しがない街での事件簿①

前の記事で、
しがない街での事件をちょこっと書いたんだけど、
このブログでその話題に触れたのかどうか、
自分ではさーーーっぱり覚えておらず
だからといって過去ログを探す気にもならず
だって多いんだもーーーん(｀ε´)ぶーぶー
していたら、jacquelineたんが
過去まで遡って探しても、
やはりないということでしたので　　ほんとにありがとーー
今日はその事でも書くかな。

未公開のお話も含めてドンと書いちゃうわ

ただ、なんかどこかでちょこちょこ触れた記憶はあるので、
知っている人もいると思うんだけど、
そんなのカンケーねー
何度でも読んでくれたまへ



あれは、ヴェネトのしがない楽園
（↑とは、しがない本当に小さな町なのだが、
　実にお金持ちの多い、
　運子が一つも街に落ちていないきれいな街なのら）
から、ラッツィオのしがない街に引っ越して来た日だった。

家の隣にはタバコ屋があるんだけど、
引越しの荷物を運んでいるあたい達を
だまーーーーーーーーって見つめるイタリア人男性約５人。

誰も、一言も発さない

で、あたい達が家の中に入ると、
コソコソ何か仲間内で喋る。

そう、この時点で何かおかしいと思ったんだよ。

そこで、『こんちわー引っ越してきたgelliusどえぇっす』
って言えばよかったのだけど、
そんなの、言わせないくらいの黙視

あんな視線イタリアでもナポリでしか経験したことなかった

そして、１、２ヶ月経った頃だった。。。


分かり易いように家の近所の見取り図を描いてみた。



あたい達が住んでいたのがピンクのハートの所。
家を取り囲むようにして、
小さな広場になってて、
この駐車場争いがそれはそれは酷い所なの。
黒い■は全部車

ここに駐車してるからってここら辺の人だけとは限らず、
ちょっと離れた所に住んでいる人もいるのだけど、
まぁ半分はこの広場に面している家の人達の物なわけ。

まず、最初に起こったのが、
車の通行許可書も取り、
やっと街の中に車を駐車できるようになったし、
やはり近くに置いていたいじゃん？
なんて思い家の近くに駐車した時だった。。。

だって、やっぱりいつ傷つけられたり、
何盗まれるかわかんないからさ。

で、車を停めようと思ったら、
上の見取り図から言って
家の右側の緑の■の所が開いていたわけ。
だから、そこに駐車したわけだよ。

じゃーね、次の日に車を見ると、
張り紙がしてあるじゃないΣ(゜ロ゜;)

読むと、

”ここは俺の家の前だから、
　俺様以外の誰も止めてはならぬっ
　速攻車をどけろ”

って書いてあるじゃないっ

あたい達は頭の中が？？？ハテナよ。

だって、ここは公共の場であるし、
テメーの家の前っていうよりは、
うちの家の横じゃねーかっ

そして、本来はその側面はゴミ箱があるので、
いつもは真ん中にゴミ箱が置いてあったのだけど、
（見取り図みたいに）
その日だけは片方に寄せられてたのね。

だから、駐車いつもしてあるしってことで
停めたんだけど、
どうやらそいつが誰も停めれないように、
ゴミ箱を真ん中に移動させてるんだったのよ

でもさ、住んでるイタリア人が
”俺様の領域なんだから、停めるなっ”
って言うんだから、
もしかして、そうなのかな？
ってあたい達も思ってすぐに車をどけて、
旦那の仕事関係の人に聞いたの。

