周囲の人達から信頼されるかどうかは、コミュニケーションの質よりも、量で決まります。
サザエさんにも出てくるサブちゃんでお馴染みの三河屋も、
「何か足りないものはありませんか?」
と、毎日磯野家に顔を出すのは、単純に顧客であるサザエさんやおフネさんとのやり取りを増やす為です。
毎日顔を出すから信頼され、注文が取れるんです。
実際ににサザエさんはよく何かあったらサブちゃんに頼んでいるでしょう?笑
つまり人は接触する回数が増えれば増えるほど、
その相手への好意も信頼も高まる生き物なんです。
これは、「接触理論」とも呼ばれ、テキサス・クリスチャン大学の研究で、
「嫌いな人でもやり取りをした後には、偏見や差別の心が減る」
という研究結果が確認されているほどです。
特に、多種多様な人種が集まるアメリカでは、
自分と異なる文化に対する偏見や差別があります。
そこで、無理矢理にでも接触回数を増やすと好意を持たれますが、
接触が少なく、「何を考えているか分からない」と思われると、
嫌悪感を持たれてしまうんです。
そこで、周囲から信頼されるには、
自分からコミュニケーションの量・総量を増やせばいいんです。
例えば、取引先から信頼されたければ、頻繁にメールを送ったり、
顔を出すようにする。
上司や同僚、部下なら、相談を持ち掛けたり、雑談をするようにします。
「提案する企画がないと顔を出しにくい」とか、
「仕事の邪魔をしそうだ」と考える人が多いですが、
それは話しかけない事を正当化する言い訳だと僕は思います(自分で言ておきながら、なんて偉そうなんだ・・・笑)。
相手も本当に都合が悪かったら、
「今は忙しいから次の機会に」
って言うんじゃないでしょうか?
話かけるのが苦手なら、挨拶から始めればいいと思います。
それも相手から挨拶されるのを待つのでは話になりませんし、意味がありません。
もはやヤル気がありますか?というレベルです。
「先手は取らせん!!」くらいの気持ちで、
相手が100メートルくらい先にいても大きな声で周り構わず自分から挨拶する(本当に僕はやっていました、何の恥じらいもなく・・・今思えばやりすぎたかも笑)。
でもここで重要なのが、返事が戻ってこなかったり、気付かれてなくても、
気にせず続ける事が重要です。
途中で諦めた時の方が恥ずかしいですから・・・(僕の経験談です)。