見上げれば星の海R

宝塚は花組&月組、歌舞伎は猿之助(二代目亀治郎)
イチオシ俳優は高橋一生
元同人描きによるインドア生活日記

大河ドラマ「平 清盛」の予告を見る

2011-12-18 16:28:36 | その他感想
いやー、清盛の出で立ちの汚れ具合がイイ感じ!
「風林火山」の山本 勘助に匹敵するほどの汚さ(笑)
キレイな扮装でキレイゴトを言うキャラクターより、断然魅力的

対して、檀 れい扮する待賢門院 璋子の美しいこと!!
さすが傾国の美女・楊貴妃を演じただけのことはある。
こりゃ後白河法皇も迷うでしょう。

この辺の朝廷の人間関係は複雑なので、オンエアーに間に合うよう予習を始めることにした。
教材テキストは、永久保 貴一「カルラ舞う! ―瀬戸内怨霊経―」。
何故(爆)。
さあ、何人が突っ込んだかな

私は学生時代、崇徳上皇に関する知識はこのマンガから得たので。
最初は永井 路子の「悪霊列伝」を読み直そうと思ったんだけど、本棚に見当たらなくて。
「カルラ」を押入れから引っ張り出してくることとなりました。

「平 清盛」の作者は藤本 有紀さん。あの「ちりとてちん」(’07年・連続テレビ小説)を書いたお方だから、どうしても期待してしまう
骨太な人間ドラマであることを願います!

宝塚月組「Dance Romanesque (ダンスロマネスク)」

2011-12-11 16:45:45 | 舞台
あの「ハイペリオン」(’96年・花組)や「永遠の祈り」(’03年・星組)を作った中村 暁先生演出と知り、戦々恐々としていた。
(理由は解る方だけ解って下さい・・・辛かったよね
が、蓋を開けてみたらば、中村先生らしい無難すぎる部分はあったものの、ダンスシーン満載でなかなか良かったよん!
ダンス!ロマネスク~、ダンス、ダンスロマネスク~ ”という主題歌が耳に残った。今でも口ずさめるぐらい。

まず気に入ったのは、狂言回し役である「ロマネスクの語り部(越リュウ・あーちゃん他2名)」達の存在。
中世風のお衣装もさることながら、彼らのバックに流れる音楽がオルゴール調で、恐ろしい童話のようなイメージでとっても素敵なの
彼らは『第2章 Talisman(タリスマン)―お守り―』では、まさお&咲妃 みゆちゃんのカップルを古城にいざない、
(どうでもいいことだが、タリスマンというとセーラームーンを思い出してしまうな
『第3章 ノートルダム・ド・パリ』では、きりやんのカジモドを連れてくる。
足を引き摺りながら登場したカジモドの不気味な姿を一目見て、「ノートルダムのせむし男」をモチーフにした場面なんだな! と判った。
トップスターなのに、役のためなら醜いメイクを施し、背中を丸め膝を曲げたまま動くという負担をものともせず舞台に立つ!
きりやんの役者魂 を見ましたよ!
まりもちゃんのエスメラルダのダンスがこれまたカッコよくて。なんで娘役なのにこんなに男前なんだろう(笑)
マギー(星条 海斗)扮するフェビウスを向こうに、エスメラルダを護ろうとするカジモドに泣けた
後から知ったが、このシーンはヤンさん(元花組トップスター・安寿 ミラ)の振付けとのこと。
・・・どおりで 良いはずだわー。

全体的に見て、まさおが正2番手確定の扱いをされていたように思う。まあ相変わらず可愛いんだけどね
『第4章 月色男子(ツキイロダンシ)』のみりおもキラキラしていたけど、私は韓流苦手だからちょっと残念だった。
どうせアイドル風味ならジャニーズにしてくれよー(←あくまでも個人的見解ですよ)

きりまりコンビのダンスは本当に見ごたえがある!
小柄なきりやんが、軽やかにまりもちゃんをリフトする。無理矢理感が全く無くて優雅なの。乗っかるまりもちゃんも巧いからだよね。

中詰も踊りまくって、さて、フィナーレは待ってましたの大階段黒燕尾の群舞!
ん?何だか聞き覚えのある曲?と思ったら、きりやんが歌いだしましたよ?
こえて~こえて~、こえて~ 」・・・ゆず じゃん。
いや、良い曲だと思うよ「虹」は。でもここでか。正直カクッとなっちゃいました。

パレードのまりもちゃん。まさかのピンクのお衣装 で大階段上に登場! 思わず目を疑った
しかも淡~いピンク。うっわ、お衣装さん冒険するなあ、と思ったけど、あれ?意外と似合ってるよ?(笑)
メイク次第でキッツイ感じになっちゃう子なのに、こんなふうに優しく笑うこともできるんだね~。

同行者のMちゃんと「きりやん をリフトするまりもちゃん が見てみたい。これからはまりきりが来る!」と盛り上がり、コンビの充実ぶりに満足した一日でした。
・・・ああそれなのに。この東京公演終了後に二人して退団発表。嘘だと言って

宝塚月組「アルジェの男」

2011-12-10 21:22:30 | 舞台
作:柴田 侑宏/演出:大野 拓史
10月9日(日)、東京宝塚劇場にて観劇。

舞台は第二次世界大戦前のフランス領アルジェリア。
スラム街で育ち、いつかパリで一旗揚げることを夢見た少年が、チャンスを掴み秘書官まで上り詰める。
その過程で、一人の盲目の少女を結果的に死に追いやってしまう。
さらに悪事に手を染めていた頃の仲間に脅迫され窮地に陥る。
昔から想い続けていてくれた幼なじみの少女とアルジェに帰ろうとしたその時、銃弾が彼の身体を貫く。
引き鉄を引いたのは、盲目の少女を傍らで想い続けた青年であった・・・

