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都立学校保護者のつぶやき

このごろ学校が何かヘン。前は都立高校と言えば「自由、自主」の校風を誇ったのに今はキュウクツで重苦しい。どうなってるの?

2010年卒業式特集(2)

2010-03-14 23:36:50 | Weblog

 私は長女の石神井高校の卒業式に出席しました。
まず感じたことは式次第にも体育館ステージ上の看板
にも「第62回卒業証書授与式」と書いてあって、
卒業式」ではないことに、都教委や管理職の意向を
感じました。
我々組合員の?教員の感覚では(私は埼玉県の特別支援
学校の教員をしています)
卒業式は最後の授業だから、卒業生はもちろん、在校生
や教職員等みんなで作り上げるもの
」という捉え方なの
ですが、お上は
卒業証書を授与するという厳粛な儀式である」という
捉え方ですね。それが式次第にも現れていて、卒業生
入場、国歌斉唱、校歌斉唱、証書授与、校長式辞、
都教委挨拶、来賓祝辞、在校生代表の言葉、卒業生代表
の言葉、卒業生の歌、
という形式的な流れで終わり。


その後に運動部を中心とした在校生が会場に駆け込んで
きて、ステージにも上がって、みんなで卒業生に贈る歌
を歌って、感動的でしたし、卒業生がそれぞれクラス
ごとに担任の先生の名前を大きな声で呼んで、花束を
渡して「ありがとうございました」と言い

こういうのも卒業式の大事な一部分だと思うのですが、
あくまでも式が終わってから、という押さえでした。

 話が戻りますが、国歌斉唱で座ったのは、私から見え
る範囲では私一人でした。

 それと印象的だったのは、校長式辞や都教委挨拶が
例によって抽象的な内容で、きっと生徒の
心にも響いて
いないだろうなと思われたのに対して、来賓祝辞を述べ
た年配の同窓会長の話は
書いたものも見ず、これから
生徒達が出て行く社会の厳しさにも触れた、辛口の話
でしたが、心に響くものがありました。
また、何より卒業生代表の生徒の話が、代表としての
一般的な話ではなく、自分が経験した体育祭での怪我の
こととか、部活のソフト部でのこととか、やはり具体的
な話の方が感動的なのだなと感じました。

 最後に皆様はもう当たり前と感じていらっしゃると
思うのですが、体育館の周りの壁に張られた紅白幕の
ことです。埼玉県の多くの?特別支援学校では、まだ
紅白幕は張られておらず、その壁には、小学部、中学部、
高等部、卒業生、在校生とそれぞれが作った壁画が貼ら
れます。またその合間に「卒業おめでとう!」といった
言葉だったり、鳩が飛んでいる絵だったり、色々な飾り
が飾られます。つまり、例えば高等部の卒業式には小学
部の児童は出席しないのですが、みんなで祝うという
気持ちの現われとも言えます。これが高校だったら、
やはり出席できるのは高2のしかも一部の生徒らしいの
で、高1の生徒が何かを作って飾ったり、美術部の生徒
が部活の先輩の卒業を祝う作品を飾ったり、やはりみんな
で作り上げる卒業式、という雰囲気が大切と思うのです
。でも残念ながら東京都では紅白幕と決められて
いるようですし、埼玉の特別支援学校でも、管理職の
意向で次第に紅白幕が増えてきています。
とにかく「厳粛な雰囲気で、儀式として」が大事であり、
そういう中での「国歌斉唱」なのですね。

 

                        となり県のトトロ


2010年 卒業式特集(1)

2010-03-14 23:18:22 | Weblog

 末の息子の卒業式が金曜日でした。

国歌斉唱時に、こんな主張をするのもこれが最後と着席しま
した。前から5列目ほどにいたのですが、目に見える範囲に
着席した保護者は見当たりませんでした。
無関心という現実ですね。

