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トピアリー ブログ

余剰農産物を現代的な形にしたアグリクラフト

おはようございます。トピアリー宮崎です
7月7日の夜にわし座の牽牛星(アルタイル)とこと座の織女星(ベガ)が出会う伝説の発祥は紀元前の中国で生まれました。
この日に種々の願いがかなえられるという伝承も中国が発祥です。
ではいつから笹竹が登場するのでしょうか。
竹や笹に願い事を書いた短冊を吊るすならわしが書物に載るのは「太平記」(巻1、1370年ころ)。
盛んになるのは、江戸時代から。
寺子屋が普及し、習字や勉学の上達を願って広まったそうです。
「七夕送り」とは、夕方迎えた神に罰やけがれを託して翌朝持ち帰ってもらう行事だったとか。
「祓え」ですね。
伝承文化って本当におもしろい!
伝承文化を余剰農産物を用いて現代的な形にしたのがアグリクラフト。
当時の稲作経営者会議会長の方の応援を得てアグリクラフト作品を作り始めました。
その時初めて記録に残したのがハト麦を使った七夕飾りでした。
想い出深い作品です。
東京は雨がやんだようですね。
今年は天の川を渡れますように。
参考:『植物と行事 その由来を推理する』湯浅浩史 朝日選書
   『ふるさと歳時記』とよた時 富民協会



▲「七夕」アグリクラフトの原点ともいえる作品


▲あるホテルのロビーに飾っていた笹
8月中に仙台の国宝大崎八幡宮に奉納していただけるとか


▲お願い事を吊るしてきました


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