とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

見返りを求めない

2007-03-07 | 療育
久々のSTは、相変わらず特にぶーちゃんに何か指導する・・・事はなく、殆ど私へのカウンセリングで終わってしまった。
指導というと何だけれど、ちょっと一緒になって絵本を読んでみたり、輪投げを転がしてみてぶーちゃんの反応を見てみる・・・まぁ、そんなぐらいだ。
OTの様に色々家で実践したりするテクニックを学ぶ訳でもないこともあり、正直物足りなさを感じることが多いというのも本音だ。
ちなみに先日は、言語の相談というよりは殆どぶーちゃんの育児相談になってしまっていた。

最近私が気になっていること。
ぶーちゃんの好き嫌いがはっきりしてきて、全然興味の持たないものには反応も示してくれない。なので、あまり興味の持てないものに対しても何とかやってもらおうと努力してみるが、あまり芳しくない。
お友達との差もどんどん広がり、出来ていたことまで「あんまりやる気がしない」のかやらなくなってしまい、発達が行ったり来たりをしている感じがする。
色々教えてみたり、気付かせたりしようと努力しているのに、どーしてこんなに彼女の中に「入っていかないのか」。
悩んでも仕方ないし、結局彼女の発達にゆだねるしか無いから仕方ないんだけれど、頭の痛い話なんです。

まさにそんなところだ。
それを聞いていた先生は苦笑いを浮かべていった言葉。
それがまさにタイトルの台詞「子どもに見返りを求めない方がいいですよ」ってことだった。

何度か呼べば振り返る。
何か欲しければお母さんの手を引っ張って連れて行く。
きっかけは確かに自ら掴めなくても、少し手助けしてあげれば1人で洋服を着てみたりする事だってある。
それって凄いじゃないですかって先生は仰るんですよね。
だから、私言ってみた。
それだけじゃ困るんです。
いつまでたっても私が手を貸さなければ何も始らないんじゃ1人で出来るようにならないじゃないですか??
だから周りの状況をきちんと見て、今何をするべきか考えて行動を起こせるように、少しずつ教えていかなきゃいけないんじゃないですかって。
色だって少しずつ理解してくれるように教えていきたいし、靴だって差し出されてから履くんじゃなくて、ちゃんと見て1人で足を入れるように私が手を貸すのではなくて促すだけで気がついてくれるように努力する必要があるんじゃないんですか?・・・って。

・・・あたし、結構たまってたのかな?(苦笑)

そうしたら、先生はそうですねぇといった上でこんな風に話してくれた。
「でも、無理矢理させる必要はないんだと思いますよ。気付くように促して、それでも気づかなければまだその時じゃ無いんだなぁ~って位に思って、はかせてあげたって良いんですよ。興味がない段階で無理矢理やらせても良いこと無いですからね。だから色や言葉だって無理矢理教えなくたって、日々の生活の中の会話にお母さんが感じたことを話しかけていくだけで充分なんです。」
何かをした分、子どもは親に成果を返してくれるわけではない。
特にぶーちゃんのように発達に遅れがある子どもの場合、返ってくるものなど殆どないって思っても良いぐらいなのだ。
それでも親だって「人の子」だ。
一生懸命になればなるほどやはりその成果を何処かで期待してしまう。
そんな風になってしまうと、親も子どもも辛いですからね。

まぁ、そんな感じのことを話してくれた。
そんな風に言われて、ちょっとばかり痛かった。
でも、言われて始めて私も何となく自分が少しあせりすぎていたんじゃないかって思えてきたのだ。
そのきっかけの一つに、ここにはまだエントリーしてないが先月あった生活発表会での出来事があった。
お友達と一緒に参加した合唱やお遊戯で、ぶーちゃんは本当に何一つ出来なかった。
ただお友達に引っ張られてものを移動した以外は、1人でずっと衣装の裾を口に入れて体を揺らしてだんまり状態だったのだ。
なんかね~仕方ないと分っていてもあまりのダメさ加減にがっくりきたんですよね。
もうね、なんて言っていいか分らないぐらい。
頭で理解していても、気持ちは正直なんでね。
したら、先生は「そこで比べちゃうとね・・・」って苦笑いしていた。