しかし、卒業式は感動 
在校生送辞と卒業生答辞が終わり(答辞は‘自由を諦めるな’
と大変良い内容だったのですが割愛)突然ひとりの卒業生が
勝手に壇上に。

3年間お世話になった先生方!
感謝の気持ちを伝えるのにオレ等は‘先生方’という
ひとくくりで終わらせるわけにはいかないと思っています。
1組○○先生!ありがとうございました~!・・・
7組△△先生!ありがとうございました~!
 勝手に時間をいただきすみませんでした~。


あごにヒゲを数ミリ、眉は極細、中途半端な長髪の野球部員
だった男子生徒は、泣きながら大絶叫のありがとうございま
したを7クラスの担任の名前と共に伝え、頭を下げて降りて
きました。

その後の「旅立ちの歌」の間中その生徒の号泣が会場内
に響き渡り、生徒に伝染し、保護者に伝染し、先生方に
伝染しました。

最後のクラス毎の退場の際、今度はクラスの代表が一言
ずつ担任に感謝の言葉を叫び、担任がそれに答えてから
退場。息子もその役となり、何か叫んでから担任の先生と
抱き合ってました。

全て先生方は知らない‘サプライズ’だったそうです。

午後からの卒業を祝う会で、年配の先生も含め全ての
担任の先生方がこれまでで一番嬉しく心に残る卒業式と
なったことに感謝するというような話しをされていました。
勝手に壇上に上がった生徒に対しては、「連れ戻そうか
と思ったがあまりに突然で、驚きました。良かったですね。」
と心底ホッとした様子の校長先生。

5年前を思い出しました。戸山高校卒業式。
東京都教育委員会に対して(日の丸君が代強制について)
これ以上先生たちをいじめないでください!」と壇上で
大声で発言した卒業生代表、拍手を送った保護者、
卒業を祝う会で先生方と保護者に激怒した校長…。

末の子の高校卒業でPTA活動も終了し、子育てもある意味
一段落したような心境です。
戸山、富士、杉並、と3人の子どもたちの卒業式。どこも
個性的で感動をもらうことができました。

つまらない祝辞を読み上げる為だけに参列した都教委から
の来賓は、何を感じて何を持ち帰ったことでしょうか。


               

                    まんまるわん子  



おそろしくズサンな日比谷高校改修工事計画―(1)

2009-10-01 12:22:02 | Weblog

実は杜撰な教育庁の「大規模改修工事」にご注意!

                [日比谷高校同窓会]評議員
                            川西崇行

現在、日比谷高校では以下のような、驚くほど無計画な工事が進め
られようとしております。皆様の学校でも同様のことが起きるかもしれ
ませんので、ご参考までにご周知申し上げたく、一文をしたためました。

1.当座の環境も、完成後の環境も悪化する無計画工事に、
  総工費30-40億円もかけるムダ

 (1)無計画その1:
* 単なる給排水管の更新工事に、数億円のプレファブ仮校舎

 昭和50年代に建てられた現校舎の給排水/女子便所の増設等の
大改修を行います。ところがそのために、校庭に数億円投じてプレ
ファブ仮校舎をつくり、グラウンドは別途賃借するという。

    ※ 配管等の工事は、確かに必要。
    ※ しかし通常は、夏期休暇などで集約的に工事すればすむもの。
   ※ 耐震工事は既に済んでいる。

  (2)無計画その2:
* まだ使える立派な講堂を壊しておきながら、既存体育館を
  たった
15mの増築で済ます無計画 

 貧相な体育館を「講堂」にすべく、既存体育館の東側構造壁を
切り落とし、 15m程度=ワンスパン(しかし三階建)の増築をし、
改造をする。
(なぜ貧相になったかは、下記経緯(その3)を参照)

   建築計画としては極めてナンセンス。
   舞台/女子更衣室等の増設が口実ですが、校内に因縁の
    「空地」がありその利用を考えるべき

以上、総工費30-40億円で、当座の生徒の学習環境が悪化する一方、
爾後まったくストックとならない。これでは「ばらまき安普請」ではないか。

2. 建築計画においても一方的な教育庁

この愚かしい計画(上記の(2)と(1)の工事のやり方)は、2009年3月
までいた校長が秘密裏に、都の担当吏員と話を進めていたもので、
この4月着任の新校長は、計画に「」という意識をもっているもの
の、校長-都教育庁の交渉では都教育庁が
ここでごちゃごちゃいうと、給排水工事もやらないぞ」と
 脅しに
かかり、
進学成果が上昇している時期に工事・・」と学校が難色を示すと、
体育館の増築を先、配管工事を後とする」という姑息の策を出して
きて、校長も大分参っているようですが、この辺が彼等の限界でしょう。

