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ソードワールドRPG 最強戦闘理論 第2回

2017年04月16日 14時04分15秒 | TRPG

1.序文

 「ソードワールドWaltz」シリーズを読み返していました。

新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 文庫 1-5巻セット (富士見ドラゴンブック)
篠谷 志乃
富士見書房

 リプレイに登場するキャラクターやロールプレイを否定する気はさらさら無いのですが、最終巻でプレイヤーの一人であるディケイがルーンマスター技能を取ろうかどうしようか迷っていたので、せっかくなので、彼を例にして、ルーンマスター技能のチョイスの目安をアドバイスとして残しておこうと思います。

 

2.ディケイというキャラクター

 能力値の詳細はリプレイに任せるとして、簡単に説明すると「筋力が高く、精神力(MP)が極めて低い盗賊」である。

 

3.スキル選択(投稿時原文……Waltz読んでから見てね)

 ディケイは、MPである【精神力】が8しかないため、ほとんど魔法を使うことができません。

 なので、作中でも「(魔法使い系技能を)いまさら~」とか言っていますが……

 彼のメインクラスがシーフなら、1レベルでもシャーマン技能を取ることをお勧めします。

 これは魔法を使うためではなく、≪インフラビジョン(暗視)≫を使うためです。

 シャーマン技能は1レベル取得するためには、1500点の経験値が必要ですが、この技能を取得すると自動的に暗視能力を得ることができるのです。

 斥候などの夜間の単独行動で松明などの灯などを持たなくても良くなりますし、魔法生物以外ならインビジビリティ(精霊語魔法)で隠れているモンスターなどを見ることができます。


第4巻で実体の無い分身をした馬鹿がいたけど……

(シャーマン技能で、すぐに看破できる)


 あと、彼にお勧めできるルーンマスター技能はプリースト技能です。

 特にチャ・ザは1レベルからラック(神聖語魔法)という魔法が使えます。

 それ以外に使うつもりが無かったら、それを朝にかけて冒険に出かけるのもいいでしょう。

 プリースト技能は宗派によって使える魔法が追加されるので、使い勝手はいいのですが、宗派によって、禁止されてることなどがあるので注意しましょう。

 最後に実はディケイに関してはソーサラー技能はそんなに賢い選択ではありません。

 どうしても「ナジカフラグを立てたい!」という以外にこの選択をすることは避けたほうが良いでしょう。

 ただ、ソーサラー技能は「下位古代語(読み/書き)」が習得できるので、セージ技能の補助として優秀です。

 ディケイの場合……ソーサラー技能を取得するより、【敏捷】の能力値を1上げて能力値ボーナスを+4にしたほうが建設的です。

 なぜ、ソーサラー技能を選択すべきじゃないかと言うと、ディケイの武装面の問題があるからです。

 彼の特徴として【筋力】が高いのです。

 【筋力】19もあるので、本来なら金属鎧を着けて前衛に立てる性能を持っているのですが、その役をキーナに譲ってしまっています。

 本来なら、戦士として作成したいのですが、シーフのなり手がいないので、彼がシーフになりました。


僕もそういう苦い思い出があります。


 この【筋力】をシーフ技能で生かそうと思ったら、ぎりぎりまで重いハードレザーを装備して、盾と剣で前衛に立つということをしなければならないでしょう。

 しかし、ソーサラー技能を使うためには、装備をソフトレザーとクロースアーマーに限定されてしまいます。

 その装備ですと、前衛に立つには防御力が心許ないものになります。

 また、ソーサラー技能の魔法(古代語魔法)を使うためには、杖を持たなければいけません。

 武装面でも規制されるので、あらゆる面で、ソーサラー技能は冒険の足を引っ張ることになるでしょう。

 

4.結論

 今回はディケイというキャラクターを引き合いに出して、ルーンマスター技能を説明しました。

 もし、彼がルーンマスター技能を取得するなら、持っているだけで≪インフラビジョン≫と≪センスオーラ≫ができるシャーマン技能がいいと思います。

 【精神力】や【知力】が低くても、魔法使いをプレイすることができます。

 自分のプレイスタイルとルーンマスター技能の特徴を見比べて、賢い選択をすれば良いでしょう。



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