としおんのぺえじ

愛犬パズーとの戯れや日々の出来事などをつらつら綴ります

「タッチ」

2005年07月29日 | Weblog
昨日に引き続き、今日は9月10日公開の「タッチ」を見てまいりました。どっかのサイトで「月曜ドラマランド」みたいだ、っていうのを見かけたんですが、実際見てみると……その通りでした(汗)。

南を演じてる長澤まさみは、めっちゃ可愛いんですよ。「世界の中心で、愛をさけぶ」の時もそうだったけど、あんな儚げな視線で見つめられちゃったらもう、男子諸君はキュンってなもんですよ。(もっとも、今回はセカチューの病弱な感じじゃなく、元気はつらつですが)

でも、それも前半までで、克也が死んじゃってからの野球メインの展開になると、途端にリズムっつうか、何かが崩れちゃってたような気がします。達也を演じてる「キッズウォー」に出てた双子くんは結構、がんばってると思うんですけど、なんなんだろうなぁ。

まぁ、ほとんど誰もが展開っていうか、克也が死んで達也が変わりに甲子園に南を連れてく、っていうストーリーを知ってるわけで、それをどう見せるのかっていうのは凄く大変なことだと思います。そんな難題に「ジョゼと虎と魚たち」などの犬童一心監督が挑むっていうもんだから、多大なる期待を持っちゃったんですよね、きっと。

ということをつらつらと考えていてハタと気付いたんですけど、昨日の「NANA」といい、この「タッチ」といい、人物描写は凄く良いんです。宮崎あおいや長澤まさみなんか、いい年ぶっこいた僕が、思わずときめいちゃうほど煌めいていたし。でも、映画の核となるだろう部分(「NANA」ならライブシーン、「タッチ」なら野球のシーン)が今一つだったんですよ。

「NANA」は、ナナのバンドが凄い!っていうことを観客に見せるためには、その凄さをライブシーンで表現するしかない。それと同じく、「タッチ」なら恋愛沙汰はもちろんだけど、やっぱり野球のシーンがしまっていないといけないと思うんです。で、結果はと言えば、ライブシーン&野球シーンともに、な~んか中途半端なんすよね、迫力がないというか、あんまりカッコよくないというか…。

この2作品の2人の監督さん、もともと人物描写っていうか、可愛い娘を可愛く見せるっていうんでしょうか、そっちの方の技術が凄い人たちだからしょうがないのかもしれないけど、それならそれで、ライブ&野球のパートだけプロモーションビデオ撮ってる人とか、野球中継してる人とか、外部スタッフを入れた方が良かったような気がするんですけど…。「スター・ウォーズ エピソードⅢ」のジョージ・ルーカスでさえ、クライマックスのシーンをスピルバーグに頼んだ、っていう例もあるくらいだし。

まぁ、そんな偉そうなこと言うなら自分で撮れや、ってなもんなのでこの辺でやめときますです(汗。
でも、本当に2作品とも人物描写は良かっただけに、なんかもったいないなぁ、と思う若輩者の僕なのでした。

C 2005「タッチ」製作委員会

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