こんな張り紙をされたんだけど、
本当にそんな場所があるわけ？って。

じゃー、

『そんなことねーよ
　まぁこの街は閉鎖的だし、
　頭おかしい人山ほどいるから』

って言うじゃない

でも、それ以降はあまり揉め事起こしたくないし、
そこにはいくら開いていても停めないようにしたのね。

てか、そいつはそれ以来絶対に
ゴミ箱を移動させ忘れる事はなかったわけ。

そして、その日はやって来た。。。

買い物を済ませ、
家の裏を見たら☆印の部分が狭いけど、
ギリギリ入れるくらい開いていたから、
そこに駐車したの。

でも、狭いから先にあたいは下りて、
ミラーを中に入れたのね。

で、駐車し終え、
家に入ろうとすると、
どこかで怒鳴り声が聞こえる。。。

まさか自分達に向けられた物だなんて
思わないから、家に入ろうとしたんだけど、
あまりにも大きな声だったので、
声のする方を見たの

声の主は見取り図右のＢ○の所に住んでいる男

ベランダから思いっきりあたいら見て何か言ってるじゃねーかーーーー

へあてらに喋ってんの？

と思って

『何ですか？』

って聞いたら

『俺は陸軍准尉だが、
　おめーら人の車にぶつけといて逃げる気かぁ＝＝＝＝＝』

はぁぁぁぁぁぁぁ？

パァァァァァードン？って言ってやりたかった

そいつは、年のころはあたいと同じ位の男で、
奥さんとシモーネという名の３歳位の息子と一緒に住んでいるやつだった。

後でわかったことなんだけど、
あたいらの車に置手紙をしたやつは
どうやらあいつの父親らしい。

でね、全く見に覚えのない事で叫ばれたので
黙ってられないでしょ。
だから、

『すみませんけど、何をおっしゃってるかわかりませんが？』

って言ったら

『俺様はこの目で見たんだよーーー
　テメーらが横の車にぶつけるのをよーーー
　この目で見たんだっ』

って言うのよ。

でも、全くぶつけてなんかないんすけど？
まして、ぶつけた上にそのまま駐車してしまうほど
度胸もないんすけど？

これは、濡れ衣だわっ

それに、何よ”陸軍准尉”って( ´,_ゝ`)プッ

だから、どーしたって感じだし

でも、近所丸聞こえの大声で怒鳴り続けるものだから
こっちも大声で

『どの車にもぶつけてませんけどぉー？
　あなた見たって言うけど、
　そこから見えないのに何おっしゃってるんですかぁ？』

って言ってやったの。

だって彼が言う
あたい達がぶつけた車というのは
見取り図で言うあたい達の車（☆）の左側の車だったのね。

テメーがいるところからじゃー音はしたとしても見えねーだろーがよぉーー

じゃぁなんと言ったと思う？

『俺様はこの耳で聞いたんだよ＝＝＝』

って目じゃなかったのかよっ

だから

『ぶつけてません。
　本当にぶつけたと言うなら、
　降りてきて見たらいいじゃないですか。
　あたし達は何も人の車にぶつけて黙って逃げるようなことはしません。』

って言ったらね

『なに言ってんだ、
　テメーーら外人は（そこで見取り図上部のア○の所とあたいらを指す）
　車の運転がへたくそなくせに運転しやがって、
　ここの広場にある車は全部ボロボロだよ、
　全部テメーら外人のせいだぁ＝＝＝
　テメーら外人はイタリア市民でもないのに、
　ここに車なんか停めちゃーダメなんだよぉ＝＝＝』

何

なんなの、この公共の場での差別発言。

ア○の所にはアフリカ系の男性が数人住んでいたんだけど、
その人達とあたい達は車の運転が下手で、
ここにある車に傷つけたのがあたいら外人のせいだって？

でもって、外人は車停めたらダメってどうよ？

これはムカついた、
非常にムカついた。

『ちょっ、あなたは差別主義者なんですか？
　降りてきてくれますか？
　してもない事でそんな事言われる筋合いはない。
　私達はちゃんと駐車していい許可も取っているし、　
　車をぶつけてはいない。
　そこまで言うなら警察を呼んでください』

ってムカつきの頂点に達していながらも
敬語で話し続けたあたいと旦那。

本当は敬語を使うどころか、
全部俗語でののしってやりたい所だが、
教養のない人にそれをしても無駄なんだよ。

でも、今思うに逆にそれが向こうの怒りを買ってたりしてね( ´,_ゝ`)プッ

で、そこまで自分が言ってスッキリしたのか
あいつは家の中に入りやがった

濡れ衣を着せられたまま終われないでしょ

だって、周りには人っ子一人いないけど、
またそれが不自然じゃない

だってあんな大声だしてんのに、
だーーれも出てこないんだよ。

皆窓からこっそり見てるに違いないんだから、
ここでキチンとあいつに間違いを認めさせない限り、
ずっと何か起きたらあたい達のせいにされるんだからっ

で、彼の家の下まで言って、
降りて来いと、
本当にそこまで言うなら警察を呼べと言ったわけ。

でも、次に出てきた時には

『なんなんだテメーらは？
　ブルース・リーかぁ？(゜ｍ゜*)プッ 』

とかってからかってくる。

ムゥゥゥゥゥカァァァァァァァ

埒があかねー、
こんなヤツと話しても埒があかねーー
でもこの状況どうかしないとダメじゃねーか。

すると、静かだったはずの所に
イタリア人女性の声がこだました・・・・・




長くなるからまた次回ね。
なんでＢ○なのかって？
それはバスタルドのＢだよっ
あぁ～思い出すだけでもブルーになるわ。
そんなあたいに力をーーーーー
ポチィーーーー
↓　↓　↓


ありがとん