私は知り合いにこの手の障害を持った子供もいなければ、通園などにも通ったことが無いため、比べる対象がどうしても「通常発達」と呼ばれる子ども達しかいない。
そういう子ども達の中で見れば、確かにぶーちゃんの発達はヲイヲイって状態なんですよね。
でも、先生に言わせれば通園や学校(養護学校など)に行ったら本当に「色々な子どもがいるんですよ」って事なのだ。
ぶーちゃんだけが決して特別どうというわけではなく、ぶーちゃんなりにゆっくりでも発達しているだけでも凄いことなんですよ~って。

出来ないことは「そのうち出来るようになるかなぁ」位に思っておくのが丁度良い。
長い子どもとの生活だから、無理は禁物。
ぶーちゃんたちはいわば硬い土の下に埋もれた種みたいなもので、私が出来ることはその硬い土をちょっと解しお水をかけてじっと待つことだけ・・・何でしょう。
どうしてもぶーちゃん1人に目がいってしまうために、私もついつい手をかけてしまうんでしょうね~。
少々反省(汗)

あせらず急がず諦めず。
もう一度初心に返ってのんびりぶーちゃんと付き合っていければと思います。


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2 コメント

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ST (ななちママ)
2007-03-08 01:29:25
ぶーちゃんのSTは発達相談なんですか?
でもやってもらえるだけいいですよ。
ななちは療育センターでは年長までやる必要なし!って言われてますから。
でもこのままじゃいけないと思ってやってくれる病院を探したのですが、ここでも今は早すぎると思うけどお母さんがやりたいなら・・・って感じで始めてもらいました。
始めて半年だけどやっぱり目に見えて効果はあります。

見返りか~・・・
言葉はなんか悪いけど私も求めてるなぁ。
せっかく教具を買ってもやってくれないと、せっかく買ったのにどうして?ってなっちゃったり
それでも自分の子には、少しだって成長して欲しいですよね。
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全然やってないんです・・・ (とんとん)
2007-03-08 06:31:46
ななちママさん、こんにちは♪

>ぶーちゃんのSTは発達相談なんですか?
いやね・・・私としては色々ぶーちゃんにやって欲しいのですが、先生としては「まだこの発達の状態だと具体的にぶーちゃんに指導しても効果がない」って感じに判断しているみたいで、ぶーちゃんに対しての指導は殆ど行われていない状態なんです。
なので、結局「ぶーちゃんの普段の様子を聞いてもらって、どのぐらいの発達をしているか見てもらう」って事しかしてもらっていないんです。
で、結局育児相談になってしまう・・・ってこと何ですよね。

>でもやってもらえるだけいいですよ。
STに関しては以前から色々ありまして、やっぱりうちもななちママさんのように言われて(「まだ早い」とか、「混んでいて予約が取れない」みたいな感じ?)受けさせてもらえなかったんです。
それをごり押しして去年ぐらいからようやく実現したんですけれど・・・正直期待はずれって感じかな。
実際言葉に関してはどうしてってぐらいぶーちゃんは出ないのでね。
親の願いと先生の見解が一致すれば気持ちよく色々出来るんでしょうけれどね。

どのみち今の病院でリハに通えるのはあと1年なんです。
それ以降はまた別の言語教室を検討して見てもいいかなぁって思ってるので、もう暫く様子を見てみるつもりです。

>私も求めてるなぁ。
あはは・・・でも本当それが正直な気持ちですよね。
ただ、そこのベースに愛や親の願いがあるとしても、それが行き過ぎてしまうと親子共々負担になってしまうと言うことを先生は仰ったんだと思うんですよね。

私も自分の子どもには少しでもいいから成長して欲しい。
だからついつい「次は・・・」とか、「ここまで出来たならこれもきっと・・・」とかどんどん欲が出てしまうんですよね。
でも、そのたった一つのステップですら、ぶーちゃんが出来るようになるのは大変なんですよね。
だから、次へ次へと求めるのではなく、もう少し出来たことを褒めてあげてゆっくり進めるようにしなきゃなぁって思うようにしました。
正直ちょっと最近焦りすぎて自分自身イライラして余裕が無くなっていたのでね(汗)

ななちママさんもななちちゃんも色々たくさん頑張っていていつも凄いなぁ~って尊敬してしまいます。
だから、ななちママさんが時に「成果を期待してしまう」のも当然だと思いますよ。
でも、最近素敵な言葉がななちちゃんから出てくれたみたいですね~♪
本当STの効果がばっちり現われているよ~!
感動しちゃいました♪
ななちちゃんも、ぶーちゃんも、まだまだ色々あるでしょうが、泣きつつ笑いつつも楽しく育児をしていければいいですね。
お互い適当に頑張りましょう♪



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