ヴェスペリアプレイメモ

プレイ日記ではなくメモというのがミソ

「家族」

2008-08-29 20:51:39 | Weblog
ヴェスペリアパーティにおける「家族」感について考える。
ユーリ達って今までのシリーズ中でもかなりパーティが「家族」に見えます。
考えてみると、ユーリ達って自分の家族の話って一切しないし、出てこないんですよね。
唯一ジュディのお父さんの話がちょっと入るぐらい。
思い返すと、それはテイルズシリーズでは珍しいことのように思えます。
今までのシリーズって、全部キャラクターの家族も絡む話だったと思います。
それが、ヴェスペリアでは全然家族の話が出ない。
だからこそパーティメンバーが「家族」に見えるんだと思いました。
なんか、ごく自然に一緒にいて、それが当たり前で、一番落ち着く場所で。それって「家族」ですよね。

ユーリにとっての家族はフレン含む下町の人達だと思います。
仲間達は下町の人達とは違う「家族」。なんだろう…甘えたりできる家族…?
下町には色んな人がいて、楽しく一緒に暮らしていくって感じ。ユーリの原点であり、一番大切なものだと思います。
仲間達はユーリと対等なんです。下町と同じでユーリは仲間内でもやっぱり兄貴分だけど、下町とは感覚が違うんじゃないかな。
仲間達はユーリを頼るけど、その分甘やかしてくれる存在。ちょっとぐらいわがまま言っても大丈夫。

エステルは本当に仲間達が大好きだと思います。「仲間」「友達」そして「家族」として。
頼り頼られる「仲間」。一緒に笑ったり泣いたりする「友達」。当たり前に一緒にいる「家族」。
どれも今までエステルが知らなかったもの。
多分、パーティで一番「家族」を大切に思っているのはエステルかもしれません。
今まで手に入れ得なかったあたたかさ。大好きな人達。

カロルが一番「家族」をエンジョイしている気がします。エンジョイって。笑
一番年下だしね。なんだかんだで皆もカロルのこと心配して大事にしてくれてますもんね。
今まで色んなギルドを転々として、なかなか心が落ち着ける場所が見つからなくて。ナンの傍に居たかったんだろうなぁ。
新しく見つけた「凛々の明星」という居場所はあまりにも優しかった。
大事な大事なギルド。色々あったけど、カロルは凛々の明星が大好き。それって皆が大事で大好きってこと。
心が一番安らぐところ。「凛々の明星」は「家族」以外の何ものでもない。

リタはやっぱり素直になれないけど、皆のことが大好きなはず。
誰も信じられないと思っていた頑なな心がだんだんと解けてきて。素直にはなれないけどね。笑
気付かせてくれたのはエステル。エステルだけじゃない。ユーリもカロルもレイヴンも、そしてジュディも。
いつのまにか一緒にいると嬉しくて、楽しくて、落ち着いて。一緒にいたいと思うようになる。
人を信じることって。人を好きになるって。こんなに素晴らしいことなんだって。

ジュディは飄々としてるけど、皆と居てけっこう救われたはず。
一人だけで道を歩いていても寂しいだけだって。皆といるとこんなにも楽しくて満たされるなんて。
いつのまにか、失った「家族」のあたたかさを思い出してたんじゃないかな。
ジュディも「家族」には甘えられるんじゃないかな。あんまりそんな感じないけど彼女は。笑
でもジュディがわがままを言ったら皆は快く聞いてくれるはずです。「家族」だもの。

レイヴンはただただ純粋に皆といる時間が好きって感じ。
ギルドの幹部でも、騎士団の隊長でもない。ただの「レイヴン」であることを楽しんでいた。
いつのまにかただの「レイヴン」として生きることを望むようになっていた。
周りに感化されてか、レイヴンも「レイヴン」としての道を探し始めた。
その「レイヴン」が生きるところは、他でもない「家族」のところで。
ユーリに「俺たちゃ一蓮托生っしょ」と言ったりしてましたが、あれは本心ですよね。

なんて色々考えてみたり。
「家族」大好きだああああ!!!!