銀右衛門文庫の経済動向

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9月26日

2013-09-26 | 経済動向
東京市場は弱含む展開が予想される。前日後場の下げが日経平均採用銘柄の入れ替えに伴うリバランスが主な要因であったとすればその反動も予想されるが、ダウ平均の5日続落、円安一服基調が徐々に浸透してきており気掛かりだ。日経平均の配当落ちの影響は80円程度が予想される。アジア市場が軟調であれば、配当権利取り後の手仕舞い売りなどが強まる公算が大きい。米債務上限引き上げ問題なども重荷となる。分割権利落ちとなるコロプラ(3668)、沢井製薬(4555)、京セラ(6971)、カルビー(2229)、国際石油開発帝石(1605)、NTTドコモ(9437)などの動きに注目したい。

日経平均株価の予想レンジは14440円-14600円。

一目均衡表の転換線(14524円)を意識した展開が予想される。9/19以降で取引時間ベースの高値と安値の中値をみると、14673円(9/19)、14759円(9/20)、14687円(9/24)、14679円(9/25)となり、14700円前後が意識されてきた。その水準を下にやや放れる可能性が高く、転換線を下回れば25日線(14010円)や基準線(14002円)までの調整なども想定したい。基調に変化が生じやすいのは、10/1、10/4、10/10。当面は10/1発表の日銀短観、10/3~10/4に開催される日銀金融政策決定会合が注目材料となる。

25日のNY株式市場は下落。ダウ平均は前日比61.33ドル安の15273.26ドルで終了した。市場予想より強い米8月新築住宅販売件数の結果を好感し、住宅関連株を中心に買いが入る場面がみられた。一方、小売り大手ウォルマートが在庫の積み上がりに対応するため、業者への発注を縮小しているとのニュースを受け、個人消費の伸びが鈍化しているとの懸念が浮上した。米債務上限引き上げ問題の影響などもあり、ダウ平均は一時81.43ドル安まで下げる場面があった。
 
NASDAQは前日比7.16ポイント安、S&P500は4.65ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ10円高の14570円、ドル建ては85円高の14645円で終えた。