東北オステオパシー会

日本を代表するオステオパシーの権威、齋藤巳乗先生がつくった治療法である「誇張法」を学ぶ研修会です。

「支点」を見つけ出す

2016年10月07日 | お知らせ


セミナー前、受講者の1人が数日前にスポーツで
足首にひどい捻挫し、歩くのがかなり辛いので、
研修会の参加を迷っていました。

『会場までたどり着けそうでしたら
研修会で調整された方がいいと思います。』とお伝えしました。

当日、歩くのが痛そうでしたが、頑張って参加されました。
遠いところ、参加していただきありがとうございます。

今回のミッションは、前回に引続き
『支点』を見つけ出す作業です。

オステオパシーの検査法を用いて
スクリーニングテスト→スキャニングテストをして問題部位を見つけだし
→評価をする→最終的にどこを治療するのかを特定する作業でした。

今回、捻挫をされた方に、モデルになっていただきました。
全体的に耳の高さから 目の左右差 肩の左右差   
鎖骨の左右差 等々 頭頂から足先まで順にチェックをしました。 

その後に体の重心線のチェックをすると

いつも捻挫をされた右足の踏ん張りが利かないことによって
捻挫をしてしまいます。

その後に脊椎をチェックしました。
問題は、怪我をした反対側の左足
脊椎の問題は、胸椎12番の下の椎間板

更に細かく足と背中どちらがメジャーかを判断し
導きだした答えは、胸椎12番。
答えが検査によって導きだせれば

あとはそこだけ、約30秒間リリース・・終了。

その後、受講者がそれぞれペアになり、
この作業に取り組みました。
みんな時間かけて検査をして
それぞれメジャーを見つけたようです。
皆さん、できていました。

この作業ができるようになれば
すべてのクライアントさんのメジャーの病変を
特定することが、可能になります。

関節の動きの制限をリリースする操作は、
そんなに難しいことでありません。

施術するのは、あくまでも最終段階。
操作は出来るだけ短時間でやること。
長く操作すると逆に段々硬くなってきてしまいます。

我々が常に実践しなければならないことは、
メジャーを見つけ出すまでの作業行程です。

臨床の場において、この作業工程が曖昧であれば
曖昧であるほど、また、経験が少ない人ほど、
しっかりした検査のこの行程をしなくなります。

あれもこれもと触ってしまうと
自分が何をしようとしているのかという
まとまりがなくなってしまい、
いつしか流れ作業になってしまいます。

結果、多くの場合問題が残っていて、
後ですぐに同じような問題が出てきてしまう。
このような仕事をしていると
何年やっても発展がなくなってしまいます。

受講後、捻挫をされた方が
『時間が経つ程、すごく楽になりました。
不思議です。』と喜んでいらっしゃいました。
 
自分の体の中で治療が続き時間が経てば経つ程、
、今日より明日、明日より明後日と
症状が改善されていく様を体感されたことは
臨床家として貴重な経験になると思います。

オステオパシーに興味をもっていただける方
随時 参加受け付けております。

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東北オステオパシー会HPのお問い合わせフォームより承ります


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