★主な配役★
ジュリアン・クレール(成功への野望を抱く)・・・霧矢 大夢
サビーヌ(幼なじみ。酒場の踊り子)・・・蒼乃 夕妃
ジャック(スラム街の仲間)・・・龍 真咲
アンリ・クローデル(アナ・ベルの付人)・・・明日海 りお
ポーラ・シャルドンヌ(公爵夫人)・・・邦 なつき
ボランジュ(アルジェリア総督)・・・越野 リュウ
アナ・ベル(シャルドンヌ婦人の姪)・・・花陽 みら

再々演物ということもあり、随所に昭和の香りがする(笑)物語だった。
サビーヌが、ジュリアンを追いかけてパリに出てくるも、彼の成功の邪魔になると身を引くところとか。
生きるためにジャックの情婦になるところとか。
ジュリアンがジャックを殺すしかない、と決意して引出しから銃を取り出すところは火サス風味だし。
話の先は読めるんだけど、演出が巧いからグイグイ引き込まれた。大野先生はやっぱりイイね!

トップになってからのきりやんの役の中で、ジュリアンが一番好きかもしれない。
野望に燃えている割には可愛いの。運転手として働き始めた頃のグレイの制服&下ろした前髪に萌えた

ジュリアンを見い出したのが越リュウのボランジュ総督だ。前から言ってるけど、この組長カッコよすぎ(爆)
出会いのシーンで「財布を拾え。・・・拾うんだ!」と一喝するところなんてシビれた~
野望に燃える目の輝きを気に入ったと言い、そのまま自分の下で働かせる。
ジュリアンも悪態をつきながらも、だんだんボランジュを敬愛して行くようになる。
これ、料理次第ではBLになります(爆)

まさおのジャックもなあ。顔立ちが幼いからいまいち迫力に欠けたな。悪意 は感じられたんだが。
ことあるごとにジュリアンに嫌がらせを加え、貶めようとするんだけど、
その理由が「俺を、おいて行くなんて、許さない」だもん。
これも料理次第では(以下同文)

みりおのアンリは好印象。ああいう、内に情念を燃えさせている青年が似合うね。ちょっと怖い、危うい感じの。
しかし、アンリはアナ・ベルの自殺をどうして止められなかったのだろう。支えになることはできなかったのかなあ。その辺の、二人のちょっと尋常ではない心理が興味深い。

そしてまりもちゃんのサビーヌ。めっちゃエロいベリーダンスをありがとう!
キュッとくびれたウエスト。ナマ肌&へそ出し+ピアスに見惚れちゃったよ~(オヤジかお前は
男性ダンサーとの官能的な絡みをジュリアンに見られて、サッと楽屋に逃げる姿は乙女。うーん昭和!
ジャックからジュリアンを守ろうとした、彼女の選択も健気だったし、幸せになって欲しかったなあ。

柴田先生の作品は好きだけど、最後は女性が一人遺されることが多いんだよね。
男が斃れ、彼女の悲痛な絶叫で幕が下りる。「哀しみのコルドバ」(’95年再演・花組)を思い出したよ(←懐かし過ぎる)

僕らの音楽「直前特集FNS歌謡祭」+鬼畜人事

2011-12-03 18:46:32 | その他感想
12月2日(金)CX系放送。
宙組のお稽古風景が映ると聞いたので、23時半に の前へ。
映るとしても、ゆひさん&すみ花ちゃん(大空 祐飛&野々 すみ花)、テルくん(凰稀 かなめ)、みっちゃん(北翔 海莉)までだろうなあと思っていたけれど、テルくんの後ろで踊るともちん(悠未 ひろ)発見!
デカいことは良いことだ。すぐに判別できる
大海 亜呼さんと組んで、キリッとした表情で踊っていた。
うーん、カッコイイ。この顔に騙されるんだよなあ。
(初・お茶会で間近で見たともちんは、ほにゃ~っ と笑う癒し系大型ワンコだった。舞台とのギャップに驚いた

宙組メンバーはマッキー(槇原 敬之)、平原 綾香、鈴木 雅之とコラボするようですね。
個人的に鈴木 雅之の「恋人」は学生時代に大好きだった曲なので、この場面でともちんに踊って欲しいなあ。
大人っぽく、しっとりと、そしてエロく…
ネタとして、AKBのともちん(板野 友美)とデュエットダンスを踊ってもらいたくもあったが(笑)

楽しみだわ なーんて思いながら呑気にこの番組を見ていた頃には、とんでもない人事異動を発表していた
宝○歌劇団!
ちっとも知らなかった自分、マヌケ過ぎ。。。

シカシコレハマジヒドイ、宙組カイタイジャナイカ。

ともちんは、テルくんトップ就任後も残留するという噂だが、やはりゆひさんと同時に退団した方が本人にとっても幸せじゃないだろうか。痛切に、思う。私はね。

みっちゃんファンのショックはよっく解るよ! 私も、昔の“新専科制度”の時は激しく傷ついて、ズタズタになったもん
その後、贔屓だったワタルくん(湖月 わたる)は起死回生でトップスターになれたから救われたものの、あの時のような思いはもう二度としたくない。
でもきっと、みっちゃんの場合はかつての“新専科制度”とは違う。
檀ちゃん(檀 れい)やあすかちゃん(遠野 あすか)のように、この異動はトップスターになる前の一時的なものに違いないよ。
だからみっちゃんファンの皆様には、今は辛いだろうけど報われるまで耐えていただきたいと思う。応援してます!