真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

思いのままに10-(思考の時代が終わる2)

2012年07月18日 21時39分35秒 | 無思考の時代へ

「思いのままに10-1」 から続く

今から16年前。私は或る会社に勤めて医療関連の仕事をしていました。
そのとき、社内ベンチャーのような或る医療事業を追加して立ち上げたいと会社に申し出ました。

そしてある会社とパートナー契約を結んで始めた仕事は1年で採算に乗り、順調に業績を伸ばしましたが、2年後にパートナーとの間で問題が起きて頓挫し、パートナーを変えて一からやり直しました。
その新たなパートナーはとても非力で、仕事は上手くいかず気の重い日々が続きました。

当時私が自宅として借りていたアパートに戻る途中、後1分で帰宅するというとき、私は心の中で自分に呟きました。

「ああ、もうお終いだ」 「この先は絶壁があるだけだ」 と。

そう呟いたとき、そのエネルギーはやってきました。
後ろからやってきたような感触を私は受けました。
 
忘れずにClickしてね

何かとても困難が降りかかっているときには、真理はとてもやって来易いのです。
来易いというのは正確ではないかもしれません。
本当の自分のポジションに着き易く、本当の自分の声に接し易いと言った方が正確かもしれません。

何故ならば、或る意味自分が窮地に立たされているということで、とても真摯であったり、打ち負かされたとの思いが傲慢さを追いやり、天に(本当の自分に)縋るような謙虚さを取り戻しているからです。


「ああ、もうお終いだ」
「この先は絶壁があるだけだ」
「もう前に進めない」


エネルギー
「いいえ、進んでください」
「構わずに進んでください」



「そんなこと言っても道の先は絶壁だから進めない」
「落ちてしまうよ」


エネルギー
「いいえ、進んでください」


「だって進めと言われても橋が掛かっていない」


エネルギー
「それでも進んでください」
「橋は私たちが掛けますから」
「私たちを信じて、あなたはただただ前に進んでください」

「それがあなたの役割です」

まあ、こんなやり取りが30-40メートル歩いている間に続きました。

このエネルギーはとても純粋で信頼感の波動に溢れていました。
今でもはっきりとこのエネルギーの波動感覚を覚えています。

この後私は恐怖心を払拭して思いつくままに仕事に前向きに取り組んだのです。

      ― 続く ―

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