大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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継手 腰掛け蟻継ぎ

2008年06月10日 | 継手・仕口







 さてさて、継手・仕口の制作二つめの課題は、腰掛け蟻継ぎです。

継手の中では、最も基本的な形といえるでしょうか。



各部の名称は下記のとおりです




ただし、強度はそんなに強くありませんので、土台の継手などには適していますが、桁や梁などの継手などには不向きです。

捻じれを防ぐ為に目違ぃ(めちぃ)を入れる場合がありますが、土台の場合は腰掛けで十分ですね。

最初の図はよく見ると、目違ぃ入れと、目違ぃ無しがごちゃまぜになってるなぁ~





例によって、スケッチアップのモデルは、こちらからダウンロードしてください

作る時のコツは、とにかく墨を丁寧につけることです、特に芯墨がずれていたら、捻れてしまいます。


墨は細かく、彫りは大胆にがポイントですね。




それから、蟻の上端墨を半分残すことです、下端の墨は取り除くぐらいにすれば、入り仕舞となり、納まりが良くなります。


最後の、1~2cmでグッと締まるような感じで納まるのがベストです。

さぁ頑張ってくださいね~



おしまい


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あるのか?? (pupupu)
2008-06-11 20:55:52
女木・男木。
おかま木はあるのか??
pupupuさんへ (TOM-P)
2008-06-11 21:00:17
 う~ん、男木の蟻の下の目違を凹に作ると、オカマかな~

作ってみよ!
Unknown (あっちゃん)
2008-06-11 23:23:36
そうそう

それがオカマです。

って違う違う
あっちゃんへ (TOM-P)
2008-06-13 10:27:16
 いやいや、天然でオカマ継作る生徒は意外といますよ~

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