ここに至る十余年の経緯教育庁との戦い
 (その1)
 上記文章中の「空地」は実は、昭和50年代の現校舎改築時に、
 旧校舎の遺構として残され、式典、部活、講演会、合唱祭などに
 活用されていた「旧講堂」の跡地で、平成6年秋(鈴木都政末期)に
 「老朽化」「解体費がついたから執行する」として取り壊しが強行さ
 れてしまいました。 解体時の調査の結果、躯体には全く損傷/
 劣化がなく
、全くの「壊し損」状態です。
 この時、同窓会として「危険ならば、その応急措置はやる」と都に
 申し入れたところ、青島都政下「同窓会等からの寄付行為は認め
 ない
」(当時)と突っぱねられ、石原都政になってからは、今度は
 「建物丸ごと寄付してくれるならどうぞ」というネコの目、ずるい
 豹変で、怒り心頭です。
 あげく、過日の学校との会談では「今なら保存しただろう
 「タイミングが悪かった」でスルー という不見識です。
 これには呆れました。  
  解体強行された講堂の設計は岡田信一郎で、日本建築学会の
 『近代建築総覧』で「重要」とされ、永年、学校の象徴でした。

 当時、執行停止の訴訟でもやればよかったのですが、「穏健に」
 ということで「再現可能な実測」「建築材料の保存」を行い、
 その折、都/学校/同窓会で
 「学校に造作ある時は、この再現の方針を踏まえてオープンに
 協議する
」 「可及的速やかに再建
 という協約があったのですが、上記の通り、全くの「反故」とされま
 した。これに関して「古証文」と都は開き直っています。

  (その2)
  都立学校の施設要件で、東京都は極めて「貧弱な内規」を定めて
  いて、◆タイルばりダメ、◆単立講堂はダメ・・・など周辺他県に
  比べてひどいものです。
  (非常に貧相、かつ教条的で、建築家からも大不評です) 

3. 部活の場所にも困っている

 上の旧講堂解体強行以来、式典等は砂防会館を賃借、オケ部ら
 は練習場所に困り、小集会や講演をやる場所もなく、現状は
 「非常に貧相な学校」と化しています。

                                (続く)

 


おそろしくズサンな日比谷高校改修工事計画―(2)

2009-10-01 12:20:50 | Weblog

4.        建築的にも合理性に欠く  

旧講堂があったため、現校舎建築時に、設計者は他目的室、
視聴覚室などを造らず、その機能を「旧講堂」に宛てていたにも
かかわらず、解体後は「放置」です。あげく、現況で書いたよう
な、全く建築計画としては愚の骨頂たる、貧相な増築を企図して
います。

(従前の講堂のような複合・多様な使い方は全く出来ない)
                                    
そこで我々は、垂直1スパンの凸状の無駄な増築ではなく、
従前の協約に従って、「他目的/視聴覚室」として、旧講堂
敷地に建てること
を再三提案し、試算まで出しているのです
が、東京都教育庁、ならびに学校当局を含め、全くダメです。

いっぺん「決めた」となると、テコでも動きません(建築の
延べ床面積、要求する用途、工費などほぼ同等)。
これは十余年前の「解体待った」のときと全く変わってません。


下手をすれば、変な「成果主義」でより悪化している気もします。


(その4)
現在、陸続と「新築」ではなく、この手の姑息な「改修」が
予定されている
旨を仄聞しますが、上記の通り、あるいは
近年の戸山高校の苦難のように、「生徒のため」と云いながら
実体は、工事規模をあえて貧相なものとする=中小工事会社
へのばらまきの口実
になっている懸念があります。


