トム wish

人生経験がすこしだけ豊富なトムの日常生活や おもしろ談話などで構成してます。

懐古

2017年09月17日 09時54分54秒 | 日記

うちの家系は軍人の家系なんて言っても
元は百姓だからね〜

山の頂上に家が有り 周りを見渡せる環境でしたから、平家の落人狩りに対する見張りだったというのが亡父の説でした

確かに 家の梁(はり)の裏側には槍などが隠されてはいましたし 先祖伝来の刀などがあったのを覚えていますね

昔の話
今はもう誰も住んでないので 家は朽ち果てたと 電力会社の兄が言うのを ボンヤリ聞いたことなど
何故か 記憶が消えませんな 、、、アハ

アメリカの従兄弟達は 戦時中には
京都から
其処に疎開した記憶があると話 していました
その
従兄弟の兄さんは戦後すぐにアメリカに移住する決断をし カルフォルニアに行きました 、そして
苦労の末に一代で財を築いたことなど 今は笑い話となりましたがね〜

備前長船

従兄弟達は刀には興味が有っても所持していません
それは トムの亡父が関係しています
帝国軍人で大尉だった父が
たいへん怖かったと話していたことなどがあります、
亡父は先祖伝来の刀を軍刀に換装していたそうで
終戦間際の
その様子は ”寄らば斬るぞ〜 ”って感じだったようです

つまり、終戦時にはその刀で斬られてしまうかもしれない恐怖があったようで
トラウマになりましたかなぁ〜

なので 戦後すぐにアメリカに渡る決心も早かったかも知れないな、
そして
先祖伝来の刀はトムに渡る事なく 別の従兄弟に授けられました
亡父が云うには
”あの子に渡すと人を斬る” 、トムは残念でたまりませんでしたな

薄い紫色をした刀は いまだにトムの記憶から消えることはありません、が
亡父の判断は間違ってはいなかった、と
この歳になって理解します

多分 何人も人を斬って 撃ち殺されるのが
関の山だったでしょ!アハ
と、
いうことなんですが
トムが大人になり 亡父も老いた日のこと
その話をしたことがありましたな

父は実は刀が重くて嫌いだったし 人を斬るなんて考えたことなど無かったらしいです 刀を使うより拳銃の方が早いということなんですが 、、、

ある日大阪市の環状線の電車に 軍刀を忘れ 帰隊したところ 正門の衛兵から
大尉殿 軍刀はどちらに?と聞かれたそうです、
当時でも 刀は軍人の魂、みたいな感じ?

すぐに駅に問い合わせしたところ 車掌が発見し無事に戻ってきたそうです
軍刀は
座席の隅に立てかけたまま 誰も触る事なく
そこにあったそうです

父は厳重なる注意をされたということなんですが そこら辺は 話したがりませんでしたな、
ただ一言
”もう戦争は負けてたからな〜 ” と
呟きましたね。



またね。(*^_^*)





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