入れられない可能性があるのです。
「楽しい気分で、オモシロがって創ること」
何事にも挑戦するマインドを持ち、スタッフで達成感を共有する。
チームは必ず奇数で構成する!!
「どんな時でも、どんな所でも、あるいは寝ているときも、勝つためのプランを考えること」
卓越したアイデアは会議室ではうまれない。自身、確信、情熱を持て!!

半年通ったTPSも来週で最後です…
半年で大きく成長した自分がいます。
来週は卒業演習のプレゼンです。
salt

卒業演習「プレゼンテーションテクニック」①

2010-03-17 00:30:34 | 講義ダイジェスト

勝てるプレゼンの20の極意

今週からプランナーズスクール校長の清水勝男さんによる
最終課題が始まりました。

今週は清水校長による、ご自身の経験から作られた、勝てるプレゼンの極意」についての講義と、前回事前に出された課題の「アバター紹介」の発表がありました。

清水校長の講義はこの質問から始まりました。
この業界の人間はあらゆる話題を誰よりも早く取り入れることで、
経験値に差が出る。」
広告業界では情報が非常に重要になってくるんですね。

そして、話はプレゼンの極意へ。
「プレゼンは勝たなければ何も始まらない。そして何も残せない。」
広告業界は、プレゼンによって仕事を勝ち取ることが大半です。

オリンピックの招致活動のようにプレゼンするためには、多額の資金が必要になります。
しかし、そんな多額の資金を投入しても、東京のように負けてしまえば0になってしまい、逆にリオデジャネイロのように勝つことが出来れば、その資金の何倍も儲かる仕事を手に入れられるのです。

だから
「プレゼンには金メダルしかない。銀や銅ではダメ。」

では勝つためには何が必要なのでしょう?
「プレゼンは戦う前に勝敗がついている。事前の広範囲なリサーチ力。
人間関係の構築が不可欠だ。」

プレゼンを企画する

「オリエンを徹底的に分析する力がいる。不明な点はどんどん質問しろ。
オリエンの裏に隠されているクライアントの心を読め。」

プレゼンを実施する

プレゼンを実施するときは、クライアントの要求と自分達の売りがマッチしていることが非常に重要です。
「採点表をクライアントの立場に立って考え、作成しろ。」

クライアントの立場になって考えていくことで、どこに重点を置いてプレゼンをすれば効果的かが発見できます。
もし、自信がなければ、もう一度ゼロからやり直すべきなのです。

ここでは、いくつかしかプレゼンの極意を紹介できませんでしたが、
今週休んでしまった人はプレゼンの極意のシートがあるので
来週のスクールで学生スタッフにもらってください。


スペシャル講義③

2010-03-08 04:22:57 | 講義ダイジェスト
今週は博報堂ケトルクリエイティブディレクターの嶋浩一郎さんによる 最後のスペシャル講義でした。
嶋さんには色々なメディアが増える中で、いかに最大の効果のある広告を作れるか熱く語っていただきました。

・ニュートラル 使える物は何でも使う
「恋と戦争は手段を選ばない」
このように、使える物すべてを使ってお客様の悩みを解決することが仕事であり、広告を作ることが仕事ではない。今そこにある物を使って、どのように解決するかが重要!
・全部いっぺんにやる
今までは戦略→表現→メディア→SP・PRと順番にやっていたが、ケトル式は課題からコアアイディアを見出し、手口をニュートラルに考え、表現×タッチポイントで表す!
・手段と企画をはきちがえない
テクノロジーは企画ではなく気持ちを動かす手段である。
最も効くツボ(コアアイディア)を押すのがプロフェッショナルで、それは単純なことが多い。
今の広告はリーチ(何人に到達したか)フリーケンシー(頻度)よりも、 レレバンシー(深み)の方が重要。

嶋さんが手がけた広告をいくつか紹介して頂いたのですが、すべておもしろかったです!!
コンシューマージェネレーテッドアドだったり、 リアルとヴァーチャルの融合だったり、 ネットイベントだったり、 草の根テロリストだったり…。
すべてに共通しているのは、シナリオが大事ということでした。
嶋さんのおっしゃると通り、「同じ景色を見ても違う発見ができるように」 片づけられないB型道を貫いて日常の中の発見を探していきたいと思います。
*may*

イベントプランニング総論③

2010-03-03 00:31:08 | 講義ダイジェスト

こんにちは!イベントプランニングコース・あすかです

今回は、前回と前々回おこなってきたイベントプランニング総論の最終日・発表です。

某通信会社の販促イベント考えるということで、各グループ悪戦苦闘しました。
掲示板などで情報交換のやり取りを行ったり、朝も早くに集まったりして、各グループ完成度を高め、本番に臨みました。
皆さんのモチベーションが高い!
講師から講義を聞くだけでなく、このように受講生同士(私、スタッフまでも)刺激し合い、成長出来るのが、プランナーズスクールだと、改めて感じまし。
各グループ、パワーポイントを使用し20分間の発表です。


