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セシウムではガンにならない5(放射線の真実21)

2011年08月30日 22時14分10秒 | 放射線の真実

昨日8/29の発表ですが、福島の原発から80キロ県内で300万から3000万ベクレル放射線の土壌になっているところがあるとのことです。ほとんどがセシウムによるものです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110829-OYT1T01205.htm

ちょっとこの数字は見たことがないので、人体にどうなのか私には判断できませんが、8/30の武田先生のブログでもあらためて驚いている様子がないので、しばしウォッチしておきます。
いずれにしてもこれまで内部被曝に関して危険数字は出ていないのでパニックにはならないで欲しいです。

それで、一応、今日でセシウムについての連載は終わりです。

今日は「セシウムではガンにならない1」でも少し紹介した日本医学放射線学会副理事長でもある遠藤啓吾、京都医療科学大学学長と、松本義久東京工業大学原子炉工学研究所准教授の話しの記事です。

遠藤先生が強調することは、セシウムが人体で蓄積するのは筋肉であり、筋肉は放射線には強い抵抗力を示すとのことです。
今年の初めにチェルノブイリ事故についての一番新しい報告がされていますが、やはり25年前からあれだけ多かったセシウムの被曝があったにも関わらず、放射性セリウムの被害は報告されなかったとのことです。

筋肉の話しですが、放射性セシウムはヨウ素とは違って臓器には蓄積されないで、その他の筋肉にその多くが蓄積されるのだそうです。
しかし筋肉は放射線には強い抵抗力をもちガンにはなり難いとのことです。

また半減期が30年と言われているセシウムは、体内に入っても尿から8割、便から2割が100日間で排出されます。
3.11以降、6月から7月にかけて独立行政法人「放射線医学総合研究所」が福島県民122人の内部被爆調査をしましたが、内部被爆していた人は半数以下で、最高でも3800ベクレルでした。


そもそもそ人間の体の中には体重60キロで放射線を4000ベクレル(カリウム40)常時持っていますので、それよりも少ないということです。
放射線の真実18」で書きましたが、チェルノブイリでは体重1kg当たり500ベクレル以上、つまり体重30kgとして1万5000ベクレル以上被曝した子供が376人もいました。
チェルノブイリ事故から25年経った今も、子供ですらそれで健康被害が出ていないのですから、福島の子供たちの場合はその1/4の被曝が最高ということで、心配することはないわけです。

遠藤先生は食物の被曝についても触れ、「牛肉から基準値(キロ当たり500ベクレル)を超えるセシウムが検出され、給食に牛肉の使用を自粛している学校もありますが、なにもそこまで心配する必要はない。もしこの牛肉を1キロ食べたとしても内部被曝線量は極めて微量なのです。放射能のことは何も気にせず、牛肉も野菜も新米でも、好きなように摂っても構わないと思います。(中略)すでに、福島第一原発からの放出はほぼ止まっているし、一部の放射線量の高い地域における外部被曝を除いて健康への影響はありません」と言います。

こういう書き方をすると「では福島の20キロ圏内に住んでみろ」と言われる方もいるかも知れませんが、私は住んでも怖くありません。もちろんその必要がないので住みませんが、家が例え1キロ以内でも許されれば直ぐに帰ろうとするでしよう。

また、我が家は福島県から玄米を定期購入していますが、今後もずっと福島県内の米を購入し続けます。

■次に、松本義久東京工業大学原子炉工学研究所准教授の記事から。

やはり食物。
福島県産の牛肉からは1キロ当たり4350ベクレル、女性の母乳からは1リットル当たり最大で13ベクレルのセシウムが検出されましたが、松本先生は恐れることはないと言います。
この量は牛肉だと1mSvの被曝量に達するには24キロの牛肉、母乳は3660リットル摂取する必要があるのです。
牛肉だと200gのステーキを120枚食べるということで、3日に一度200グラムのステーキを食べる人でも1mSvなのでまったく問題ないと言います(過去の事例では年間100mSv以下の被曝では健康被害が起きていない)。
母乳は赤ちゃんが毎日1リットル飲んでも、0.1mSvの被曝です。
赤ん坊の場合はデリケートにしても、松本先生は問題ないと言います。
もちろん食べたり飲んだりするのはそれだけではないので、それも加算する必要はあります。

東京のセシウム137の降下量に関しての記述もあります。
福島原発爆発後に東京に降下したセシウムは6500ベクレル/1平方メートルで、内部被曝に換算すると0.1mSvで問題の無い数字だそうです。

また1925年に時計の蛍光塗料を使ったダイヤルぺインター(文字盤に蛍光塗料を塗る職人)の被曝調査がありました。
http://members3.jcom.home.ne.jp/horumi/yakoutokei.html
これは人体にセシウムの20倍の影響を与えるというラジウムが(α線が少々)含まれています。
たくさん浴びた人は下アゴに骨肉腫を発症したケースもありましたが、長期間の場合1000mSvを浴びていても発症しなかったとの報告もあるとのこと。

ラジウムは川俣温泉、三朝温泉、玉川温泉などのラジウム温泉を連想させます。
ラジウムからはラドンという放射線を発し被曝しますが、ガンになった人は進んで被爆しに行きます。
三朝温泉には
岡山大学の診療所があり、ラドン温泉を利用した様々の療法が行われ、患者の治療に当たっています。
ラドンの放射能は半減期が3.8日と短く(
物理学的半減期)、体内に入ると更に短く20-30分が半減期です(生物学的半減期)。。そして2時間で体から消えてしまいます
とはいえ、
ラドンのαは強い放射線で肌を通過しないために、入浴はお湯の表面の放射線のガスを吸い込む(内部被爆する)ように意識して入浴する温泉ですので体は可なり影響を受けるはずですが、それでもガンが治った(放射線から良い影響を受けた)という噂が絶えず、三朝温泉には毎日多くのガン患者が詰めかけます(以上とびら)。

また、マウスの場合にセシウムと同じ性質のトリチウムを1年間328.5mSv投与しても寿命の短縮は見られなかったとのこと。仮に実験用のネズミが200グラムとすると、60キロの人間はその300倍の体重ですから、年間の被曝は9万8,550mSvです。人間とネズミでは簡単に比較できませんが、それにしても大変な量です。

いま騒いでいる放射線騒動は一体なんなのかと思ってしまいます。

一連の連載は終了です。

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