5.        保護者、都民が声を上げよう 

各工事、各学校の事情に配慮した「適正な工事」であるのか、
緊急に、逐一点検する必要があると思われます。

学校長らも、事実上は教育庁の出先のようになっています
から、改修のお金をもらえるだけ有り難い、という貧しい
根性、保身の体たらくで、まったく中長期の学校への影響、
各学校の個性、伝統への配慮等、念慮の外、といってさし
つかえないと思われます。

保護者、あるいは、同窓会が「第三者」として監視/工事
内容の検証をしないととんでもないことになる、という焦り
のみが残ります。


以上、長くなりましたが、場合によっては、教育庁のこの
貧相な発想/硬直/独善に一太刀あびせないといけないの
かもしれません。

とにかく、上記(その4)で書いた、各学校の「改修名目の
工事」
の当否を各校で検討なさる(情報を早くださせる)こと
が急務と存じます。
各校でも情報がありましたら下記までお寄せください。


                  
川西崇行(如蘭会[日比谷高校同窓会]評議員/早大講師)

連絡先 passionbwv244@yahoo.co.jp

6月7日懇談会報告

2009-06-14 15:21:31 | Weblog

6月7日、新年度はじめての都立学校保護者ねっとわーく
懇談会
をいたしました。
スペシャルゲストに元都立三鷹高校校長の土肥信雄先生をお迎え
して
3時間じっくり話し合うことができました。

 

出席の方々は

鷺宮高校、世田谷泉高校、杉並総合高校、井草高校、石神井高校、
豊島高校、千歳が丘高校などの現役保護者、および戸山高校、
北園高校、日比谷高校、新宿高校、桜町高校、北多摩高校などの
元保護者およびOB含む18人でした。

自己紹介のあと、いまの都立高校に対して感じているさまざまな
疑問や問題点が出されました。

それらに対して土肥先生が、小学校や高校の教員経験および校長
経験にもとづくコメントが
ありました。
(以下主な内容を要約)

                 
Aさん:保護者会に出ても、通りいっぺんの説明しかなく、先生
たちとあまり話ができない。小学校では先生ともっといろいろな
話をすることができた。中学、高校では保護者会の持ち方という
ようなルールはあるのか

土肥先生:そのような指導は一切ない。小学校に比べると高校は
一般に閉鎖的だ。それに対して都教委が出した「学校を開く」と
いう方針自体はいいが、都教委は都合の悪いことには目を向けない。
授業公開や参観で、学校をオープンにして、生徒や保護者がたえず
チェックしていくことが必要だ。

Bさん:PTA会長として学校連絡協議会に当初から参加したが、
都教委の意向に沿わないメンバーを外すようになった。
いまは完全に校長を支援するための組織だ。

土肥先生:閉鎖性のゆえに都教委からつっこまれる。学校連絡協
議会やPTAでいろいろな声を出すことが学校の健全化につながる。
いわゆるモンスターペアレントが来るとしてもきちっと答える能力
が必要で、だめなものはだめだと言うべき。ただしなぜだめかの理
由をきちんと説明することが必要だ。

Cさん:どうして校長が都教委に対して何も言えないのか。
土肥先生:校長会で意見を言うのは僕だけ。ひとつには自分の身
がかわいいということがあるだろう。また過去に校長が教職員組合
に対して多勢に無勢だった経験から、組合に対して感情的な反発
があり、都教委の方針に追従する向きもある。

Dさん:不登校や、中退者への対応として開校した3部制の高校
では、
規則や遅刻に厳しいし、そのような生徒への対応になって
いない。子供は学校へ行かない方がのびのび育った。
また3部制の高校では行きたい大学の受験に必要な科目が履修でき
ないことがわかった。どうしたらいいのか。

土肥先生:3部制はハードスケジュールで運営上は無理が多い。
もともとは定時制を統廃合して作った学校なので履修計画も定時制
対応になっている。学校で学べない科目は自分で
やるか高校卒業程度認定試験などの制度を利用することになる。
何らかの救済措置があると思う。