今回も、担当講師であるTOWの小柴さんを「広告会社の担当者」と見立て、どのイベントを実際に採用するか…とリアルな視点で審査していただきました。
イベントの企画力を一番にみるのはもちろんですが、他にも調査力や課題設定力なども、大きなポイントとなっていました。

さらには表現力も大切です。

自分たちの企画を、相手にどう「美しく」みせるか、 担当者を引き付けるか…
実際に表現方法1つで、教室の雰囲気をガラリと変え、担当者を引き付けることに成功したグループは採点も高めでした。
しかし、分析を事細かにおこない、そこから課題を明確にとらえ販売促進につなげているグループも評価は大きかったですし、クライアントである某通信会社をよく理解し、その会社にあった企画を立ち上げたグループも、評価が高かったです。 順位というものをつけてはいたのですが、担当の小柴さんも頭を悩ませるほど、どのグループも面白い企画を立案しました。
小柴さんに指摘していただいた点は、今後に活かしていければと思います。
大きく成長出来た発表だったのではないのかなと感じます。  


プロモーションプランニング総論③

2010-03-02 06:03:30 | 講義ダイジェスト
TOWプランナーズスクールスタッフブログ salt 2010年2月27日 
第18回 プロモーションプランニング総論③
「㈱TOW 企画ディレクター 近岡 渉」

最初はこの2週のポイントだけ、確認作業を行いました。
それは前回までのを参照してください。

『選べる喜び<決断の苦悩』
想像してください…あなたの今日の夕飯はカレーです。
そこで材料を買いにスーパーへ来ました。一通り食材を買って最後にカレーのルーを買うことにしました。
ここで質問です!
あなたはどちらで買い物をしたいですか?
1、50種類のルーが置いてある棚
2、5種類のルーが置いてある棚
大半の方は実際に自分が選んで作るとしたら、間違いなく「2」を選ぶでしょう!
それは人間の心理が深く関わっているようです。
選択肢が多すぎると逆に選びづらくなってしまうということです。
しかし限られた中なら、その中ですぐ決められるので購買に繋がっていく!!!
そんなデータもらえるそうです。

近岡さんの実績紹介をしていただきました。
どれも耳にした事のある企業や商品、イベントでした。しかも、ジャンルに絞られず何でもこなしていると言う感じでした。
これを近岡さんは、「私たちは何でも屋」と表現されていました。


「某大手車メーカーの小型車」のプロモーションプレゼンテーション』
A4の紙5枚を使用し、その中にタイトル、目的、期待効果、実施内容などを盛り込みました。
まずは話し合い、内容を完全に決めることからスタートしました。
ここで重要なことは3つあります!
1、タイトルと内容の検討
チラシ、ポスター、イベントの細かい記事やニュースをイメージしてみる!
これをする事で、よりリアリティーが増すとのことでした。
2、流れの検討
流れと言うものは台本であり、舞台セットでもあります!
プレゼンテーションをする時は、とても重要になります。
3、全部いいところを取り込まないようにする
失敗パターンなのですが、いい意見が多く出たとしても全部を取り込むと逆に悪くなる事が多いようです。
GWを重ねて、プレゼンテーションの時間がやってきました。
審査員(クライアント)は近岡さんを始め、TOWの社員の方が4名も加わっていただいてスタートしました。


ベビーカーが登場したり、映画とタイアップしたり、企業のエントランスに置いたり、イベントに出したり、コンビニだったりそれぞれ違ったプレゼン内容でした。

様子はこちら。
  


プレゼンが終わった感想としては… まだまだでした。
内容やプレゼンテーション力もそうですが、 『企画への愛と敬意』が足りてなかったのかと思いました。
プレゼンをして、実際にTOW方から疑問点や改善点などを指摘していただきました。どの方も、真剣に質問や意見をおっしゃっていました。
TOWの方、プロの方は企画と言うものを愛していて、さらに敬意を持っていると感じました。
その意識が私達には足りなかったのではないかと痛感いたしました。。。これを次へのバネにしたいと心に誓いました。

『正解のない世界…』広告業、プランナーという仕事はアウトソーシング産業です。つまり、なんでも正解であり、なんでも間違いになるのです。
だからこそプランナーは 正解を求めて走り続けなければならない。
それを楽しめる人こそプランナーなのだ。
だからプランナーの方の目は、いつもキラキラし燃えているんだと、1つの答えをそのときに見つけました。

私は、プランナーという仕事に強い憧れを持っているので、この言葉は心の芯まで響いてきました。

最後に近岡さんから
『あなたの志はなんですか??』
『ぜひ、高い志を持ってください!』
『そして人をHappyにするような企画を作ってください』とのことでした。
 salt