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《3/21読了 幻冬舎文庫 2011年刊(2007年に幻冬舎から刊行された単行本を文庫化) 【日本のエッセイ 紀行】 かたぎり・はいり(1963~)》
グアテマラと聞いても、コーヒーと、「うちの旦那はグアテマラ生まれぇ♪」っていうあのCMソングくらいしか思いつかないけど、
片桐はいりの1つ違いの弟・真さんは、中米グアテマラ共和国の女性と結婚し、家庭を持っているんだそうです。
この本は、思春期のころからあまり話をしなくなったこの弟を訪ね、しばらくの間、かの地に滞在した記録です。
グアテマラという国の状況、グアテマラ人の気質や生活習慣、食文化、著者と人々とのやりとりなど、意外と濃いめの内容。
筆者は律儀で、チャレンジャーで、独特のリズムと雰囲気を持っていて、弟家族とその周辺の人々にどんどん溶け込んでいく様子も明るくていい。
「異文化の発見」と「弟の発見(=彼はこういう人だったのか!という)」がリンクしているのもちょっと感動的でした。
弟さんが書いた温かい解説文と併せて読むと、旅行記でありながら、姉弟もの・家族ものとしてもいい作品になってると思います。
/「グアテマラの弟」片桐はいり
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グアテマラと聞いても、コーヒーと、「うちの旦那はグアテマラ生まれぇ♪」っていうあのCMソングくらいしか思いつかないけど、
片桐はいりの1つ違いの弟・真さんは、中米グアテマラ共和国の女性と結婚し、家庭を持っているんだそうです。
この本は、思春期のころからあまり話をしなくなったこの弟を訪ね、しばらくの間、かの地に滞在した記録です。
グアテマラという国の状況、グアテマラ人の気質や生活習慣、食文化、著者と人々とのやりとりなど、意外と濃いめの内容。
筆者は律儀で、チャレンジャーで、独特のリズムと雰囲気を持っていて、弟家族とその周辺の人々にどんどん溶け込んでいく様子も明るくていい。
「異文化の発見」と「弟の発見(=彼はこういう人だったのか!という)」がリンクしているのもちょっと感動的でした。
弟さんが書いた温かい解説文と併せて読むと、旅行記でありながら、姉弟もの・家族ものとしてもいい作品になってると思います。
/「グアテマラの弟」片桐はいり
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