Eさん:教育への関わりは地域の中で地道にやっていくしかない。
子供の教育権は国家にあるのか、親にあるのか。親として小・中・
高と経験した中で感じるのは、教育委員会で決まったことが、
後になって一方的に降りてくる。
本来は親の教育権が原点にあり、それが積み重なって学校、地域、
国家へと広がるはずなのに。
先生たちにそのような話をしても「末端ですから」と問題意識を
もってもらえず悩んでいる。  

土肥先生:僕は若い先生たちに直接生徒に責任を負っているのは、
校長でもなく教育委員会でもなく、現場の教師だと教えたい。
教師は校長に面談されたり、昇進試験などさまざまな場面で、「上」
にたいして従順な教師かどうかをチェックされている。だから
「末端です」という意識になちがちだ。しかし教育は信頼関係が
すべてだ。
また、教育権を持つのは子供自身で、その代理人として親が教育権
を執行するのだと考えている。

Fさん:
娘の高校の卒業式には大変失望と憤りを感じた。在校生も
参列せず、送辞・答辞もない。君が代斉唱と呼名、代表生徒への
卒業証書授与と校長、都教委の祝辞があるだけ。あっという間に
終わった。一生一度の高校の卒業式がこれか。都教委の祝辞は
生徒に関係のないオリンピック誘致の話だ。

Gさん:都教委の祝辞は断れないのか?
土肥校長:断れない。パターンが決まっていて、学校名と学校の
特色を穴埋めするだけ(笑い)。

Fさん:息子の高校はいままで自主自律を重んじてきたが、最近
は服装や頭髪指導などをつよめ、生徒たちは息苦しくなっている。
しかもそのような指導方針の変更を学校は一方的に通告するのみ。

土肥校長:
そうした背景には教育再生会議の存在があると思う。
教育再生会議の提言が都教委の方針となって学校現場に降りて
くる。さらに学校はさまざまな目標を数値化して、それを達成
しようと躍起になっている。

            
                   (ドラゴン桃)


6月7日懇談会のご案内

2009-05-10 23:56:57 | Weblog

●都立学校保護者のみなさん

●これから都立をめざす小中学生の保護者のみなさん

●学校の先生方

●東京の教育に関心をおもちのみなさんへ

元都立三鷹高校長土肥信雄さんを囲んで

ティータイム懇談会

「都立学校はいま!?」

「石原教育改革」のもとで、いま都立学校では、学校統廃合、進学重点校や新しいタイプの高校の新設、全都1学区の受験、校則・生活指導の強化、日の丸・君が代の強制など、さまざまな問題がおきています。そのリアルな実態をみんなで交流し、考え合っていきたいと思います

ゲストとして来ていただく土肥さんは、今年3月まで現役の校長先生。東京都教育委員会が出した「職員会議での挙手採決禁止」通知に異議を唱えて、たびたびマスコミでも発言してこられました

「よく分からないから知りたい」という方、しゃべるのは苦手だけど聞き役なら…という方、“お一人様”も大歓迎です

日時:6月7日(日)

午後2時~5時

場所:新宿区戸塚特別出張所

集会室A(地下1階)

新宿区高田馬場11720 

 
JR高田馬場駅から徒歩約5分、東西線高田馬場駅7番出口から徒歩約2分。)
参加費:200円(資料代、茶菓代)
問い合わせ先:こうさか090・9647・2206
メールアドレス:yukime-kobe@ezweb.ne.jp

主催:都立学校保護者ねっとわーく

都立学校保護者ねっとわーくとは=君が代・日の丸強制問題など都立学校のさまざまな問題を考え合おうとつくられた保護者や元保護者たちによる全都的なゆるやかなネットワーク。06年9月ごろから活動しています。


卒業式――2

2009-03-26 16:53:43 | Weblog

2通目は都立国際高校保護者(3月まで)からの報告です。

式が終ったとき、12時半を過ぎていました。
すぐ上の子の戸山の卒業式は、本当に「粛々と」と
いう感じで、都教委ご推奨の卒業式になってしまい、
たまらなかったのですが、今日は本当ににぎやかな
卒業式を見せてくれました。
しっかり卒業生が主役で、彼らの旅立ちを祝う式に
なっていました。

