草木や落ち葉などの廃棄物(手前左、写真は非汚染物質)が手のひら大に圧縮でき、運搬の手間や貯蔵施設の容積が大幅に減らせるという=東京都内で2014年3月19日、山田大輔撮影
http://mainichi.jp/graph/2014/03/20/20140320k0000m040108000c/001.html
記事参照
除染ごみ:体積10分の1に 近大などが技術開発
毎日新聞 2014年03月19日 21時36分(最終更新 03月20日 12時40分)
東京電力福島第1原発事故で汚染された落ち葉など植物性の除染廃棄物について、近畿大(東大阪市)と大手工業炉メーカー「中外炉工業」(大阪市)は19日、体積を10分の1にできる技術を開発したと発表した。
放射能が弱くなった時に固形燃料として使えるという。5月に福島県川俣町で非汚染の物質で実演し、住民の理解を得て導入を目指す。
装置は1.2トンとトラックで搬送できる。1台の処理能力は1日300キロ。廃棄物を粉砕し、直径10センチの筒に入れて16トンで加圧、180度で加熱しコンクリート並みに硬く、小さな塊にする。
未処理の場合に比べて、外部に漏れる放射性セシウムの濃度も4分の1に減った。
焼却すると高濃度汚染灰の扱いが課題になるが、今回の方法ならば運搬の手間や負担が減り、中間貯蔵施設のスペースも余裕が生まれるという。
間伐材などを「バイオコークス」と呼ばれる固形燃料にする近畿大開発の技術を応用した。
近畿大バイオコークス研究所の井田民男副所長は「セシウム137の放射能は約30年で半減する。
貯蔵しておけば未来の燃料になる。
原発の作業服などの廃棄物処分にも使える」と話す。【山田大輔】
関連記事
原発事故 宮城・化女沼の魚、汚染調査 食物連鎖にセシウム--近大教授
放射性セシウム 放置木材から 山梨県、排出者特定の方針
赤城大沼ワカサギ、県が出荷自粛解除 3年ぶりに正常化
ワカサギ 出荷自粛要請解除 群馬・赤城大沼、観光関係者ら安堵
<風化させない>放射能汚染 「国、県は危機感欠如」
http://mainichi.jp/select/news/20140320k0000m040108000c.html
技術とアイディアは良いと思うが、機械の費用、運用コスト、はどうなのか?。
又、処理能力が「1日300キロ」と言うのが「少なすぎる」ようにも思える。
小型燃焼炉と言う事なので、しかたが無いのか?。
福島県と住民らの許可は必要だが、この機能を生かした、ある程度の規模の処理工場を設置するのが、効率を考えた場合良いと思うが、処理工場の場合、汚染廃棄物をペレット化する前の段階での地域への汚染物質拡散の可能性、懸念が生じる事になる。
機械は見ていないので何とも言えないが、小型炉の特性を生かし「トラックに常時設置型/移動式燃焼炉」と言う事には出来ないのか?。
発熱などを考えれば、無理なのであろうか?。
移動式燃焼炉ならば、民家の放射性廃棄物処理など、何処でも処理が出来ると言う事になり、現地や周辺県でも非常に重宝するのではなかろうか。
放射性廃棄物の「体積10分の1」と「外部漏洩のセシウム濃度も4分の1」になる事は好ましい。
*いつも思うが、日本の技術・研究開発はすばらしいと思うが、開発が学術機関だけだと、開発した商品を、一般の商業ルートに載せると言う事が、上手く行かない事も多い。
今回は、企業との開発なので流通には問題は無いと言う事が言えそうだ。
そう言えば、近畿大学と言えば、学部は異なるものの「近大マグロ」を開発した大学だ。
なかなか創造性がある大学と言えそうだ。
http://mainichi.jp/graph/2014/03/20/20140320k0000m040108000c/001.html
記事参照
除染ごみ:体積10分の1に 近大などが技術開発
毎日新聞 2014年03月19日 21時36分(最終更新 03月20日 12時40分)
東京電力福島第1原発事故で汚染された落ち葉など植物性の除染廃棄物について、近畿大(東大阪市)と大手工業炉メーカー「中外炉工業」(大阪市)は19日、体積を10分の1にできる技術を開発したと発表した。
放射能が弱くなった時に固形燃料として使えるという。5月に福島県川俣町で非汚染の物質で実演し、住民の理解を得て導入を目指す。
装置は1.2トンとトラックで搬送できる。1台の処理能力は1日300キロ。廃棄物を粉砕し、直径10センチの筒に入れて16トンで加圧、180度で加熱しコンクリート並みに硬く、小さな塊にする。
未処理の場合に比べて、外部に漏れる放射性セシウムの濃度も4分の1に減った。
焼却すると高濃度汚染灰の扱いが課題になるが、今回の方法ならば運搬の手間や負担が減り、中間貯蔵施設のスペースも余裕が生まれるという。
間伐材などを「バイオコークス」と呼ばれる固形燃料にする近畿大開発の技術を応用した。
近畿大バイオコークス研究所の井田民男副所長は「セシウム137の放射能は約30年で半減する。
貯蔵しておけば未来の燃料になる。
原発の作業服などの廃棄物処分にも使える」と話す。【山田大輔】
関連記事
原発事故 宮城・化女沼の魚、汚染調査 食物連鎖にセシウム--近大教授
放射性セシウム 放置木材から 山梨県、排出者特定の方針
赤城大沼ワカサギ、県が出荷自粛解除 3年ぶりに正常化
ワカサギ 出荷自粛要請解除 群馬・赤城大沼、観光関係者ら安堵
<風化させない>放射能汚染 「国、県は危機感欠如」
http://mainichi.jp/select/news/20140320k0000m040108000c.html
技術とアイディアは良いと思うが、機械の費用、運用コスト、はどうなのか?。
又、処理能力が「1日300キロ」と言うのが「少なすぎる」ようにも思える。
小型燃焼炉と言う事なので、しかたが無いのか?。
福島県と住民らの許可は必要だが、この機能を生かした、ある程度の規模の処理工場を設置するのが、効率を考えた場合良いと思うが、処理工場の場合、汚染廃棄物をペレット化する前の段階での地域への汚染物質拡散の可能性、懸念が生じる事になる。
機械は見ていないので何とも言えないが、小型炉の特性を生かし「トラックに常時設置型/移動式燃焼炉」と言う事には出来ないのか?。
発熱などを考えれば、無理なのであろうか?。
移動式燃焼炉ならば、民家の放射性廃棄物処理など、何処でも処理が出来ると言う事になり、現地や周辺県でも非常に重宝するのではなかろうか。
放射性廃棄物の「体積10分の1」と「外部漏洩のセシウム濃度も4分の1」になる事は好ましい。
*いつも思うが、日本の技術・研究開発はすばらしいと思うが、開発が学術機関だけだと、開発した商品を、一般の商業ルートに載せると言う事が、上手く行かない事も多い。
今回は、企業との開発なので流通には問題は無いと言う事が言えそうだ。
そう言えば、近畿大学と言えば、学部は異なるものの「近大マグロ」を開発した大学だ。
なかなか創造性がある大学と言えそうだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます