取次営業orz

取次の営業とは何か

取次営業の売上目標

2010-06-25 | 取次営業の仕事
サラリーマンですから、当然売上目標があります。
取次営業の売上とは一体何でしょうか。
それは担当書店の売上です。
これは担当書店の店頭販売金額のことではありません。

取次の売上は、送品-返品です。
1,000円の本を10冊送品して、4冊返品になった場合(正味77と仮定)、
7,700円-3,080円=4,620円が売上です。

担当書店全軒の書籍・雑誌・コミック・その他開発商品の送品から返品を引いた額が取次営業の売上であり、ここに目標・ノルマが課されます。「売上上げろ!」言われるわけです。

しかしながら、取次営業はほとんど送品にタッチできません。配本しているわけではないし、担当書店に何を何冊送るかを決定する権限を持っていないからです。
それどころか日々何が書店に送られているのかすら、ほとんどわかっていません。
担当書店全軒の送品伝票を毎日すべて出力してチェックすればわかるはずですが無理に決まってます。
また、返品も書店がやっているわけですから干渉できませんよね。

つまり、取次営業は課せられた売上目標を全くと言っていいほどコントロールできないのです。
「取次の営業って何やってるんですか?」と聞きたくなる気持ちもわかります。

この、コントロール不能の「売上」を上げるために取次営業は何をしているのか、また何をしろと言われているのか、書いてまいりましょう。