確かに、壇上には、余計なものが正面に貼り付けら
れてるは、(なお、生徒の各国の旗が三脚で並べられ
ているのは変りませんでした)
壇上に上がる人はそれに対して一礼するは、
年々というか…私の場合、一番上の子の時よりも
2人目のときよりも、3人目の娘の時が一番明瞭に
保護者席からも、「歌声」がはっきり聞こえるは、
」なことはありましたが、
国際のエネルギーはそんなものはものともせず、
という感じでした。

だいたい、進行の先生が、「国歌斉唱」のすぐ
あとの「校歌斉唱」をついうっかりすっとばして
しまったので、そこで、笑いが生じ、ちゃんと
その後、「校歌斉唱」にもどりはしたのですが、
それで、場がすっかり和み、あとは、卒業生の
ほぼ全員に、呼名の折に大きな声でかけ声やら
何やらがかかり、卒業生もそれに対して手を振る
などして応えるなど、上の子たちの時には考えら
れない楽しい雰囲気でした。

だいたい、上の子たちの時は、代表者だけが
証書を受け取る形式でしたし。
やはり、時間はかかっても、一人ひとり、壇上に
上がり、証書を受け取るほうがいいですね。

少なくとも、娘にとっては、小学校の時よりも
中学の時よりも国際での卒業式が一番よかった
だろうと思います。

小学校の時は、号令なしに「ザッ」と音をたてて、
子どもが一斉に同じ動きを繰り返すような
背筋が凍るような式でしたから。

校長や都教委の式辞や祝辞は聞くに堪えません
でしたが、娘が2年までお世話になった、世界史の
Y.カトリーヌ先生からの祝電はサイコーでした。
たまごを割らなければ、オムレツはできません。
卒業生のみなさん、さあ、自分の殻を割り、
自分のオムレツを作ってください。
きっと、みんなのオムレツはおいしいよ


みたいな内容でした。
以上報告でした。
                  ねこやなぎ 


卒業式―1

2009-03-23 21:22:43 | Weblog

久しぶりのブログ更新は、都立高校の卒業式の模様です。
いくつかの高校卒業式のレポートが届きましたので、順次掲載します。

        

ユキメです。
ちょっと聞いてください!うちの娘の卒業式。
答辞も送辞も在校生の出席もなし、生徒の出番
がいっさいなかったんです。

実は私は日の丸・君が代問題にはピリピリして
まして、事前に校長へ強制をしないようお手紙
を出していました
(でも、もちろん
1023通知どおりでしたが…)。

だけど、それ以外の式の内容まであまり関心を
もっていませんでした。

生徒入場国歌斉唱卒業証書授与
校長あいさつ来賓あいさつ校歌斉唱 …
                               終わり
あっという間に閉会でした。

証書授与も、卒業生が名前を呼ばれ、自席で
起立するのみ。
受け取るのは
1人だけ。

こんな卒業式ってある?と思ったものの、
当初は、都教委の管理・統制のせいで画一的に
されているのだろうと自分を納得させていまし
た。

でも、ほかの高校の卒業式の様子が、友達や
知人から
次々メールで知らされてくると、
それぞれの高校でいろんな工夫をしているん
ですね。

写真スライドに生のナレーションを入れ、涙
で詰まってしまったり、卒業生が「先生たち
が自由にものをいえない学校ではいけない」
と発言したり、部活のユニフォームを
着た在校生たちが大合唱したり…。
それぞれにドラマがあり、新しい門出を祝う
式だったようなのです。

となると、「都立で1番自由な高校だ」と思っ
て入学させたしかに生徒の自主性を尊重して
くれた
K高校だったけれど、
最後に裏切られた!という思いです。

なぜ?と考えるうちに、自由な高校だからこそ
生徒を登場させればリスクが増えると管理職が
考えたのではないかと思い始めました。
以前にある高校で壇上の生徒が都教委に向けて
これ以上先生をいじめないでください
と叫び、それがビデオ録画され、マスコミに
流れたことがありましたが、それに近いことが
起きれば、管理職の面目丸つぶれになるわけ
ですからね。

この一線は守りたかったのか――。
       そんなに怖いか?都教委が

娘の大事な門出の日に…と思うと、日が
経つにつれて悔しさが増してきます

                        ユキメ


保護者懇談会

2008-12-23 15:27:20 | Weblog

今年も押しつまった12月14日、ひさびさの都立学校保護者ねっと
わーくの懇談会をいたしました。
出席は現役の保護者7人、元保護者2人の計9人。
じっくり腰をすえて学校や子どものことを話せる時間は貴重でした。
どんな話題が出たか、ざっと触れてみます。

1.今回の土肥校長支援の活動の経過報告(新宿高校保護者)  

 ・ 9日の記者会見のもようと反響
                ―朝日、毎日、東京、赤旗に掲載。
 ・ もっか教員アンケート実施中。
 ・ 1月31日(土)の集会(東京・杉並公会堂)盛り上げましょう。

2.三鷹高校での土肥校長先生のようす(三鷹高校保護者)   

  ・ 三鷹高校は学校の空気がちがう。
  ・ 校長懇談会は大人気、いつも満員。
  ・ 不登校の生徒への学校の対応に誠意を感じる。   

3.北園・鷺宮高校保護者からの問題提起 

  ・ 自分の学校の先生たちと話そう。  
  ・ 先生と親の懇談の必要を説得するのにも時間を要するが。
  ・ 広報誌で生徒・教師・親の三者座談会実現

4.フリートークの話題 
 
  ・ 義務教育とは? 「高校は義務教育じゃないんだから」は
    自己責任論の口実か。

  ・ 「されど制服..」           
      制服 = 管理の象徴 ― 
               根深く生徒の意識を縛るこの問題

  ・ 広がる学校間格差 
      大阪府・橋下知事はわかっているのか!

  ・ 「言ってもしょうがない」の連鎖 
      教員は校長に
      生徒は教員に  「言ってもしょうがないから言わない」

 などなど日ごろ思っていて、どこにも話せない疑問がいろいろ
 出ました。
これからの取り組みについては
1.「校長先生への手紙」の活用
2.学習会「学校改革とはどういうことか―その実態と問題点」
 をしようということになりました。(時期、講師未定)


愛敬浩二さんと語る会

2008-11-10 13:18:28 | Weblog

 勉強会のお知らせです。

愛敬浩二さんと語る会 ---------------
「改憲問題」と向き合い、「武力によらない平和」を考えよう
                       
日 時 ● 11月15日(土) 14:00~16:45
場 所 ● 新宿リサイクル活動センター 会議室B(4階)
参加費 ● 1,000円       

P.210 「たとえ、国家間の利害対立があっても、可能な限り
武力行使をせずに、外交などの話し合いで紛争を解決すべき」
という「武力によらない平和」の理想は、やはり戦後日本に
おいて、現実を規制する「ものの見方・考え方」として広く
存在してきた。このことの意味まで否定するのは、
大きな過ちを犯すことになるだろう。もちろん、「日本の平和」
という伝統は現在、揺らいでいるのかもしれない。
ならば、今こそ、この「伝統」を継承し、発展させていくこと
の重要性を語るべきときではないのか。

14:00~15:00  愛敬浩二さんのお話
15:00~16:00  愛敬浩二さんと語り合う
16:15~16:45  アピールタイム
      ・「冤罪事件守大助さんの無実を訴える」
       上野千代さん(冤罪・仙台 北陵クリニック事件
                     「ひとり支援者の会」)
      ・「予防訴訟の現段階(控訴審)と私の思い」
       片山むぎほさん(「日の丸・君が代」強制反対
                   予防訴訟をすすめる会事務局)

                新宿リサイクル活動センター:
                  新宿区高田馬場4-10-17
                  JR・西武新宿線・東京メトロ東西線
                     (高田馬場駅から徒歩約3分)


        主催:戸山教育基本法勉強会